先月、野菜ソムリエ仲間のイモ姐さんから
伊勢のお土産でいただいた亀山紅茶。
この紅茶をいただくまで、三重県亀山市が
戦後から昭和40年代にかけて、
日本有数の紅茶産地であったことなど全く知りませんでした。
その当時、亀山市で最も多く栽培されていた紅茶品種が
べにほまれです。
べにほまれは日本初の紅茶専用品種で、
「日本紅茶として初めて海外の紅茶に追いついた。」
と評されるほどの品質を武器に、
昭和30年代には海外にも輸出されていました。
しかし、海外産地とのし烈な競争の中で、
産地はしだいに衰退していき、
紅茶茶園は緑茶栽培へと切替わっていきました。
べにほまれは、幻の紅茶になってしまったのです。
しかし、このべにほまれ紅茶を復活させようという取り組みが、
平成23年度から亀山市内の茶業関係者を中心に始まりました。
亀山紅茶は、和紅茶らしい甘みとともに、
上品な渋味も感じます。
ゆったり、じっくり味わいたいと思いながらも、
なつかしい香りに、
大学受験の頃の不安定でわさわさした気持ちをを、
つい思い出してしまいます。 ^_^;
べにほまれの茶園が再生し、
液晶テレビと同様に「世界の亀山ブランド」
と呼ばれる日が来ることを願いながら、
2杯目の紅茶をいただいております。 (*^_^*)