ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

お試しネコメイク:『ニャン婆と時之助』本番まであと5日!

2017-09-25 08:58:13 | 菜の花座

 普段だと、本番前日、ゲネプロの時メイクチェックすりゃ十分なんだけど、今回はさすがにねぇ、事前のお試しがぜったい必要。ネコメイクだもの。

 1週間前、メイクさんの指導で、ネコ役者みんなネコ顔を作った。ネコメイク、手本と言やぁ、やっぱり「キャッツ」だろうね。メイクさんが参考にしたのもそれ。それぞれの役柄に合わせながら、少しずつ手直しして仕上げて行った。

 うーん、どうもねぇ、「キャッツ」のあのきつい顔立ちに引きずられてんのよね。菜の花座の『ニャン婆と時之助』、もっとほんわかおっとりのお芝居だし、歌あり踊りありって言っても、楽しくにぎやかなんだもの、ネコの顔ももっとおおらかだったり、おっとりだったり、おとぼけだったりして欲しい。うむ?おとぼけネコ面?そんなのあるか?そこが腕の見せ所ってことさ、髭の書き方とか、鼻のとがらせ方とか、中でも目がポイントだ。使うペイントの色も一工夫、二工夫して、次回メイク稽古にはOK出せるものにしておくれ。初のネコメイク、あまりに珍妙過ぎて、ここに画像アップすると、お客さん逃げちまいそうだから、今回仕入れたメイク用品の中で、一番のすぐれものと役者たちの評判が高かった、ステージ用拭き取りクレンジングクリームの写真で代用しておこう。

 今回使うメイク用品は完全に舞台用のドーランが主体。やっぱり専門品でなくっちゃね。ドラッグストアなんかで売ってる品物じゃ話しにならないのさ。舞台用メイク用品を置いてる化粧品店ってここらにないから、当然、ネットで注文ってことになった。メイクさんの欲しいものを、代わりにショップ探して、注文。菜の花座の物品調達係になっちまった。

 やることの多い大変なお芝居、でも、それ、一つ一つクリアして行ってこその舞台ってことだ。本番まであと5日、なのに、やること山積みだ。

 

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まだ早いけど、・・ええい、やっちゃえ!稲刈り第一弾

2017-09-24 13:04:15 | 農業

 悩むよなぁ。あと1週間、熟すの待ちたい。でも、倒れた稲はますます、こうべを垂れ続けて土下座寸前だし、来週は神さん、介護不在だし、公演直前に一人で頑張るってのはどうも精神的にも体力的にも無理だしなぁ。

 まっ、天気も続くってことだし、一緒に作ってる隣りの田んぼのIさんも倒伏稲が気にかかってるみたいだし、よっしゃ、ちと、早いけど、刈っちゃおう!小さな田、コシヒカリ2枚だけ。

 と、せっかく決断したちゅうのに、前日夜から雨!どうしてよ、そんな聞いてないよぉぉぉ。朝方まで続いた雨、こりゃ無理だな、諦めかけたら、神さんの一言、午後からならできる!あまりに確信に満ちたお言葉に従わざるを得なかった。もっとも、一番の理由は、息子一家が来ていて、彼らにちょっとでもいいから、稲刈り手伝わせたいって思いだった、夫婦ともども。特に、孫さんには、いろいろ経験して欲しいと思うんだよ。

 昼飯さっさと済ませて、田んぼにバインダーを運搬していく。と、早くもエンジンストップ、なんと昨日満タンにしたばかりのガソリンがすべて消失?!あっ、そっか、思い出した。この機械、放っておくと油が漏れるんだった。しかも、エンジン部分に過剰に供給される、ってたちの悪い漏れ方。1年ぶりに引っ張り出して、すっかり忘れてた。この悪癖を思い出し、解決するまで、しばらくのロス、ちょっと焦るが、まっ、ちっぽけな田2枚だ。2時間もありゃ終わる。

 機械の癖を飲み込んでようやく始動、順調、快調、と思ったら、なんとまたまた雨がぽつり。こりゃ、こんな早くから稲刈りすんな!って稲の神様のお怒りに触れたか?通りがかりの農家のおじさんも、早いなぁ、なんてにやにや突っ込んでくるし、もう、こうなったら、しとしと降りだろうと土砂降りだろうと、やってやる!

 息子よりもその連れ合いさんが頑張ってくれて、こっちはじゃんじゃか刈り取るだけ。

 孫さんもお手伝い、時折蛙と追いかけっこ。

 飽きずに3時間も田んぼに居てくれたことだけでも、立派、かな?

 倒れた部分は2条刈りのバインダーなのに1列ずつ刈ったりと、ちょい、気を使った分時間がかかったが、4時前にはどうやら終了、なんだかんだと悩んだ稲刈り初日だったが、やってよかった。終われてよかった。

 残るは大きな田2枚とモチ米と黒米少々。でも、これは公演終わってからだ。まずは、本番までの1週間、舞台の仕上げに集中できる、これが何よりの収穫だ。

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孫さんと人参掘りは大豊作!

2017-09-23 10:37:05 | 農業

 さて、何をさせるか?何してもらうか?何をしてあげるか?久しぶりの息子一家の帰省。

 4歳で幼稚園の年少さん、農作業を手伝わせるなんて所詮は無理な話しなんだが、田舎に来るんだもの、農家のジジ、ババに会うんだもの、真似事くらいはさせなくっちゃね。普段自分たちが食べてる米や野菜作ってる田んぼや畑なんだし、潜在意識の中に、農作業ってもんも刷り込んでおきたいじゃないか。

 まずは、取り残しのミニトマトの収穫、って言うよりつまみ食い。

 残しておいたメロンも籠一杯とって、興味を引いて。

 本命は、小豆の収穫。8割方熟して莢も茶色く変色してきたし、ここらでとってしまわないと、虫が入ったり、カビてきたり、粒が落ちたりしてしまう。去年の大失敗、いつか書くから、も頭にこびりついているんで、ともかく、早めの作業を進めたい。根元から剪定鋏で切り取って株ごと運ぶ仕事だから、小さな子でも、手を貸してやればできるかな?で、畑へ。

 あれあれ、よくよく見ると、枝によってはまだ青々とした莢がぎっしり!あっ、こりゃいかんわ。実入り途中の莢を除いて手取りするなんて、とても制限時間1時間じゃ無理。てことで、急遽、方針転換。人参の収穫をすることにした。

 太くて抜き難そうな株は大人が引っこ抜いて、小さく細めの株を抜いてもらう。もちろん、1本ごとに大げさに驚嘆し、褒めながら。かなりの豊作!出てくる人参、どれも形も大きさも揃っていて、作業のし甲斐がある。よかった。去年みたいにネズミに食われたり、割れたりしてたらどうしようと心配だったんだ。

 でも、4,5本抜いたら、すぐに飽きた。そういうもんだよ、子どもは。農業高校の生徒だって似たり寄ったりだったもの。それを上手に騙したりすかしたりして、作業を続行。畝に2列植えた人参すべて取り終えた。大豊作!偉いなぁ!凄いなぁ!しきりに褒め殺して。今日はここまで。

 効率だけ考えたら、子どもなんか構わず、一人でさっさか仕事した方がいいんだが、やっぱり、教師根性というか、元教師のさがというか、出ちまうんだよねぇ、農作業知って欲しい、野良仕事に愛着持ってもらいたいとか。まして、孫さんだもの。

 さて、明日はいよいよ、農業体験の本命、稲刈りだ。ここも上手に、飽きさせぬよう、やったぁ!感を味わってもらうよう、気配りしつつ仕事を進めようかね。

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農業だって、臨機応変が大切なんだ!

2017-09-22 09:36:18 | 食べ物

 まあね、自然てのは毎年繰り返すもんだから、農業だって、基本は前年踏襲、慣習尊重なんだが、そこはやっぱり生き物相手、何から何まで同じってわけにゃいかんさ。

 今年みたいな真夏日ほとんどゼロの夏だってあるわけだし、蝶々の登場も、去年の乱舞が嘘のよう。蜂もめっきり少なくなった。おっと、これは、多分農薬のせいだけど。

 同じ品種植えたって、苗の育ち具合やその後の生育の仕方で収穫は大きく異なったりする。まして、新しい品種だったりすりゃぁ、所詮メロンはメロンなんて行かない場合も多い。

 そう、今年の加工トマトはまったくの想定外だった。今までの品種とは明らかに違う。知り合いに分けてもらう苗だから、わからない、贅沢は言えない。

 まず、実の着きが遅い!夏場はじゃかじゃか枝葉が茂るだけ、実なんてなるんかい?って有様だったが、秋に入って伸び放題のぶっとい茎がべたりと左右に倒れた、と思ったら、小さなトマトがたっぷりついていた。

 これはとれるゾ!熟すのが楽しみじゃ、と、しばし日をあけていざ収穫!な、なんじゃい、赤く色づいた実はみんな虫に食われてるじゃないか!ほら、加工トマトって地這いだろ、いくら藁で株元をマルチしてやっても地面に接する部分は腐り易いわけさ。しかも、実割れがひどい!収穫適期の実は、ほぼ全滅!あちゃちゃ。

 熟すそばから割れ、色づけば途端に虫が侵入!せっかく立派に育ったっていうの、最後の最後に諦めろ、って言うのかよ。ここまでの苦労がすべて水の泡?!生食トマトで2回ケチャップは作っているが、1年通して自家製で賄うにゃ、あと2回、ウィスキー瓶にして6本は必要だ。加工トマト、あてにしてたのにぃぃぃ。

 虫に食われるくらいなら、まだ青さが残るうちにとっちまっえ。若いうちなら実割れも少ない。家の中で少しは赤く色づくだろう。

 青いままならそれはそれ、隣家の鶏さんにやればいい。虫にやられよりはいいさ。で、ともかく、とるだけとった。

 それから1週、2週。見てくれ、この色づき!左が1週間前収穫のもの、右は2週間前。

 なんと、見事に色づいてるじゃないか。早めに収穫したので、傷みもほとんどない。これなら煮るにゃ十分だ。よしよし、この調子で早め早めに摘み取っていって、後で追熟させりゃ、かなりの量、収穫できるってことだ。

 これぞ臨機応変の対応ってやつだよ。加工トマトは熟してから収穫、って頭にこびりついてた先入観を取っ払えば、ちょっと品種に問題あっても、天候が意に添わなくても、なんとかなるってことだ。状況に合わせて作戦を変えれば、窮地を脱することができる、これ、何事によらず真理だよな。

 臨機応変で行き詰まりを突破せよ!なんて、言うほどのことじゃないか。

 

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いつだ?いつする?悩みの稲刈り!

2017-09-21 08:35:35 | 農業

 悩んでいる。

 稲刈りどうする?

 春先の予定じゃ、9月中にさっさと終わして、心置きなく菜の花座公演へ、ってことだった。でも、さっさとスルーされちまった夏、いや、その前の人迷惑な曇天続き、稲の育ちもぐずぐず足踏み、こりゃ、10月まで待つか?腹を括って、舞台に専念、のつもり、だったんだ。

 ところがだ。ほれ、この有様だ。

 うわーっ、なんじゃ、倒れてんじゃないか!穂の先なんか水に浸かりそう!えっ、どうして?どうして?大風が吹いたわけじゃないのに。道路から見渡せない奥の方だったから、さっぱり気付かなかった。取り残しの雑草、ヤナギタデ?取りに入って初めて発見!

 こりゃヤバいよ、まずは、まずは、水を抜く。たとえこれ以上倒れても、穂が水漬けにならんように。

 この倒伏部分、田面が低くなっていて、とろとろ土が深いんだ。きっと、底の硬い心土まで根を張れなかったんだろう、他はしっかり立ってるから。来年は、田植え前に田の土を移動させて高低差を縮めないといけないな。なんて、先のことはどうでもいいんだよ。この倒れた稲をどうするか、だよ。

 この状態じゃとても10月までは待てないか?この田んぼだけでも済ますか?かと言って、9月中は神さんが介護出張から戻らないしなぁ。うーん、どうする?

 残る選択肢は、二つ、諦めて10月まで目をつぶる、か、一人で稲刈りを決行するか、だ。まっ、小さな田んぼだから、やってやれないことはない。去年だって、もっと大きな田んぼ、8割方一人で済ませた。体力も気力もまだまだ十分だ、が、どどーっと稲刈り済ませて、夜は稽古!これはさすがに辛い。集中力、とても持たんだろう。だが、このまま放っておくのも、・・・

 で、悩んでいる。

 決められないでいる。

 うーん、仕方ない、とりあえず、周囲の畔草を刈りに行くとしようか。

 

 

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