片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

高齢者への癒し充分 映画”着る物で心が躍動する”、封切館はご婦人列をなす!

2015-02-09 14:23:58 | 「脳卒中」友の会

明け方冷え込みに目覚め、9日から10日は、北日本を中心に今季最強クラスの寒気が流れ込む。
日本海側は広く大雪。北陸では24
時間で1メートルの雪が降る恐れ。風が強く、猛ふぶきにも警戒。
北陸には、大雪の目安となる、上空約5000メートルで氷点下36度以下の寒気が流れ込むでしょう。
頻度としては数年に一度のレベル。(tenki・jp)

JR大阪駅北側にある駅ビル「大阪ステーションシティ・ノースゲートビル」の西館が「ルクア1100(イーレ)」と店名を変更し、2015年4月2日にグランドオープンする。(日経トレンディネット)

          

            

9:00 北風の寒気に震えながらアヴェルデマンション32段階登って鍼灸院「ぬくの木の森」治療院訪れ、感覚の無くなったジンジンする指先で診察券提出。
月曜日午前中勤務鍼灸師Nさん片麻痺硬直予防ストレッチ治療をお願いする。
受診初めは物理療法、フル暖房の室内治療ベッドへ仰臥姿勢、腹部・足首へ電源盤を当て温熱と刺激で全身の血行を促し、マッサージの事前準備を受ける。

N先生の特徴は、全身筋肉が柔和になったところで鍼灸手技開始、両手は前腕二頭筋の起始・手首へ、両足は脹脛筋の起始・足首の左右へ鍼を打ち、事後お灸を据えられる。
その後の鍼灸は、「仰向向き姿勢」の顔面・頭頂 並びに「うつ伏せ姿勢」の肩・首筋へ、感触特徴は鍼を打つと下から筋肉がハリにまとわりつくようで「ツボ」にピッタリはまっている。
          

          
鍼灸効果は、深夜の寝返りで硬直麻痺左足を延ばすと不思議に硬直麻痺左手の平が開き、指先が伸びる嬉しい事をしばしば体験する。
激痛伴うストレッチは「仰向き姿勢」、麻痺左足は内側への曲がり矯正で外側へ捻じ曲げ、ベッドへ押し付けること3回、足首関節は左右に各3回大きな疼痛なしに受診。

下肢のストレッチは問題無いが上肢の硬直は、1、手首関節 2、肘関節 3、肩関節に渡るのでそれぞれの固まった関節を動かす事には疼痛は避けられない。
患者側からすれば3関節共に稼働せしめることは不可能と思うがN先生は、ストレッチ前に、筋肉の起始・停止のツボを巧みに指圧揉み解される。

骨を動かすためには、筋肉は必ず2つ以上の骨にまたがっていなくてはなりません。
1 つの筋肉には、「引っ張る側」と「引っ張られる側」があるので、起始・停止をコントロールしてから各関節を左右廻旋・屈曲の手技は3回、顔をゆがめ息を吐きながら我慢の10分間。

         

         

             

終了後、自分へのご褒美に、売布ピピアめふ5階「シネ・ピピア」ロードショー『繕い裁つ人つくろいたつひと』観映に向かう。
池辺葵の漫画『繕い裁つ人』を映画化、町の仕立て屋にスポットを当てた映画が1月末から上映され評判を呼んでいる。
上映時刻10:40分、到着時チケット売り場は行列、「シネ・ピピア」では珍しい現象に驚く。
臨時席(パイプ椅子)と断られた上で入場、片麻痺患者には安楽椅子より、尾骨を直立に座れる折り畳み椅子を好んで希望する。

『繕い裁つ人』は、祖母が始めた小さな洋裁店を受け継いだ職人気質の2代目店主・市江を中心に、服によって繋がる人生模様を描いた作品。
市江役を中谷美紀が演じるほか、三浦貴大(みうら たかひろ)、脇役に演技派 片桐はいり、黒木華、杉咲花、中尾ミエ、伊武雅刀、余貴美子らがキャストに名を連ねている。
メガホンをとったのは『しあわせのパン』の三島有紀子

             

             

あらすじ:市江(中谷美紀)は祖母が始めた洋裁店を継ぎ、町の仕立て屋の2代目店主として日々年季の入ったミシンの前に座っている。彼女が職人技を駆使して丁寧に仕立てる洋服は、依頼人たちを喜ばせていた。職人気質の市江はブランド化の依頼にも目もくれず、その服に袖を通すたった一人のためだけのオーダーメイド服を縫うだけで幸せだったが……。

 服を通して結び付く人々を描く心温まる物語に魅了される。
メガホンをとった三島有紀子、女性らしいアングルの捉え方に引き付けられる。
☆坂道の神戸らしく「南洋裁店」へ通う人を坂道上から捉え 
☆「団子」と「ケーキ」を対比的に演出、ユーモアが満ち溢れる 
☆市江役中谷美紀と藤井役三浦貴大とロマンスは観る人の捉え方に任す手法に「ウーン」とうなる
☆前作「阪急電車」で中谷美紀が魅了したウエデイングドレス姿を「車椅子」」女性に託したシーンは心憎い。

観映感想:

◆現代が忘れたもの、有名で高価なブランド名がステータスだという価値観しか持てなくなった今を反省。

◆全体に流れるトーンはゆったりと心に沁み渡る良作。映画館で観る価値が十分にある映画だと思った。

◆派手さなく、割に淡々と話は進み、じわじわ体に染みてきます。見終わった後、気持ち良く映画館を出てきました。

◆自分にできること、今を生きる自分にしかできないことをやりたい、生きることを真正面から捉えている。「生きる」勇気を充分頂戴した。