ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ごはんパンデニッシュ、上手く行ったじゃない!

2018-06-04 08:40:32 | 食べ物

 ベーグル食べたいから、って注文あったんで、ついでにデニッシュに挑戦してみた。

 ごはんパンでデニッシュ?うーん、ちょっとハードル高いんじゃない。バター挟んで何度も折り返すって、ごはんパンの生地じゃきっと無理だぜ。まっ、長年の経験からの思い込み、ってやつ。

 でも、ただのアンパンやクリームパン,飽きたしなぁ。農繁期に突入して体の方もカロリーたっぷり要求するようになってきてる。口当たりの滑らかさも欲しいよね。ファミマで買ったデニッシュレーズンが思いがけず美味かったこともあって、こりゃ一丁、ごはんパンデニッシュペストリー行ってみるか。本格的にバター叩いて薄く伸して、なんて面倒だ。適当にいい加減、やれる範囲でやってみようぜ。

 バター100%だと、伸展性に欠けるから、バターがったぷり入った高級マーガリンで代用。これなら、手のひらの温度で滑らかに伸び広がってくれる。普段通り200回たたいて仕上げた生地、これを麺棒で伸ばして、その半分に2センチ厚さに切り出したマーガリンをのせて生地で包む。端を閉じたら、手でグイグイと押し広げていく。マーガリンと生地をなじませつつね。ある程度大きくなったら、畳む。なぁに、二つ折りでも三つ折りでも構やしない。生地の上からマーガリンの偏りがわかるから、そんな部分はマーガリンが行きわたっていない部分と合わせる。

 大切なことは、生地が破いてマーガリンをはみ出させないこと。って言っても、破れそうになったら、粉を振り、マーガリンの少なそうな生地部分を重ねて蓋をしてやりゃいい。そう、適当、適当。ごはんパンの生地、思いがけず滑らかで伸びるなぁ。小麦粉100%より、柔軟性が高いんだ。なるほど。冷蔵庫で30分ほど休ませて、再度同じ作業を繰り返す。で、また、生地を休ませる。家庭用冷蔵庫に生地を突っ込む、ここがちょっと大変なところだな。いろんなもの入ってるからね。

 取り出したら、麺棒で広げる。製菓用冷凍庫でかちっと冷やされたわけじゃないから、生地はかなり発酵していて、ぷよぷよ。でも、幸いマーガリンは溶け出しちゃいない。本当は厚さ3~5ミリに伸ばすんだが、そんなの無理、できっこない。そんなら妥協。1センチ強分厚さだって構やしない。それに合わせて簡単な成型すればいいってことよ。

 正方形に切って自家製餡をのせてくるっと巻いてロール状にするとか、長方形のものは市販チョコレートを挟んで二つ折り。大きく伸ばした生地はシナモンシュガー振ってラム酒漬けレーズンを満遍なく広げて、端からくるくると巻いて小口切り。半端になった切れ端は、そのまんまカップ型に敷いてプルーンジャムを置く。切り落としなんて作らない。すべてあるがままで工夫して形を作った。

 最終発酵をさせて後は焼くだけ。

 おおっ、けっこう、それっぽいんじゃね?あんな手抜きで折り込みしたのに、ちゃんと層になってるよ。お味の方は?おおー!美味いじゃないか。たしかにデニッシュだ。なんとなぁ、ごはんパン、やるじゃないか!デニッシュも可能だったんだ。これは、レパートリーの幅大いに広がったな。楽しみだぜ。

 そうか、そうか。何事も思い込みで限界築いちゃだめってことだよな。なんでもやってみる!これが大切な心がけってことだ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする