ステージおきたま

無農薬百姓33年
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がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

初日まで、残すは1日!

2009-03-28 23:13:25 | 教育
 春休みに入ったって言うのに、部員たちは朝から夜まで学校だ。それも毎日。勉強するわけじゃない、もちろん部活だ。子どもミュージカルの初日まであと一日を残すばかりって状況で、未だに小道具やら装置が出そろっていないって、これそうとうヤバイ!原因は僕の油断かな。生徒たちのできました、完成です、って報告聞いて、よしよし順調だな、なんて思いこんでしまったことと、道具や衣装を付けての稽古の段取りをぎりぎりに設定してしまったことだ。
 
 今回の子どもミュージカルはとにかく、着ぐるみ、かぶり物がやたらと多い。(なんたって、食育シリーズも第三作目だからね。)僕自身、未だにその数をしっかり把握できていないほどだから。さらに、装置の方も、自然と開く扉なんてのを注文してしまったり、階段の色や絵を描き直させたりしたおかげで、最後の最後まで、装置やかぶり物を使った稽古ができなかった。

 で、ぎりぎり今日になって焦っているってことなんだ。そうそう、いざかぶってみたら、着ぐるみが壊れたりとか、かぶり物ががばがばだっりとか、扉が開かなかったりとか、着ぐるみ着たら座れなかったりとか、鍋が小さくて野菜が入らないとか、衣装にポケットが必要だったりとか、もう、やたら不具合が見つかってしまった。どうする?明日一日の稽古しかないのに、通しもできてないんだよ。

 積み上げた経験とか、伝統って奴を信じ過ぎたってことかな。たしかに、個々の技術は向上している。扉付きの門とか、発泡スチロールのかぶり物作りなんて、なかなか手際よく進めてくれた。見てくれは実に良い。やっぱり、先輩から受け継がれたものが生きてるって内心、こりゃ楽できるって喜んでたわけなんだ。
 
 ところが、肝心の部分で詰めが足りなかった。甘かった。実際の動きを想定して仕上げてはいなかったんだ。だから、いざ使って動いてみると、要改良の連続となってしまった。もっと早くから一つ一つチェックをして、確認作業わしていれば、こんなことにはならなかった。うーーん!なんとも油断した。結局、僕自身の、その場で勝負って演出法が諸悪の根源ってことなんだ。演出に携わって10年、やっつけ仕事や行き当たりばったりの仕方に流されてしまったってことだ。

 そんな僕の落ち度なのに、生徒たちは、本当に責任を感じて必死で作り直しや突貫工事に取り組んでいてくれる。申し訳ないね、すまないね、って思う。でも、そこははったり屋の僕だから、大丈夫、明日半日あれば、仕上がる、なんとかなる、いや、絶対してみせる、ってうそぶいて、明日にかけるわけなんだ。で、結構、なんとかなってしまうってのが、置農演劇部の凄いとか、いや、だめなところなんだよな。

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