”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

認知症予防と高齢者の食事について学びました

2015-01-10 11:14:57 | 健康・病気

厚生労働省が、1月7日に

「2025年には、認知症の人が約700万人に達する」

との推測を発表しました。

  

そして、1月9日には大阪市立大学の研究チームが

アルツハイマー改善物質を開発したと発表されました。

  

そんな中、良いタイミングで

「認知症予防と高齢者の食事」について

学ぶ機会をいただきました。

  

 

●「加齢によるもの忘れ」と「認知症による物忘れ」の違い

 年をとれば誰でも、すぐに思い出せなくなったりしますが、

 認知症は、それとは違います。

 例えば、朝ご飯を例に挙げると

  加齢による物忘れ

   ・朝ご飯を食べたことは覚えている。

   ・朝ご飯のメニューが思い出せない。

  認知症による物忘れ

   ・朝ご飯を食べたこと自体覚えていない。

   (だから、「うちの嫁はメシも食わせてくれん!」となるわけです)

 

  

 

●認知症の予防につながる習慣

  食生活に気をつけましょう。

   ・塩分控えめ

   ・甘いものの摂り過ぎに注意

   ・野菜を食べる

   ・お酒はほどほどに

 

  適度な運動をしましょう。

   ・有酸素運動と無酸素運動をうまく組み合わせる

   ・「ながら運動」を生活の中に取り入れる

 

  生活を楽しみましょう。

 

  人と積極的に交流しましょう。

  

 認知症の原因には、脳血管障害もありますから、

 生活習慣を改善することは大切ですね。

 そして、いくつになっても生きがいを持つこと、

 地域の中で知り合いを増やすことも大事なことです。

 

 さらに付け加えるとするならば、

 認知症の発症から受診まで時間がかかっていることも問題です。

 「まさか、あのしっかり者の父が!?」と

 認めたくないのは、家族としては当然のことだと思いますが、

 疑いを持ったら、早めに受診しましょう

 

  

  

●高齢者の食事

 調理実習は、高齢者のための「やわらか食」。

 

  ・豆腐グラタン

  ・白菜あんかけの茶わん蒸し

  ・ブロッコリーのチーズクリームスープ

  ・すりおろしりんごゼリー

  

やわらかい食事というのは

どうしてもたんぱく質や食物繊維が少なくなってしまうのですが、

その欠点をしっかりカバーしたお料理ばかりでした。

さらに、片栗粉でとろみをつけたり、

ゼラチンを使って、喉ごしを良くしたり、

飲みこみやすくする工夫もされています。

 

  

さあ、これを地域でしっかり伝えていかなきゃ!!

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする