ご近所の畑にきれいに吊るされているわら。
なかなか趣のある風景なのですが、
ずっと何ができるのか気になっていました。
で、私のことですから、作業を始めた農家さんに直撃! ^_^;
この後、1時間もしないうちに、このようなものが完成。
これは、さつまいもの苗床だったのです。
さつまいもは、ツルを挿して植え付けを行いますが、
そのツルを育てるための場所だったのです。
2月の終わり頃から3月の上旬頃に、ここに種芋を植えます。
そして、発芽をさせ、苗となるツルを育てるのだそうです。
今では、この作業はほとんどがハウス内で行われています。
ハウスが、空気全体を暖めるのに対し、
この藁の苗床は地温を上げ、発芽を促進さえる効果があります。
もちろん、この藁は、農家さんが自分の田んぼのお米を
収穫した後の藁を使っています。
「昔は、このあたりの農家は、みんなやっていたけど、
今は、こんなことをやる家は10軒あるかないか・・・。
でも、材料があるからね。
半分遊びで続けているよ。」
と、おっしゃいました。
この苗床、昔の呼び方では「さつま台」と言うそうです。
そして、「さつま台」には紅はるか、安納芋の種芋が植えられる予定とか。
「今度は、植え付けの時に見にいらっしゃい。」
と言ってくださいました。
春の訪れが待ち遠しいです。 (^O^)