西村賢太「二度とはゆけぬ町の地図」読了
私の姉がこの作家にはまっておりまして、「できの悪い息子を見てるみたいで、放っておけない」とのたまっております。
で、借りて読んだんですが、ここまで書くか!というくらい浅ましいというか、生々しいというか、この作家の書く小説は、いわゆる「私小説」なんですが、作中に書かれていることは、多分フィクションではないと思われます。
本作品には、4編の短編が収められており、いずれも北町貫太こと西村賢太の若かりし頃(17~18才)のことが描かれております。
まぁ、内容は今までの小説と似たり寄ったりなんですが、ここまで男のずるさ、卑怯さ、情けなさをあらわにされると、少しいたたまれない気持ちにさえなってきます。
でも、姉の言葉ではないんですが、「しょうがねぇなぁ」という共感にも似た気持ちが湧いてきて、なんとなく親しみを感じてしまうのも事実です。
もう、同作家の小説は何冊も読んでいて、ワンパターンの感もあるので、自分でお金を出して買う気はないんですが、人に借りて読む分にはめちゃ面白い作家ですねぇ(笑)
私の姉がこの作家にはまっておりまして、「できの悪い息子を見てるみたいで、放っておけない」とのたまっております。
で、借りて読んだんですが、ここまで書くか!というくらい浅ましいというか、生々しいというか、この作家の書く小説は、いわゆる「私小説」なんですが、作中に書かれていることは、多分フィクションではないと思われます。
本作品には、4編の短編が収められており、いずれも北町貫太こと西村賢太の若かりし頃(17~18才)のことが描かれております。
まぁ、内容は今までの小説と似たり寄ったりなんですが、ここまで男のずるさ、卑怯さ、情けなさをあらわにされると、少しいたたまれない気持ちにさえなってきます。
でも、姉の言葉ではないんですが、「しょうがねぇなぁ」という共感にも似た気持ちが湧いてきて、なんとなく親しみを感じてしまうのも事実です。
もう、同作家の小説は何冊も読んでいて、ワンパターンの感もあるので、自分でお金を出して買う気はないんですが、人に借りて読む分にはめちゃ面白い作家ですねぇ(笑)