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”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

漢方とカレーの関係?

2014-06-12 09:53:37 | スパイス

先週は、胃痛、吐き気、むかつきなど

胃の不快感に大変悩まされました。

その症状が出たタイミングで処方された漢方薬があったので、

その薬についてネットで調べてみたところ、

副作用のところに「胃部不快感」と書いてありました。

   

服用をやめてみたところ、

胃の症状は改善し、食事も摂れるようになりました。

  

薬局で、過去に処方された漢方薬の記録を確認してもらったところ

以前も同じお薬で、同じ症状が出ていました。

(数年前のことなので、すっかり忘れていました)

   
    

そのお薬は、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)。

簡単に言えば、血行を改善するお薬ですので、

女性の中には、これを飲んだことがある方も

大勢いらっしゃることでしょう。

Img_9320

    

構成している生薬は

 ・桂皮・・・シナモン

 ・シャクヤク・・・シャクヤクの根

 ・茯苓(ぶくりょう)・・・マツホドというサルノコシカケ科の菌類の一種で

              その菌核の外層をほとんど取り除いたもの

              ※菌核とは菌糸の集まりでできた硬いかたまり

 ・桃仁・・・桃の種子を乾燥させたもの

 ・牡丹皮・・・牡丹の根皮を乾燥させたもの

    

こうしてみると、生薬のひとつひとつは

多くの漢方薬に使用されている代表的なものばかり。

それらが使われているお薬は、何度も飲んでいます。

   

ただ、漢方は生薬の組み合わせ。

私には、この桂皮茯苓丸のブレンドが

どうも合わないらしい・・・。 (>_<)

    
    

自然の草から木から採った、体に良いもの・・・

と、ここまで書いて、私はカレーのことを思い出した!

私は、数種類のスパイスを毎回ブレンドして

カレーを作っていますが、

我が家でお気に入りの「カルダモン、クローブ多め」が

口に合わない人もいます。

同じスパイスを組み合わせているつもりでも、

割合をちょっと変えると、違った味のカレーができることも・・・。

   
   

漢方薬も似たところがあるように感じます。

素晴らしい生薬の組み合わせでも、

自分の体質、あるいはその時の体調に合わないこともあります。

信頼できるお医者さまや薬剤師さんが近くにいてくださって、

何でも相談できることは、本当にありがたいことです。

今回も学ばせていただきました。(^^)

コメント (2)
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