ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

地域情報誌あずま~るの威力!

2018-06-17 08:13:58 | 菜の花座

 待ってたぜぇ、あずま~る!6月号、配布開始だ。巻頭特集は言うまでもなく、菜の花座!これが良い出来なんだ。表紙の全員集合写真、いかにも劇団って雰囲気が匂いたってるね。写真の色調も、どことなくセピアっぽくて、7月公演『予兆 女たちの昭和序奏』の味わいが感じられる。もちろん、着ている衣装といい、前に置かれた古風な道具類といい、芝居のの中身をたっぷりと髣髴させている。メンバーの表情もいいねぇ。最高の笑顔を一人残らず捉えきってる。うん、これだけで何十枚と撮ったからね。1枚に賭ける写真家の執念だ。

 

 本文の方も、手短ながら要領よく菜の花座の今を伝えている。最年少、最年長、そして、花形女優に中堅男優、このインタビュー設定も適切だ。一人一人から30分近く聞き取った内容から、エキスとも言うべき言葉を見事に抽出している。この絞り込むっていうのは、とても難しい編集作業なんだ。あれも書きたい、これも逃したくない、と散漫になりがちなところを、ぐっと堪えて、ここだ!ってポイントに注力する。団員が感じる菜の花座の芝居つくりとか、舞台上の失敗談義とか、演劇の楽しさや効果とか、4人の相手から異なる感想を引き出して、まとめている。それが多方面から菜の花座や地域演劇というものを巧みに描き出すことに成功している。

 写真をたくさん載せてくれているのもとってもいい。練習風景の動画も見られるサービス付きってのも、意欲的だね。

 そんな素晴らしい菜の花座コマーシャル誌が、置賜2市2町に全戸配布だってんだから。こりゃ浮かれちまうよな。先週のYBCの番組「時を超えて」で取り上げてもらったのもありがたかったけど、なんたって、全戸配布でしかも紙媒体だから。テレビ番組のように次の瞬間にゃ消えちまうってもんじゃない。少なくとも資源ごみに放り込まれない限り、各家庭のお茶の間に残り続けるわけだから。可能性として、家族全員が目を通せるってことだもの。

 その効力、さっそく現れた。配布日当日、ジムに行ったら、挨拶代わりの一言が、「見ました、あずま~る。座長なんですねぇ」って、若いスタッフ。ZUMBAのクラスでは、知り合いの人から、「芝居見に行きます」って早くも宣伝効果抜群だぜ。その後、家から出る機会がないので、既読者の反応は聞けていないが、おそらく多くの置賜人が読んで何かしら感じてくれたことだろう。

 刷り上がったあずま~る、たくさん分けてもらった。これ、チケット販売の強力な助っ人になる。特に、配布対象外の長井、白鷹、小国の団員たちは大量に抱えて帰って行った。観客動員の上でも大いに力になるし、仮に見に来てくれなくとも、菜の花座の存在はかなりのプラスイメージで地域に定着することだろう。そいつぁ、虚名ってことじゃない。菜の花座、見知ってもらうだけのものはすでに十分持っている。その実態が正当に知れ渡るってだけのことだ。

 世間の認知が、劇団の意欲を高める。さらに高みを目指すモチベーションなる。『予兆 女たちの昭和序奏』、思いがず大きな足掛かりを築いてくりそうだぜ。

 改めて、あずま~るに感謝だな。

コメント
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