ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

桜、転じて取水口?

2010-09-11 20:44:43 | 教育

 桜、転じて取水口?なんのこっちゃ?

 舞台装置だよ、舞台装置。『Catch&Row』ボート部の話しでしょ、だから舞台は河原なわけ。客席側が川で、舞台は河原。で、奥には土手が上手から下手に連なってるって構図。

 下手には艇庫があって、中にはボートなんかも飾ってあったりして、結構にぎやか。じゃあ上手は?最初の計画では桜の木を土手に植えようと思って、そう実際作って置いてみた。かなり手間暇掛けて、葉っぱ何千枚と作って飾ってみた。

 難しい!まるで絵にならない。リアルな舞台に突如ファンタジーが顔出したみたい。まるで、後ろから魔女でも出てきそうな感じになってしまった。こりゃダメだ!製作責任の顧問Nには悪かったけど、ボツ!!

 もっとリアルな若木を作るかって相談してみたんだけど、残り5日でしょ、しっかりノウハウが確立してないものをこの短期間では無理だろうって判断した。じゃあ何よ?土手にあって様になるものって?それも、作るの簡単なもの。

 あった!ありましたよ。土手って言えばこれでしょ。取水口。我が瑞穂の国なら川は田んぼへの水の供給源。その取り入れ口はそこら中にある。見たことあるでしょ?鉄製の水門を大きなバルブで開閉するって奴。米作りの季節には、堰の担当者が毎日開け閉めしてる、あれだよ。あの取水口を作ることにした。

 鉄骨を組み合わせた取水口、これなら造作も容易だからね。顧問Nが設計して、今日一日掛けて完成した。取水口は四つのパーツからなる組み立て式。それに水路の開口部。さらに蹴込みに取水口。実際に舞台に設置してみたわけではないけど、なかなか良い雰囲気だ。これなら土手の上も狭くならないし、見た目も良いし、ナイスアイディア!ってところだ。

 あと、高すぎた階段に合わせて蹴込みの傾斜を修正したり、見切れる屋根裏に色を塗ったり、一昨日のリハーサルでわかった問題点を片っ端から手直しした。脚本関係では、超過の8分を短縮すべく、削り、切り取り、急き立てて時短に励んだ。

 ということで、どうやら明日からは仕上げに向けて、演技にぎりっと磨きをかけていけそうだ。

 

コメント
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