ブラックファイブ

あのDr.ブラックジャックの半分以下なので、ファイブとします。命燃え尽きるまで、経験と知識からブログをやろう。

採血時神経損傷

2015-01-07 22:27:01 | Weblog
 今日は少なめの予約外来で、割り込みは二人だけだったけど、その一方は昨日の当院の対応にやや問題があったそうで、その後始末を依頼され、致し方ない。
 採血の為に針を刺したが、静脈に上手く当たらず、探すうちに神経を刺してしまった様だ。 
 当然、普通以上の激痛があり、ミスはあり得るが、その直後の対応に不十分さが幾分あった模様に思えた。
 その対応とは、いつも以上の痛みを感じさせてしまった時は、どうすべきかまで気を回していたら、もっと、問題は小さくできていた可能性があるのは残念。
 採血時神経損傷、安易にネット検索をすると、1万~10万回に一回位起こるという様で、大概は数日から、長くて3ヶ月位で軽快するとある。
 ただ、中にはもっと後遺症が残ってしまう場合もあるともあった。
 みんな神経走行は様々なので、当然ながら、極力よく見えた皮静脈で穿刺するようにと書いてある。
 一回刺して、静脈に当たらないと、つい、二回目刺すのはちょっとと思い、刺しなおしする前に、その場所から、皮下で血管を探す行為を行う事が大半で、ただ、皮下で探りまくられるとかなり痛い。
 少々の探索で無理な場合は、さっさとあきらめて、「御免、もう一回お願い。」とした方がよさそう。
 つまり、肘の内側で刺す事が圧倒的に多いが、難しそうなら、最初から手背でもよい。
 手背の方が、肘よりちょっと痛いが、二回刺されるよりも絶対に互いに楽。

 夕方に研修医と中心静脈穿刺を、右鎖骨下静脈から行った。
 研修医は、鎖骨下静脈は初めてと言ったので、事前にビデオ見せて、少しだけイメージを作って貰い、直前に話して、開始後もずっとコーチをしていたら、一回目の穿刺で、無事に右鎖骨下静脈に入り、その後のカテーテル挿入も上手くいって、事後のレントゲン確認もOKで、優秀に終えられて、良かった。
 順調は自信につながる。

※ マクドナルド、異物混入はちょっと多すぎ?
コメント
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