ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

奮闘!レコードのデジタル化

2010-04-28 22:18:26 | 演劇

 ことの起こりは、定期公演『カノン』だよ。どんな音楽付けるか?『カノン』だからね、やっぱ、クラシックでしょ。それもバロック。あっ、チェンバロとかオルガンの曲なんか似合いそう。だったら、あるじゃん、家に!レコードだけど!!

 ってことで、もう何十年もほこりを被ったままのLPレコードを引っ張り出してみた。あるある!バッハ。じゃーん!平均律クラヴィア曲集全6枚!聞いてたんだよね、こんなもの。はるか昔の話しだけど。それにしても、これってお宝だよね。他にも無伴奏チェロソナタ全曲とか、シューベルトの冬の旅とか。すげえすげえ!こりゃ、なんとしてもデジタル化して、パソコンかHDに保存しなくちゃね。

 さあ、どうする?以前使ってたソニーのBVAIOにはソニックステージマスタリングスタジオってアナログ=デジタル変換ソフトが付いていたけど、今使っているダイナブックにはあっちゃこっちゃ探ってみてもないみたい。買うか?ソフト!こんだけのお宝手に入れるためだもの、出費もやむなし!で、いろいろアマゾンとか、価格コムとか探し回ったら、IOデータからDAVOXLって機器が手頃な値段で出ているってことがわかった。ソフトも付属してるってことで、よし、これだなってことで早速注文。

 機器ったって届いた品物は、プラスチックのちっぽけな箱。入力と出力の端子がついて、USBのコードがついてるってだけのもの。できんなかい、こんなもんで?まずは、居間のオーディオセットに接続してやってみる。さっぱりだめ。アンプからの出力端子って奴が見つからない。そんじゃ書斎?のミニコンポならどうだ?とこれもあれあこれ2時間ほどの悪戦苦闘。ようやく、ヘッドホン端子から信号を取り出せばいいんだと思いつき、どうやらパソコンに取り込むことができた。

 よしよし、パソコンのマイミュージックに保存してと、さて、聞いてみる。あれあれ、なんか、雑音だらけ!えっ!なに?このプーンて音は。向きを変えたり、あっちを差し替えこっちを直し、さんざんいじり回して得た結論は?プレーヤーが悪い!!なんと、10万以上もしたんたぜ、これ!って言っても40年近く前だもんな。雑音も仕方ないっ諦めるわけにはいかないよ、だって、レコードは結構音質いいんだもの。

 うーん、プレーヤーか?また、買い物か?またまたムダ使いか?でも、買わなきゃ、DAVOXLも100枚以上もあるLPもすべて無駄になる。貴重だよ、ビートルズやボブディランもそうとうあるしね。今時、いくらで変えるんだ?プレーヤーって。で、またまたアマゾン&価格コム。おっと!7900円?!なんと、一回の飲み会費用だよ。ってことは、飲み会一回スルーすればいい。よっしゃ!買っちゃえ!!やれやれ、いつだってこのパターンなんだよ。

 で、買ったプレーヤーがオーディオテクニカのAT PL300って奴。ちゃちいぃぃぃ!軽いし、簡便だし、なんかおもちゃみたい。ベルトドライブのゴムなんか5ミリ幅だもの。40年前のダイレクトドライブの重厚感を懐かしみつつ、まっ仕方ない、買っちゃったんだもの。

 菜の花座稽古帰りの11時近くだったけど、早速接続してデジタル化へGO!『カルミナ ブラーナ』で試してみる。この曲も『カノン』には似合いそうな気がしてたから。日付が変わる頃、ようやく完了。パソコンに取り込んだ音を取り出して見て、おおーーっ!いいじゃん。安いのにちゃちなのに、軽いのに、なかなかの働き者だった。まずは、これで大量の宝の山を手堀りすることが可能になった。良かった!良かった!今夜はぐっすり寝られそうだぜ。

 

コメント
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