ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

あちこちお呼ばれ菜の花座コント!

2017-09-05 08:29:13 | 菜の花座

 昨日のブログ、高校演劇大会&菜の花座コント、ってタイトルだったのに、コントのことはすっぱりパスしちまった。だから、今日はその続き。

 別にコントさせてくれ、って売り込んだわけじゃない。お呼びがかかったんだ。出場校たった3校じゃ寂しすぎるし、舞台運営の都合で各校上演後、どうしても時間が空いてしまう。お客さん帰ってしまうしね、なんとかその引き留め策と、出演高校生のねぎらいも兼ねて、菜の花座コント上演してくれないか、ってこういう申し込みだった。結局、他に九里学園高校のダンス部の公演もあって、なかなか充実したアトラクションタイムになった。ただ、お客さんの方は、やっぱり、自分たちの息子、娘、孫の出番が終われば、さっさと席を立ってしまったけど。

 だから、菜の花座コントを見てくれたのは、各校演劇部員たち主体に5,60人てところかな。少ないって言えば、少ない、でも、そんなこと気にしやしない。見て、聞いて、笑ってくれる人がいれば、どこでだってやる、それが芸人?の在り方ってもんだ。

 『ニャン婆と時之助』の稽古追い込みの時期、そっちに差しさわりが出ないように、てことで、出演者3人のうち2人は『ニャン婆と時之助』をお休みしている人のものを、ということで、『見守りパッパー』を選んだ。ロボット役のナオミは掛け持ちで大変だったけど。

 婆さんものを高校生がどう見るか?ここが大きな勝負どころだったが、思ったよりもはるかに受けは良好、随所、随所で笑いが巻き起こっていた。役者たちのの演技も、回を重ねていることもあって、それぞれの役に徹しきってコミカルに演じていた。出演者にシニアもいるので、声が聞こえるか、ちょっと心配だったが、3人とも活舌よく明瞭なセリフ回しで、さすがに高校生より一日の長ありってところだった。中でも、ナオミのロボットは声も通り、演技もぶれるところなく堂々とロボットとして存在感を押し出していた。高校生からも笑いを取ったし、題材も時代を先取りしているし、この先も、菜の花座の十八番コントの一つに成っていきそうな予感、十分。よかった、よかった。

 見てくれた高校生にとってもためになったんじゃないかな。演技や発声の技量もそうだが、何より、自分たちのOGや彼らから見れば、超高齢?な人が舞台で頑張ってる姿を間近に見ることができたんだから。できれば、彼らの一人でも二人でも、高校卒業後も演劇を続けてくれるといいんだけどね。そのきっかけになれたら、こんなうれしいことはないね。

 九里学園ダンス部も見事な演技を見せてくれた。同じ文化部で、地域活動にも力を入れつつ全国を目指している高校生が身近にいるってこと、知っておくのもとても大事なことだ。演劇の大会でダンス部が出るって異質な感じだけど、お互い刺激しあう上でも、とてもいい試みだったと思う。

コメント
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