先週は、胃痛、吐き気、むかつきなど
胃の不快感に大変悩まされました。
その症状が出たタイミングで処方された漢方薬があったので、
その薬についてネットで調べてみたところ、
副作用のところに「胃部不快感」と書いてありました。
服用をやめてみたところ、
胃の症状は改善し、食事も摂れるようになりました。
薬局で、過去に処方された漢方薬の記録を確認してもらったところ
以前も同じお薬で、同じ症状が出ていました。
(数年前のことなので、すっかり忘れていました)
そのお薬は、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)。
簡単に言えば、血行を改善するお薬ですので、
女性の中には、これを飲んだことがある方も
大勢いらっしゃることでしょう。
構成している生薬は
・桂皮・・・シナモン
・シャクヤク・・・シャクヤクの根
・茯苓(ぶくりょう)・・・マツホドというサルノコシカケ科の菌類の一種で
その菌核の外層をほとんど取り除いたもの
※菌核とは菌糸の集まりでできた硬いかたまり
・桃仁・・・桃の種子を乾燥させたもの
・牡丹皮・・・牡丹の根皮を乾燥させたもの
こうしてみると、生薬のひとつひとつは
多くの漢方薬に使用されている代表的なものばかり。
それらが使われているお薬は、何度も飲んでいます。
ただ、漢方は生薬の組み合わせ。
私には、この桂皮茯苓丸のブレンドが
どうも合わないらしい・・・。 (>_<)
自然の草から木から採った、体に良いもの・・・
と、ここまで書いて、私はカレーのことを思い出した!
私は、数種類のスパイスを毎回ブレンドして
カレーを作っていますが、
我が家でお気に入りの「カルダモン、クローブ多め」が
口に合わない人もいます。
同じスパイスを組み合わせているつもりでも、
割合をちょっと変えると、違った味のカレーができることも・・・。
漢方薬も似たところがあるように感じます。
素晴らしい生薬の組み合わせでも、
自分の体質、あるいはその時の体調に合わないこともあります。
信頼できるお医者さまや薬剤師さんが近くにいてくださって、
何でも相談できることは、本当にありがたいことです。
今回も学ばせていただきました。(^^)