ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ピンチ!

2010-09-13 19:06:03 | 教育

 この時期まで3年生が部活に参加していると、心配なのは進路との兼ね合いだ。中でも就職試験はいつだってひやひやもの。大会にぶつかったらどうしよう?

 これまでも前日のリハーサルに試験本番がぶつかったり、翌日が試験とかってニヤミスは何度かあった。進学で県大会会場の新庄市から試験に出かけたなんてこともあった。でも、これまでなんとかかんとか、乗り越えてこれた。運なんだなぁ。神様のお恵みってもんだ。

 ところが、今年はついに、お見事!とせんぴしゃり!大会の18日に試験という通知が届いてしまった。しかも主役だよ。どうする?どうする?進路のY先生が飛んできて対策を協議。ったって、大会日程変更してもらえるわけはなし、こりゃもう、受験先に平身低頭ひたすら変更をお願いするしかないということで、辛い電話をしていただいた。

 その結果がくるまでの数分間、長いこと長いこと!もしダメだって言われたら、大会そのものを諦めるか?急遽代役を立てるか?ったって主役だよ、今更無理!待ちきれずに進路室に向かったら、行き違い、慌てて職員室に戻って結果を聞いた。

 「前日の17日、同時刻ということで了解していただきました。」よかったぁぁぁぁ!前日はリハーサルだけど、そんなことは、どうってことない。本番に出してもらえただけで、感謝!感謝!感謝だ!!当人も前日に試験終えていれば、心おきなく舞台に臨めるに違いない。リハーサル時の代役を指示して、どうにか本番に向けてゴーサイン点灯だ。

 実はもう一つ致命的なバッティングがあった。それは子どもミュージカル。小学校の創立記念式のイベントとして、たってのお願いということで頼まれたもの。ここは、進学者の試験日に大当たりになってしまった。これまた主役!なんとか、前日とか翌日とかになりませんか?とお願いしてみたものの、こちらは地域の行事にもなっているのでダメとのこと。仕方ない。代役で対応します、ということで了解をいただいた。

 といった具合で、3年生をこの時期まで活動に引っ張りこんでおくのには大変なリスクが伴う。当人たちのプレッシャーも相当なものだと思う。それを少しでも支えるために、顧問も面接練習やら作文指導に力をそそぐ。たしかにどちらにとっても大変な労力だ。でも、そんな綱渡りの苦労をしても、やっぱり3年生を最後まで部活に引き留めておきたい。

 理由はいくつもあるが、ここでは、ただ一つ、高校生活を最後の最後まで充実して送れるからとだけ言っておこう。そうなんだ、嫌だ、大変だ、まだやるの?と言いながらも12月、1月、2月まで活動を続けた部員たち、その時になれば、一様に満足、納得の表情で卒業していくからだ。下級生との絆も深まり、名残を惜しみながら卒業していくことになる。そんな様子が、顧問にはよっくと見えている。だから、無理を押し通す。

 今年はの3年生は1月24日の食育子どもミュージカル寒河江公演が部活動の終了日となる。頑張れ!!

 

コメント (2)
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