川上未映子「わたくし率イン歯ー、または世界」読了
これ、すごいです。びっくりしました。どこがすごいって?まぁ読んでみて下さい。もうね、これは小説の域を越えてます。立派な哲学書です(笑)
主人公の私は「わたし」が「私」であるために脳でもない、かかとでもない、ましてや目玉でもない、私の奥歯を「私」であると決めたわけです。そこに異論を唱えるつもりはまったくないんですが、そこに至る過程がね。何度読み返してもきちんと理解できないんです。その、理解できなさ加減が楽しめました。
最後の部分の展開は、ちょっとねぇって感じだったけど、全体の出来としてはそれを補って余りある迫力でした。
すごいです。この作家。
これ、すごいです。びっくりしました。どこがすごいって?まぁ読んでみて下さい。もうね、これは小説の域を越えてます。立派な哲学書です(笑)
主人公の私は「わたし」が「私」であるために脳でもない、かかとでもない、ましてや目玉でもない、私の奥歯を「私」であると決めたわけです。そこに異論を唱えるつもりはまったくないんですが、そこに至る過程がね。何度読み返してもきちんと理解できないんです。その、理解できなさ加減が楽しめました。
最後の部分の展開は、ちょっとねぇって感じだったけど、全体の出来としてはそれを補って余りある迫力でした。
すごいです。この作家。