ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

部活動再開の条件は放射線量1μSv

2011-03-25 22:16:24 | 教育

 とうとう終了式も中止になった。生徒が登校するのは4月の始業式。このまま原発の状況を見つめつつ息を潜めていたい、でも、それでは前に進めない。どんなに事態が過酷だろうと、不確定だろうと、日々の暮らしは続いていく。どうせ続くことならば、より良く、より意欲的に事態を打開していきたい。これが人間ってものなんじゃないか。

 部活動については各部に任せる、という管理職判断だったので、演劇部は今日から練習を再開することにした。ただし、部活動継続の条件は、①放射線量が1μSvを超えたら中止、②原子炉爆発等の突発事態が発生したときはたたちに帰宅、帰れない生徒は顧問が送る、そして、あくまでも各家庭の判断を最優先する、というものだ。原発事故の推移を見つめながら、今やれることをしっかりやっていこうという方針だ。列車も3本しか動いていないし、ガソリンは相変わらず手に入りにくいし、さて、どれだけ集まるものか、不安だったが、結局一人を除き全員が活動に参加して来た。

 そして、今日は新入生のオリエンテーション。こんな非常事態だし、華やかな勧誘合戦はちょっと気が引けたが、入ってくる新入生にとっては緊張と期待の1日。新たに始まる高校生活の第一歩なのだ。例年通りにぎやかに迎えようと思って、開始時には全員でチラシ配りと声かけ、終了時にはダンスの披露を行った。そう、やっばり歓迎の気持ちをしっかりと伝えてあげなくちゃね。

 今年は手応えあり。昨年はさっぱり見てくれる人がいなかったけど、今年は立ち止まって見入ってくれる新入生が何人もいた。中にはダンスいいですね、と声を掛けてくれる親子なんかもいて、宣伝効果は上々。今年こそ10人を超す新入部員を獲得するぞーー!やっぱり数は力!数は元気!だものね。

 オリエンテーション終了後はいよいよ食育子どもミュージカル『どんでん森は、どっきどき』の制作再開だ。まずは、知野先生から届いたCDに合わせて歌の稽古。稽古ッたって歌ってくれている伊藤由美先生の歌に合わせてもそもそやっただけ。まっ、日にちを掛けて仕上げて行くしかない。その後1時間半は装置、衣装、かぶり物の製作。素晴らしい曲が上がってきたんだから、こちらも精一杯いい舞台作るよう頑張ろうと話しをした。

 しばらくぶりの稽古、やっぱりいいよなぁ、若い奴らが元気いっぱい飛び回れるってことは本当に大切なことなんだよ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新作はミステリー? | トップ | 食べ物みんな生き物だ!:食... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

教育」カテゴリの最新記事