ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ストーブ焼き芋その後

2019-12-09 09:02:06 | クッキング

 ほら、前回は焦がしちまっただろ、焼き芋。寒さもゆるゆる厳しくなってるから、傷まないよう気をつけないとね。母屋って言っても、土間じゃヤバい。サツマイモって10度以下だと、変質するって話しだし、これまでもずいぶんそれで無駄にしてきた。まずは、ストーブの前に避寒保存だ。

 よしっ、これで大丈夫!で、忘れちまうわけだ。いかんいかん、せっかく育った安納芋だぜ。10本の苗が4本に減って、そいつらも細々と育って、どうやら数キロ取れたって貴重な芋だ。最後の1個まで食べ尽くさにゃ。

 で、ふっと思いついた。ストーブ焼き芋、前回盛大に焦がして失敗したきりだったよな。半分以上炭になったが、食べられる部分は、ほほーっ!のおいしさだったしな。ここはぜひとも、成功させなくっちゃならんぜ。

 失敗の原因はまず、火力、ガッガと燃え盛った後の熾きの中に焼き芋器を突っ込んだんだが、それでも強かった。ってことは、まだ薪が大手を振って炎を吹き出す前がねらい目ってことだ。消えない程度に火種ができたところで、ぶっとい奴を横たえ、その上に焼き芋器を置いた。あと、忘れないことな。この容器、思いの外、熱効率がいいんだ、陶製だから。

 まだ早いんじゃね?ってところで、取り出してみる。おおっ、いい匂いするぜ。触ってみる、柔らかいぞ、大丈夫だ。焦げてもいない。

 ふうふうしながら、皮を剥く。おおーっ!するすると剥けていくじゃないか。実と皮がきれいにわかれる。これはいい!安納芋の特性か?それとも、上手に蒸し焼きできたからなのか?

 一口、がぶり!おおおーっ、甘いぜ。まったりと舌にまとい付く芋の旨味!色合いも、オレンジ色に近い濃い黄色、これも食欲をそそる。これは、間違いなく安納芋じゃ!前回よりも色も甘みも増したように感じるが、熟成ってやつかな。これなら、焼き芋ばかりか、スイーツポテトにも、きんとんにもなる。そう、きんとんなんて、クチナシで黄色く色付ける必要もないぜ、この黄色さなら。日持ちも悪くないようだし、こりゃ、来年も安納芋だな。ただ、根つきの悪さは、なんとか工夫せにゃならんけど。

 試しにと焼いた4本、あっという間に、ペロリ!うーん、昼飯は抜きだな!

 

コメント
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