ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ここは一つ、3時間走やっとかにゃ!

2018-03-29 08:13:17 | ランニング

 どうすんのよ?今季最初のフルマラソン、小山思川さくらマラソン、体の準備、全然できてないぜ!この冬は豪雪ってこともあって、ジム走りに逃避、せいぜいで10キロまで、これヤバいパターンだ。週に20キロプラスZUMBA、これじゃとてもじゃないが、フルは無理!またまた、足攣って途中トボトボのトホホレースの再現だぜ。

 この暖かさで道路はとっくに雪なんかないんだから、走る気になりゃ走れたんだが、やっぱり台本書あがるまでは、それどころじゃない。ずるずるずると、大会10日前まで来ちまった。さて、どうする?直前に無理してみるか、トレーニング不足のまま、運試しで飛び込むか、うーん、悩むなぁ。

 が、やっぱり不安が勝った。走ろう3時間!ともかく、何がなんでも3時間、走り通そう。大会当日は気温が上がりそう。この春一番の高温はシミュレーションに持って来いだ。米沢の上郷突っ切って、最上川べりを北上、高畠に出たら、さらに高畠中学校をぐるっと回って、亀岡経由、上和田着、多分このくらい走らないと3時間には届かない。うへぇぇぇ、長ぇぇぇなぁ。

 気温20度、タイツは不要か?とも思ったが、前回の湘南マラソンでタイツがど正解だったから、暑くはあるが、履いて走ることにする。持ち物はポーチに手袋、夕方日が陰った時の寒さ対策、うめ塩飴数個、小銭700円、それにカメラ。痙攣防止のコールドスプレーは、いらないだろ、30キロ弱だ、足に来る前に終わる、はず。

 目標ペースは6分20秒/キロ。これで走り切れれば、本番で5時間切りも見えて来る。ついつい図に乗ってスピードアップにならぬよう、常に時計に目をやりながら走った。田んぼも畑もまるで雪なし。建物の陰にわずかに残るだけ。いやぁ、今年は一気に春になったなぁ。新緑の燃えだす季節もすぐそこに来てる感じだ。雪をかぶっているのも、蔵王連山くらい、里山はすっかり明るい雑木林、春だぜ、春。

 行きの8キロは向かい風、辛い!がこれが外ランなんだ、ジムじゃ経験できない。風があるので暑さはそれほどでもない。汗だくには程遠い。10キロ過ぎて早くもペースダウン。やっぱりなぁ、トレーニングしてるつもりでも、ランニングマシーンでは限界あるんだ。15キロ過ぎでコンビニ給水。まだ、1時間40分しかたってない。これからさらに80分走るんだぜ、となると、12キロくらいか?体の方はもうハーフ走り終わったくらいの疲労度。でも、ここで歩いたら、体力ばかりか自信さえ失われる。ここはなんとしても完走だ。

 高畠中学校過ぎて20キロ、後は帰り道7キロ。ただし、ずっーとだらだら登り。ペースはどんどん落ちて、6分台後半。それでもなんとか7分には落ち込まぬよう、気力を振り絞る。疲れは確実に足に来ているが、攣るまでは行っていない。信号待ちでストレッチをしながら走り続けるフォーム、尻落ちて、カッコ悪ぅぅ!最後3キロのやや急な登り、さすがにここでは7キロ台に落ちた。でも、止まるもんかい!歩くもんかい!意地を貫き通せてゴール、ありゃ、まだ1分40秒ある。目標は何がなんでも3時間、よしっ、辛いけど、我が家前を通過、さらに1分弱走りつ続け、ターンしてゴール!

 ふう、走り通せた!27.25キロ、3時間04秒、ペース6分35秒/キロ。この疲労具合だと、こりゃ本番は相当苦しいぞ。5時間切りは無理かもしれない。でも、まず、3時間走り通せたことが大きい。自分で決めたことをやり切れた満足感、そうなんだ、これがマラソンを走る一番の動機なんだと思うな。

 さっ、本番も、何がなんでも完走じゃい!

コメント
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