ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

新レパートリーは『祝い酒』

2010-04-07 09:04:39 | 地域文化

 昨年から始まったお年寄り対象の新ステージ『夢芝居』今年も継続だ。すでに三カ所の公演が決まっている。昨年準備した演歌舞踊5曲(『夢芝居』『津軽海峡冬景色』『男の情話』『柔』『お祭りマンボ』)とコント2本の組み合わせでも悪くはないのだが、ものごとは、常に新しい趣向を取り込まないと腐ってくる、ってこれ僕の直感だから、コント1本を新作にし、舞踊も1曲新レパートリーを加えたいと思っている。コントについて現在執筆中。来週あたりにはできるだろう。

 さて、新曲だ。いろいろ聞いた。様々探した。北島三郎、坂本冬美、都はるみ、CD買ったりネットで視聴したりして。そうそう、たまたま音楽配信サイトで出会った高校生演歌カレンなんて子の楽曲も衝動買いしてしまった。荒っぽくて情感は不足だけど、ぐいぐい迫ってくるエネルギーに押し切られた。おっと、新レパートリー、レパートリー。選んだのは『祝い酒』(坂本冬美)だ。

 選んだ理由、まず歌がいい。いかにも演歌だ。節回しも歌詞もこれぞ演歌って感じだ。内容も人生の節目をじっくりと描いていて、お年寄りには感動してもらえるだろう。次に結婚式のカラオケ定番ってことも大きい。部員全員がしっかり踊れるようになれば、友達や親戚や自分の結婚式の、いや自分の結婚式で踊っちゃまずいよな、アトラクションで披露したらかっこいいと思ったからだ。親戚とかご近所のおじさんきっと歌うからね。それに合わせてさっと飛び入りで踊ったりできたらこれは受けるよ。結ばれる二人への大切な贈り物になると思うんだ。

 ということで、『祝い酒』。またまた地元お師匠さん藤柳美香次さんに来ていただいた。午後2時からたっぷりと4時間。今回は中級技舞扇使いの稽古から。ひらりひらりと裏に表に自在に扱えるようにやってみる。先生のように滑らかに舞うようになんてさばけるはずがない。あっちでぽろり、こっちでぽろり。まっ、おいおい慣れるとして、踊りの稽古に入った。

 演歌舞踊は歌詞を忠実に振りに再現するので、一番から三番まで全部振りが違う。まっ、同じ仕草も混じってはいるが。だから、一通り振りをつけていただくまでに3時間かかった。その間先生の踊りをビデオに撮って、後はそれを大型液晶テレビに映しながら練習を繰り返した。それを先生がこまめにチェック。最後は4人ずつ一組で踊りビデオに収録した。

 もちろん、この程度稽古したからって、仕上がりっこない。先生からもまだまだ棒立ち!と厳しいお言葉をいただいた。あとは、このビデオを見ながら稽古を重ねることになる。なので、その夜の僕の仕事はDVD作成。撮影した動画をパソコンに落とし、まちゃあきさんの『最上川舟歌』と『祝い酒』それぞれ先生バージョンと部員バージョンをつなぎ合わせて40分ほどのDVDにした。これを部員17人プラス、演劇部の保存用で18枚を焼いた。こんなところしか顧問のできることなんだな。

 さあ、手本は全員が手にしたんだから、後は一人一人しっかり稽古して仕上げてくれよな。初舞台は新入生部活動勧誘週間だからね。

コメント
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