ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

甘夏マーマレード、今年は?

2018-03-24 08:30:02 | 食べ物

 水俣から無農薬の甘夏が届いて、さて、今年もマーマレードつくりの時期であるよなぁ、なんて思っていたら、フェースブックから粋なお知らせ。タイムライン、去年の今日は?って記事が出てきた。過去を振り向かぬ男!で売ってるわけだから、いつもはそんな過去記事なんて見向きもせずにスルーなんだが、今回はちと事情が違う。マーマレード作りのレシピ、記録しなかったからね、出てきた去年の記事がとても役に立った。

 そうだ、そうだ、袋の薄皮の1/3は煮てフードプロセッサーで細かくしたんだった。それと仕上げにスコッチをドバドバ!うん、忘れてた。よし、わかった。過去記事上がったのが神様のお告げ、マーマレード作っちまえ!

 甘夏6個がほぼ1回分、これだと鍋も一つで済んで作りやすいんだが、できる量も小瓶で6,7本、これじゃいくら何でも少ない。あちこち上げてたら、あっという間になくなっちまう。だから、例年時期をずらして2回作ってたんだが、これがなかなか厄介、2度目の製作意欲が湧いてこないのだ。結果、しなぶれかかった頃にようやく腰を上げ、出来て見りゃ味は2級品!ってがっかりな結果になる。

 だったら、1度で倍量作っちまおうじゃないか。鍋二つ同時に稼働させて12個分、一気に作る。よし、決まり。

 と、始めてみたものの、12個の甘夏の表皮をはぎ、薄皮をむいて実を取り出す、これ結構なお仕事だ。1時間以上もかかってようやく終了。表皮の方は、3度湯がいて苦みを抜く。中袋と種は少量の水で煮てペクチンを取り出す。袋つきの身も砂糖少量を加えて煮て柔らかく。で、フードプロセッサー。苦み抜きをした表皮は1/3をマーマレードに使用、残りは砂糖シロップで煮詰めてオレンジピールにする。

 マーマレードに入れる皮を包丁で刻む、これがまたまたうんざり作業だ。飽きる。だんだんといい加減なって行って、最後の頃には暑さが3ミリなんて分厚いものになっちまった。改めて、おめえ単純作業にゃむかねえなぁ!と、苦笑だぜ。

 やっとこすべての材料の下ごしらえ完了、二つの鍋に等量、と思わしい量、適当、を入れて砂糖を加えて煮る。砂糖の量は40%と決めちゃいるが、甘み見ながら、これまた適当。煮詰まってきたところで、ホーローの鍋の方にすべてまとめて、最後の仕上げ。それらしくなったら、さて、スコッチドバドバの出番だ。去年は、かなり良いウィスキーを使った気がするが、今年は、最低価格のモルトスコッチ、グレン・モレーを惜しみつつ、ちょろちょろ。

 出来た!うーん、やっぱり、安物は安物なりの香りだぜぇ、なんて贅沢言うんじゃねえよ。

 2回分を1度に作ると、詰める瓶の殺菌も面倒なんだ。今回もなんと14本だぜ、これ一度に殺菌できる鍋なんて持ち合わせちゃいないから、ここはどうしたって2回に分けて作業。ようやくすべて完成だ。お味の方は、皮に苦みが残り過ぎたかな?去年のような感動的仕上がりには達しなかった。まっ、いいだろう。

 これで、1年分のマーマレード、ってことで、多分大丈夫。適当にプレゼントして、後は、我が家でパンに付けたり、お菓子に利用したり、まず、午後ほとんど費やした甲斐はあった!ってことにしようぜ。

コメント
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