おおぅ!雨あがった。よしっ、草刈りだ。
裏の畑の周囲を刈って回る。ついでに、我が家との間の道路?誰も道路だなんて思っちゃいない。我が敷地の一部、それが地域の人たちも含めて共通の認識だ。だから、当然、こっちで刈る。誰もしてくれないからね。
道路だって証拠に、その道をたどると公民館にぶち当たる。そうそう、この周囲も草刈りしとかなくっちゃ。放っておくと、公民館役員あたりに除草剤撒かれちまうんでね。機先を制して、あまり雑草が生がらないうちにきれいにする。地下水を飲用に使用している我が家としちゃ、除草剤が地下浸透して水脈に紛れ込むのは避けたい。でも、農薬散布に手慣れた人たちには、その不安まったく通じないから、ここはもう、実力行使以外にないんだぜ。
数年前には、ついうっかり先を越されて撒かれちまったんでね、早目、早目の先の一手だ。一度除草剤吸い取った土地てのは、生える雑草も一気に変わって荒地にへばりつくような草しか生えない。その恐ろしさに気づかない人たち。論争は無駄だ。そんな殺伐とした土にも、雑草生えないでいいね、って言う人たちだから。
次はぁぁぁ、そうだ、加工トマトの敷き藁を拡張しよう。この雨続きもあって、モンスター級の勢いで育っている。もちろんすでに実も着いてる。今は、まだ軽いので上に伸びあがっているが、実るに従い横に倒れてくる。転ばぬ先の杖、いや、倒れた時のベッドの用意だ。通路も完全に敷き詰めた。これで、実が土に触って腐る心配もなくなった。たった10数本の加工トマトだが、こまめに収穫すれば50キロ以上取れる。トマトってやつはほんと野生の逞しさなんだよ。
次は、ずっと気になってたサツマイモ周りの除草と、これからぐんぐん伸びて行く蔓の領土を確保しておく仕事。さらに、その先の落花生も草取りと土寄せもしてしまおう。山吹色の花も咲き始めたものね。
これが受粉するとするすると首を伸ばして地中に入り込み、そこで実として育っていく。だから、落花生。去年、生食用のオオマサリが上手にできて楽しめたから、今年はさらに色気を出して、乾燥ピーナッツ用の千葉半立ちも植えている。オオマサリの逞しさには及ばないが、暖かくなって生育も進んできた。周囲に土を寄せて、楽に花が土に潜り込めるようにする。この先、雑草繁らせるなんて、御法度。常にさらさらの土で周囲を周囲を保つ。
よしっ、終わった。ほぉら、雨降って来た。いいんだよ、それで。今日やりたいことはほぼ終われたから。午後はのんびりだぜ。いつもこう都合よく、お天道様、見守ってくれると助かるんだけどな。