マル鉄・鉄道写真館

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165系:急行「なすの」

2011-07-09 00:30:00 | 国鉄・JR急行列車
165系:急行「なすの」


「なすの」は、上野~宇都宮・黒磯を結ぶ急行列車です。
準急時代は157系が使用されましたが、その後急行に格上げ、165系電車が使用されるようになり、本数も増えていきます。

急行「なすの」は、その名のとおり上野→黒磯間がメインな訳ですが、宇都宮行きや、黒磯行きでも宇都宮~黒磯間が普通列車になるものもありました。
さらに、455系を使用した「なすの」が上りの1本のみ設定されており、白河発の急行と黒磯発の普通列車が別々に本線を走り、宇都宮で併結されて上野を目指すという大変珍しい形態の運用でした。
また、変わったところでは、昭和53年10月の改正くらいまでだったと思いますが、115系を使用した「なすの」「日光」もありました。宇都宮にEF57の写真を撮りに行ったとき、偶然に乗り合わせたことがあり、ガッカリした記憶があります。



昭和52年頃 宇都宮駅にて 「なすの3号」

集約臨の155系と並ぶ急行「なすの3号」。



昭和58年10月5日 黒磯駅にて

165系を使用した「なすの」で、黒磯駅では2番線又は3番線で折り返しとなります。

165系の場合、基本はグリーン車を1両含む7両編成で、運用によって途中宇都宮で増結したり、急行「日光」(7両編成)や「わたらせ」(3両編成)を併結した、10連か14連の編成で運転されていました。

私が写真を撮り始めてからはヘッドマークは既に無く、「日光」とも「あかぎ」とも「ゆけむり」とも「草津」とも全く区別の付かない急行列車で、趣味的には非常に面白くありませんでしたので、写真も僅かしか撮っていません。

昭和60年3月のダイヤ改正において、急行「なすの」は新特急へと移行され、発展的解消を遂げています。

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