ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

『アーダコーダと魔女ナンダ』最終公演

2013-02-02 22:33:25 | 地域文化
 置農食育子どもミュージカル『アーダコーダと魔女ナンダ』の最終公演だった。サントリー地域文化賞受賞を記念しての特別公演。全校生徒と多数のお客様に見ていただけだ。これまで20回近く公演してきたこの作品、さすがに生徒たちは手慣れたもの、昨夜の2回の通してでほぼ完璧の出来を披露してくれた。

 最後ということもあって、全員が大張り切り!今まで見せたことのないような大きな演技をこれでもか?とばかりに競い合っていた。高校生の受けどころは、小学生と大いに違い、今まで当たらなかった役者たちや受けないシーンが大いに盛り上がって、部員たちには嬉しい公演になったんじゃなかろうか。最初からこんな風にそれぞれが工夫した演技を競い合ってくれたら、もっともっと凄いものになったに違いないんだけど、それはやはり無いものねだり、ここまでやって来たから思い切った吹っ切れも可能だったということだろう。改めて場数を踏むことの大切さを実感した。

 今回はステージを勤めた後、活動発表会の裏方も担当した。2年生が中心になってどうかな?と心配したが、それぞれが得意分野を分担して見事なスタッフワークを発揮してくれた。少しずつリーダー学年としての自覚が生まれつつあるということだろう。頼もしい。ただ、このチームは緊張が長続きしない。これから一年、その難点を克服していく月日が始まる。

 報告会そして、その後の祝賀会にはたくさんの方々に来ていただけた。改めて、地域の皆さんに支えられてここまで来られたことを痛感した。私としては置農は今年度が最後、素晴らしい思い出を作って頂けたし、次につながるご縁を上手に後継者にバトンタッチできたように思う。

 これから特急で食育ミュージカルの新作を仕上げて、3月末に公演を行い学校を離れる。部員たちはその作品を大切に一年間上演し続けることになる。最後の仕事が、確実に一年間、部員たちを充実した日々を保証する、ふふふ、なんか格好よくないか?できれば、公演の日が、仕事納めになればいいと思う。公演を見届けた後、ミィーティングで部員たちとさよならだ。よしっ、これを上手に演出して辞めることにしよう。


 

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