ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

またまたアップまたアップ

2011-09-22 22:48:28 | 演劇

 またまた動画アップしてしまった。それも昨日、今日と立て続けだ。

 ともかく多くの人に見てほしい、聞いてほしいって思いが背中をどつき回ってるんだ。昨日アップしたのは、「失われしものたち:My Lost Things」だ。5人が交替でソロをとる。

 改めて、下手だ!

 客席で聞いた時にはさほどとも感じなかったが、こうやって動画でじっくり聞くと、恥ずかしいくらいのものだ。しっかりと腹から声が出ていない。感情の表現もまだまだ不十分だ。これじゃ、歌で観客を魅了する、なんて夢の夢だな。

http://www.youtube.com/watch?v=BELSrtHyiBU

 と、言いつつもアップしてしまった。皆さんに見られることで、もっともっと上手くならなくちゃ!とでも感じて欲しいものだ。

 今日も続けて第3弾をアップした。なんかいたたまれない感じなんだな。一種の中毒って言えるかもしれない。それと、まとめてアップしちまった方が、見る人の関心も引けるかな?なんて計算もしてみた。どうなるかはわからない。できれば、県大会前に、ちょっとしたブームにでもなってくれればって思惑かな。いや、もちろん、それで県大会勝てるなんて思っていないさ。これらの動画見て、県大会に足を運んでくれる人が一人でも二人でも増えればって思ってね。

http://www.youtube.com/watch?v=2Nttju4_Blc

 こちらは、オープニングの「海・豊穣」だ。漁師四人が逞しく踊り歌う。いやあ、走るなぁ!ステージサイドスピーカーの音、聞こえてないのか?って思うほど走りまくりだ。多分、上がってんだよな。幕開けだもの。走ったり音程あやふやだったり、修正の余地大いにありだけど、この男臭さは大成功だな。審査員もこのオープニングには度肝を抜かれたようだ。船の全景も見て取れるので、その点でもこの動画は貴重かな。

 この調子で行くと、1日1本アップしてくってことになりそうだ。そんなことしてる場合じゃないんだけどな。町芸文祭のコント書かなくちゃいけないってのに!

 

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『漂流』動画UP!「思い出は波間の果て」

2011-09-20 14:43:46 | 演劇

 さっそく動画をアップした。『漂流』の中の一曲。

http://www.youtube.com/watch?v=khk8g2kpajM

 前半のハイライトシーン、主役・少女のソロだ。前半やや硬いが、途中からは声も伸びてきて感情表現もよくなっている。本当は、この前の曲「迎え火」から続けたかったのだけど、少女、二番で4小節ほど歌詞をど忘れしちまったんだなぁ。上げたい曲なんだけど、どうするか?今、迷っているところだ。歌っている本人とも相談の上の決断だな。

 「思い出は波間の果て」

 漂流する遭難者たちの魂が、遠く海辺に迎え火を見つけ、それぞれ家族の元に帰って行く。家族もろとも津波にさらわれた少女だけは、火を見つけられず船に残る。つらく悲しい思い出に締め付けられ、心の中で音をたてる{がれき}に苦しみつつも、その思い出や心残りを吹き抜ける風やうねる波間に解き放って前を向く。

 素晴らしい曲に仕上がっている。稽古の時からそうなんだけど、この歌を聴いていると目頭が熱くなるどころか、ぼろぼろと涙が溢れててきてしまう。ビデオクリップを作っているときもそうだった。

 前半のクライマックスシーンだ。少女が夜空をバックに一人歌い、最後は満天の星空が広がる。歌が終わり、ゆっくりと照明が落ち暗転になる。あえて余韻を残すため次のシーンの役者板付きを10秒待たせている。

 プロの舞台だったらここで絶対拍手なんだけど。客席の反応はもう一息だったかな?だとすると何が原因だったんだろう。歌に入る前のお常婆さんとのやりとりに情感が足りなかったのは感じる。血縁すべてを失った者、家族から忘れ去られた者、それぞれのせつない思いを短いせりふの中に浮かび上がらせなくちゃならない。何度も稽古を重ねた部分だけど、やはり、難しかった。

 先日の観客は150人ほど!少ない、少ない!!この舞台には多くの人に見てほしい、聞いてほしい歌が沢山ある。芝居全体の中で曲だけ取り出すことは問題もある。それでもやはり見てほしいから、あまり間をおかず次々とアップするつもりだ。どうかみなさん、何度でも上のURLを何度でもクリックしてください。再生回数が増えると検索でも上位に来て、多くの人の目に触れやすくなるから。

 そうそう、食育子どもミュージカルの動画も順調だ。全11本の合計再生回数はそろそろ3000回になろうとしている。こちらはグーグルの動画検索でもYouTubeの検索でも「食育」のキーワードでトップページに出てくる。こちらもよろしく。

 

 

 

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大会終われば演歌ショー

2011-09-19 14:46:02 | 地域文化

 大会の翌日に公演って非常識だろ。まっ、そうだよな。これまで1ヶ月近くまったく休み無しできたんだし、演歌ショーの稽古だってしばらくしていないし。それに、大会で負けたりしたらどうすんの?ずたぼろの心で笑顔振りまいて演歌ショーってそりゃ酷ってもんだ。非常識だわな、たしかに。

 でも、敬老の日とあっちゃ、引き受けないわけにいかんよね。お年寄りのための演歌ショー『夢芝居』なんだから。早い者勝ちってことで、今日は米沢市田沢のコミュニティセンターに行ったが、その後数カ所の申し込みをお断りしているんだ。要望の多いこの日ばかりはやらないわけにはいかない。

 9時半からやってほしいってことだったので、朝7時集合、グーグルの地図が不正確で、迷う者続出。一人なんか2時間近くもさまよって米沢の南の果てまでいっちまった。どうして?この生徒を途中まで迎えにいったり、狭い会場の出はけを確認したり、さらには明日就職試験の生徒の面接指導を顧問Mにお願いしたりと久しぶりの右往左往だった。

 公演の方は、田沢の部員が二人もいたこともあって終始和気藹々、大いに盛り上がったものになった。公演後会食がるとのことで、1時間とはしょった内容で、コントは1本、踊りも4曲ほど間引きした。

 前回の経験を生かして、終了直後には握手大作戦をやってみた。これ、やっぱり好評だったなぁ。手を握り合う、肌を触れあうって、大切なんだよ。お年寄りは高校生の若さを吸い取り、高校生はお年寄りの年輪や知恵をいただく。握手、握手で公演は幕を閉じた。

次回演歌ショーは9月23日(金)米沢市松川コミュニティセンターだ。また暖かいふれ合いに出会えることだろう。

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『漂流』最優秀!!

2011-09-18 22:29:04 | 演劇

 『漂流』最優秀!取れるとは思っていたが、結果が出るまではどっきどきだった。演劇の審査って奴は、時折とんでもないことが起きるから。参加校も観客も思ってもみないような結果が出たときなど、会場は異様な静けさに覆われる。勝利した学校も狐につままれたよう。そんなことを何度も経験してくると、実際に出てみるまではまったく確信がもてない。

 今日の審査結果は、順当だった。上位三校は順位がつくわけだが、僕の予想とまったく同じだった。多分、多くの人たちも同様だっただろう。審査員の眼力に敬意を表したい。

 ただ、僕の個人的願望としては、創作脚本の学校が選ばれてほしかった。理由は昨日書いた通りだ。ゼロから作り上げる難しさを評価したいとおもうからだ。でも、優秀に選ばれた米沢東高の舞台作りの確かさは既成台本ながらも高い質を保っていた。まあ、妥当だろうな。

 台本を創作した生徒たちはショックだったようだ。わかる!わかるよ!!書くってことがどれだけ大変か、それが報われなかった辛さは、書いたことのない人にはわからない。ストーリーやせりふに振り回された数ヶ月、なんだったんだ!?そのむなしさ、悔しさは数ヶ月、あるいは数年間も続くかもしれない。

 でも、書いた事実は決して消えない。書いた作品も決して失われないってことを忘れないでほしい。あるいはこれが最後の作品になるかもしれない。ならば、それは人生の記念碑になるに違いない。さらに書く機会があれば、今回の作品は次への大切な踏み台になるはずだ。いずれにしても、数ヶ月間を一つ世界を築くために没頭した、その事実は絶対重い!絶対に!絶対に!!

 で、できるものなら、これに懲りず再度挑戦してみてほしい。次回はもっと自由に書けるようになっているはずだ。台本は作文と同じ、稽古と同じ、書けば書くだけ、やればやっただけ上手になる。様々なコツやノウハウも自然と身に付いてくる。書くべき題材もふさわしいものが見つかってくるはずだ。十数年書き続けてきて、自信をもって言える。

 僕が見てあげられたら、ってつくづく思う。せめて初歩的なルールくらいは伝授できたよなって思う。あるいは顧問の指摘を素直に聞けたらなって思う。懲りるなよ、書いた君も、それを演じた後輩たちも。創作をし続ければ、その経験は確実に積み重なっていくはずだから。

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漁船解禁?

2011-09-17 22:06:30 | 演劇

 高校演劇置賜地区大会、初日終了。

 一番目の置農ももちろん終了。小さなミスはあったものの、まずは合格点かな。課題だった声を出すってことも全員がしっかり課題達成できていた。船の揺れを役者の身体で示すという難問は、今回はお預けだ。最後の「詠唱」の2部合唱での出だしもユニゾンになっていた。最初の曲の声量不足、走りすぎなども気になった。

 でも、これまでほとんどまともに歌えなかったソロがしっかり歌えたり、演技に感情が少しは込められるようになったことなど、成果もあった。この難しい作品をここまで仕上げられれば、最初の関門としては上出来と言っていいだろう。おいおい、もうすでに関門突破した気でいるのか?

 観客の反応はどうだったろう?感想用紙にはいっぱい書き込まれていたが、今日は読まなかったので、よくわからない。行方不明となり命を落とした魂たちが漂流するという設定についてこれない人がいたかもしれない。浦島太郎や乙姫様、金光坊の登場なども好き嫌いの分かれるところだろう。それ以前にミュージカルに対する好き嫌いもある。審査には個人的な好悪で結果を出さないでほしいと願うばかりだ。

 今日発表の他の2校、いずれも創作劇だった。いいことだ、いいことだよ。ようやく置賜にも創作の波が寄せてきたかって感じだ。中央が生徒の作品、九里は顧問作。どちらも明るく爽やかな作品で好感がもてた。前者がふるさとを大切に思う若者のひたむきでけなげでちょっとずっこけた行動をコミカルにまとめたもの。後者は修学旅行の班を抽選で決められてしまった4人が衝突を繰り返しつつも、もう一人不登校の生徒を仲間に引き込もうと決意するまでの心温まるお話しだった。役者も勢いがあって悪くなかった。しいて言えば、台本にやはり無理があったかな。あるいは、仕掛けた嘘を強引にでも納得させるだけの馬鹿力がなかったってことかな。

 芝居は嘘の固まりだ。ありそうな嘘、ありえねーって嘘、いろいろある。それあるある!って嘘を巧みに駆使できればそれにこしたことはないんだが、時には、ありえねー!?って嘘も必要になる。で、それを観客から「許す!」とお墨付きをもらえるかどうか、ここが分かれ道なんだと思う。明日も高畠高校が生徒創作、楽しみな舞台だ。既成の作品を選んだ米沢東高校は役者の実力から言ってもきっときっかりまとめてくるだろう。でも、それだけの底力をぜひ創作に振り向けて欲しいものだって思うんだよな。創作はゼロからのスタートだから、難しい!だからこそやり甲斐もある!!

それでは画像を解禁しよう。

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