ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

演劇部は客寄せパンダ!

2008-09-26 00:07:23 | 演劇

 演劇部は客寄せパンダだって思っている。古いねえ、客寄せパンダって何よ。そんなら、チンドン屋?宣伝隊?おうおう、ますます黴が生えてくる。今ならなんて表現するんだろう?要するに、置農のコマーシャル部隊だってこと。

 そうなんだよ、時代から置いてけぼり喰らいつつある農業高校だからね、知恵だし、汗かき、力出し合って生徒募集に励まなくちゃならないってわけ。なんせ、少子化の波がひた寄せているから。

 なら、何が一番のCMになるのか?以前ならカリキュラムとか、学習の様子とかだったけど、今はもうそんな時代じゃあない。いやいやそれも大切!馬鹿にしちゃいませんよ。でもね、今時の中学生にとって、一番の魅力は楽しい高校生活ってことなんだよ。

 だとすると、こりゃ何ったって部活だよ。活発な活動があって、生徒たちが生き生きと取り組んでいて、その努力の結果が確実に成果に結びついている、こんな学校生活に惹かれるってことなんだ。

 ってことなら、当然、演劇部だよ、置農では。あっ、ごめん!ホッケー部も頑張ってます!弓道も地区でトップの実績です。野球部も最近めきめきです。でも、なんたって、全国だから演劇部は!って反っくり返るなよ。でも、実績が上がってるって言ってるだけじゃダメなんで、手にした成果はしっかりと伝えなくちゃならない。

 中学校の先生たちって本当に、輪切り思考だから!何年も前のイメージいつまでも抱えているから。置農って言ったら、落ちこぼれのどこにも引っかからない奴の行くところ!なんて考えで進路指導してるから、困ったもんなんだよ!そんな先生方に置農演劇部頑張ってるよ!ってぶちかましてやることが絶対重要なんだ。体力勝負じゃないからね、演劇は。あくまで知的な文化活動だからね。

 じゃあ、どうやって伝えればいい?そりゃ決まってる!部員が直接中学校に顔を出して、楽しくやってるよ、精一杯頑張ってるよ、全国行ったんだよ、って言ってくることだ。ええーっ!中学校で目立たなかったあいつが!通知票2ばっかりだったあの子が!保健室登校だった彼女が!驚くよねえ、びっくりだと思うよ。で、思うわけだよ。そうか、高校は偏差値じゃないんだ!って。生徒がどれだけ伸びるか、そこが決め手だ!って。

 昨日の午前中は、いっせいに出身中学校を訪問させた。地区大会の案内を持たせて。それも、大会のポスター、招待券だけじゃない。ちゃっかり置農独自のちらし持たせて。そりゃ、来ないさ、先生方。でも、いいんだ。ほー、置農、やってるじゃないか、活発じゃないか、って認識を新たにしてくれれば、それでいい。それが、来年の生徒募集につながる。ひいては、それが置農の活性化につながる。そして、置農の生き残りに帰着するってことなんだら。

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