ステージおきたま

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菜の花座一人芝居『ふたたびの春?』

2010-09-07 22:48:21 | 地域文化

 ようやく書けました、一人芝居。菜の花座、町の芸術文化祭初出演。作品は『ふたたびの春?』。菜の花座ベテラン女優ミホさんが一人、演じる。当たり前か、一人芝居だもの。

 この舞台、降って湧いたような舞台だ。以前から、町の芸術文化祭では、菜の花座は主に照明や舞台の裏方を務めていた。1団体15分という制限時間ではとても芝居はできないし、それ以前の問題として、菜の花座は町芸術文化協会に正式加入していない。まあ、別に深い意味はないのだけれど、行きかがかりとでもいうべきか、ともかくメンバーにはなっていない。それがどうして、芸文祭出演になったか?

 事情はいろいろあるようだけど、要は、他の団体で加入しているミホさんが、やります!って言ってしまったからなんだ。しかも、今年から会長は菜の花座を常にバックアップしてくれいる金子先生。じゃあ菜の花座、なんかやってもらいましょう、ってことになったみたいなんだ。

 町の行事にはどんなことであれ積極協力ってのが菜の花座でも置農演劇部でも基本線だから、時間もらえるってのはありがたいばかりだ。ただ、何するか?当然普段の芝居はできない。できるとすれば一人芝居、じゃあ、声上げたミホさんやりましょう、ということで、今回の台本書きとなった。

 『ふたたびの春?』熟年の同窓会恋愛のお話しだ。いやいや、恋愛までにはとうてい進まない。そのずーっと手前のデート、それも未遂。なんだ残念!50年ぶりに同窓会で出会った男性から音楽会のお誘い。すでに10年前、亭主を亡くした主人公は、ちらと心動くが相手にしない。ところが、出戻り娘はフラメンコだフラダンスと勝手放題し放題。その娘も小生意気に祖母をこき使う。隣室には呆けた爺ちゃんが30分おきに食事の催促。こりゃいい加減、うんざりするわ!なんもかもほっぽり出したくなるわ!デートだってしたくはなるわ、年寄りだって!!音楽会のチケットをがしっと掴んだ主人公、ところがその瞬間?!・・・・・!!!!っていうストーリーだ。

 パターンとしてはありふれている。それは承知。だって、芸文祭の一こま舞台だもの、難しいもの、うがったものなんかやれるわけがない。カラオケや演歌舞踊に挟まれての舞台なんだぜ。まっ、軽く楽しく笑いを取ってわかりやすい芝居を作ったつもりだ。

 この芝居、来週の菜の花座稽古スタートから同時進行で進めていく。菜の花座の存在を少しでもアピールできる舞台にできるといいね。それと、ミホさんの一人舞台てのも、初体験、これも楽しみの一つだ。ミホさんみたいなベテランが、こんな冒険しようって言うんだ。若い奴らもっともっと挑戦的であってもいいよな。

コメント
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