ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

咳の発作

2016-11-22 21:40:15 | Weblog
 風邪は、もう、7割方治っているかと思いこんでいたら、そうではなかった。
 今日は普通の外来担当ではなく、午前中に出張一件、午後はインフルワクチン外来のみで、比較的余裕のはずだった。
 しかし、行くと、胃管が抜けており、確認はインフルワクチン後しか、場所が取れなくて、タイムスケジュールが厳しかった。
 午後のインフルワクチン外来は、事前確認だけなので、飛ばせると飛ばしていったら、ノドに違和感、軽いヒリヒリ感を感じるようになり、3時過ぎの某患者さんの時に、突然、声がかすれて、咳が発作の様にこみ上げてきて止まらない。
 ゆっくり呼吸しようとしても、咳のこみ上げが強く押さえられない。
 患者さんを待たせて、内廊下で咳き込んでいると、咳の直後に、気管の密着する様な感じがして、息を吸うのも吐くのもできなくなる窒息感になり、気管が狭くなったのは、ほんの数秒だけど、ずっと続きそうな感覚で焦った。
 ふさがりそうになった気管は必ず復元するとじっと耐えて数秒、やっと、空気は通ったけれど、咳は続く。
 声を出すと咳が誘発されるが、とにかく、待たせている方を終えなければならない。
 必死のかすれ声で話して、その後は、見に来てくれた隣診察室の医師に暫く委ねた。委ねることができて良かったと心底思った、謝々。
 そして、看護師さんが外気の吸える所に連れて行ってくれて、小休止。
 何分休んだかわからないけど、漸く落ち着くことが出来た。
 窒息を感じる程の咳発作の体感学習は重く、明日が休日で良かった。

外来が遅くなり、胃管確認で場所予約をしていたスタッフが気にして見に来てくれていた。 
 造影剤を入れての確認は、OKで最後はかろうじて締まった。

※ 早朝地震のユーラユラ、ちょっと長いとみんなビビる。
コメント
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