最初の切り返しから10日、そろそろ2回目切り返そうか。
水分もちょうどよかったようで、積んで1週間目には表面を糸状菌が覆い、中も微生物の増殖が進んでほんわか湯気が上がり暖かかった。よしよし、上手く行ってるぞ、この先、何度かの切り返しを忘れないようにしなくちゃな。
ハウスも小屋もすべて冬支度完了で、ついそちらに行く機会が少ないから、しまった2週間以上切り返してない!なんて、よくあるんだよ。特に雪に降り込められちまうと、つい億劫で、気づいた時には発酵下火になって、温度下がってる、なんてことも多いんだ。
しかし、今年は冬前に積めたからね、常にボカシに意識が回ってる。いいよ、いいことだ。
ビニールを剥ぐってみる。ありゃ、表面に数匹のウジ虫発見!まぁな、暖かいからなぁ、まだ、家の中じゃハエが飛び回ってるくらいだもの、ボカシなんて最高の御馳走だから、ハエたちにとっちゃ。水分多いと卵産み付けられやすいんだ。ほら、発酵で上がってきた水蒸気がビニールで遮られて湿り気多過ぎの個所を作ったんだ。
なぁに、心配するこたぁないぜ。一緒にひっくり返してかき混ぜてやりゃいいのさ。中心部は50℃以上の発酵熱だから、卵やウジも生きてられない。発酵熱が収まって来たとしても、いよいよ本格冬仕様!寒さで死に絶えるしかないんだ。丁寧に上下、周囲をかき混ぜて、塊は手でほぐす。
去年も、いや、今年の春先だが、破れ小屋から雨が吹き込んでて、一部ぐちょぐちょに濡れてそこにウジが発生した。神さんは大騒ぎしたけど、使用の際には篩ったり、土や燻炭と混ぜたりしたら、まったく問題なかった。
まして、冬前だぜ。まして、完全修復した旧鶏舎内だぜ。
しっかり切り返しを重ねて、発酵を進めれば、ウジが生き延びる環境はなくなるさ。
まだ、11月。雪が積もるまでには半月はあるだろう、その間、2、3回は切り返せる。5回もこまめに手を入れてやれば、豊かな土のようなボカシ肥料の完成だぜぇ!
良いボカシが良い苗を育てる。健康な苗が立派なイネに育つ。まずは、来年の米つくり、しっかりと一歩を踏み出せたってことだ。
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