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ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

気がかり解消!ハウスビニール外し

2020-10-25 10:30:16 | 農業

 この秋初の快晴・秋晴れ!機械屋さんがプロの技で応急修理してくれた脱穀機使って、やり残しの黒米の杭2本と、ええい、ついでじゃやっちまえ!でモチも扱いでしまったから、気持ちさばさばだぜ。あと冬前にやっちまわねばならんのは、ハウスのビニール外しだ。

 西風の強い季節になるし寒くもなれば、結束のマイカー線外す指先も凍える。暖かく長閑な秋のうちにぜひとも済ませておきたい仕事だ。天気予報じゃ晴、神さんの手が借りられるってことあって、今日が頑張り時だな。

 と言っても、この置賜、秋晴れの朝は霧にすっぽり覆われる。盆地だからなぁ、底にたまった朝霧がいつまでも居座るのさ。何時になったらお日さん顔を覗かせてくれることか。ハウスのビニールも露でびしょ濡れ。これじゃ取り込んでたたむわけにゃいかんよ。日が差して、水滴を飛ばしてくれるまで仕事はお預けだ。午後からは風が強くなるって、ちょっと不安!でも仕方ない、待つか。

 11時回ってやれやれビニール乾いたぜ。まずは、45センチおきに張ってビニールを抑えているマイカー線をほどく。片側30本以上あるし、半年の農作業で土と草に埋まってるから大変だ。草を日しりとり引きちぎり、土を掘り返しつつ1本1本外して行く。迂闊だったぜ、こんなに手間掛かるなら、数日前から暇見てやっておきゃよかった。なんて、いつもの通り後の祭り。風が出てきて、嫌な予感、押さえが外されたビニールは風に煽られ、帆のように大きく膨らみたわむ、勝手に空高く飛び去りそうだぜ。待て、ちょっと待て、すぐに自由にしやるから。なんだって、この風の中・・・

 始めちまったもんは、やり切るしかない。ハウスの前後、パッカーの押さえを外し、暴れまわる竜を手なずけるように、地面に引きずり下ろす。予報の風速、4メートルなんてもんじゃないな。6メートル強の烈風だ。が、まず、下ろしちまえば、こっちのもんよ。たたむだけだからな。

 ハウスは作物の残る畑と旧鶏舎の間にあって、7メートル×25メートルのどでかいビニールを始末するスペースはない。隣りの農道に引きずり出して折りたたむ。べた置きしておきゃ観念しておとなしく横たわっているのだが、片側だけでも持ち上げようものなら、本性を現して暴れまわる。縦長に2つ折りを2度繰り返し、幅を狭くして端から巻いていきたい。が、そんなこっちの思惑などまるきり相手にせず、膨らみなびき、手を離せば走り出す。ダメだ!折りたたむなどまったく不可能。ええい、仕方ない、適当に丸めて一塊にしてロープ掛けるか。表面の水分は飛ばしてある。来春までぐちゃ巻きでも、変な癖はつかんだろう。この強風だ。ともかく、けじめをつけることが大切だ。暴れ狂う猛獣を両手と両膝使って押さえつけ、ロープを回す。うーん、なんか、ほとんどまとまらないが、もう、いい!そのまま、小屋の中に引きずり込め。形が定まらぬまま、ずるずると引きずって、小屋の所定の場所に放り込んだ。

 なんだって、強風の予想出てるのに、強行するんだ?って言えば、そりゃ、これから先、こんな日々が続くってわかってるからなのさ。そう、冬がやって来る。寒さと季節風の冬が。到来の前に、ここまでは終わらせておきたかったんだ。

 今年1年、ずいぶんお世話になったハウスだ。野菜の苗作り、イネの育苗、トマトとメロン栽培、これだけ役立ってくれりゃ、農業器材としちゃ、表彰もんだな。風雨に耐え、日差しを忍び、黄砂まで浴びて、よく頑張った。ありがとう。また、来年もよろしく頼むぜ。

 さぁ、これで主だった外仕事は終わった。あとは、野菜の収穫やら雪囲い、それとボカシ作り、冬の訪れを待って進める仕事だけだぜ。

 

 

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燻炭きれいに仕上がった!

2020-10-07 15:53:41 | 農業

 ちょっと早いんだけど、燻炭作っちまおう。いつもなら、迫りくる寒さに追い立てられながら、薪割りしてる頃だ。でも、今年は、へへへだぜ。購入材の大物は夏前にきれいさっぱり刻み終えたし、盆過ぎに貰って来た河川支障木軽トラ5台分も、新戦力スチールのチェーンソーの威力で8月中に片付いた。

 稲刈りも順調に進み、今ややることと言えば、イネの架け替えくらい。だったら、燻炭作っちまおうぜ。早く出荷する農家はもう乾燥、籾摺りも終わってる。もみ殻もいいだけ持ってけ!で手余してる。たっぷり運ばせてもらって、たっぷり作ろう。

 もみ殻を炭と同様、半端焼きしたものが燻炭。こいつは農業じゃいろんな場面で大活躍するんだ。イネの種蒔き床に入れたり、苗の移植土に混合したり、畝のマルチ材としてばら撒いたり、ともかく有益、有効、この上なしなんだぜ。しかも、原料はもみ殻だけだろ。廃物の再利用ってことで、エコ的にも優等生なんだ。

 簡単に言っちまえば、ただもみ殻を燃やすだけ。いやいや違う。燃やしちゃならない。燻ぶらせるんだ。火力を適度に保つってえのが、意外と難しい。赤い炎が舌を出し始めたら、温度高すぎ。煙がゆっくりしか上がらなければ、低すぎて、仕上がるまで一昼夜かかっちまう。常に、一定の火力を保つ必要がある。

 積み上げたもみ殻の中心に専用煙突を立て、その内部で紙など燃やして種火とする。それにもみ殻を煙突上部から一握りずつ入れて火を強くして行く。火がガンガン熾れば、あとは、周囲にもみ殻を寄せるだけだ。煙突の下部スカート部分に接したものから、焦げ焼きになって行く。

 ここからだ、目が離せないのは。放っておくと、すぐに温度が上がり、炭を通り越して灰になっちまう。そこで、定期的にもみ殻を寄せてやって、常に半焼きが続くように気配り手配りが必要なんだ。横にずっと着いてなきゃいかん、ってほどのべつ幕なしじゃない。長い時は1時間おき、短ければ、15分に一度と、火の回り具合、もみ殻の乾燥程度、そして、何よりも風の度合いによって変わって来る。

 今回なんかは、籾も乾いていて、火の回りも早く、朝の無風はすぐに風速3~4メートルと準強風に代って煽られたので、15分に一度はもみ殻を寄せてやらにやならない。仕方ないので、近くで別の仕事をしながら、時間を見計らって駆けつけるってやり方で対応した。

 まず、ふろ用に薪を小割りする作業で時間をつぶしたが、まだまだ。ラッキョウの畝周りの草取りしようか。これで、半日。そうか、イネの架け替えもいいぞ。ただ、田んぼはちょいと離れてる。どうする?自転車で行ったり来たりするしかないな。なんせ、火力はどんどん強くっなって、15分に1度もみ殻寄せてやらにゃならんもの。

 行ったり戻ったりの午後2時間!焼きあがった燻炭!よしっ、上手くできたぞ。周囲のこぼれを除き、中心部まで一様に黒く炭化した。なかなかこうは出来んのだぜ。よし、満遍なく水を掛けて消化しよう。

 ただ、問題はここからだ。燻炭の埋もれ火って結構火力が強くて、20分近く、放水を続けて、煙も見えなくなっても、どこかに種火が残っていて、そいつがじわじわと勢力を増して、気が付いた時には、真っ白け!すべて灰にまで燃え尽きていた!なんて泣くに泣けない経験も何度もしてきた。

 今回はそうは行かんぞ。1時間おきに何度も散水して完全鎮火させてやる。って、ことで、今も天地返しと水撒きを済ませてきた。これで3度目。この状態で肥料袋に詰めてしまうって手もあるんだが、万一、その中で残党が火の手を上げたら、火災の危険もある。一晩はこのまま、放置して様子を見よう。

 ってことは、これから寝るまで何度でも、見回りと放水作業を繰り返さにゃならんってことだぜ。なっ、単純な作業だが、意外と奥が深いだろ。まっ、農作業てのはこういったもんなんだぜ。

 

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管理機の刃、自力で交換!

2020-08-11 13:21:18 | 農業

 つくづく思うんだが、農業用機械ってほんと凄い!どれもこれも安くて長持ち高機能だ。軽トラックなんて、見ろよ。あのちっぽな体で積載オーバー平気の平左、4WDで山道、林道どこでもござれ。おまけに丈夫で長持ちと来たぜ。我が家の、戦力外から移籍の20年選手も、どこもまったく問題なし、強いて言えばドアの一部が腐食してガムテープ張ってあるってことくらいだ。

 使用頻度トップクラスの草刈りだって、故障知らずの働き者だ。面倒くせぇ!除草剤で枯らしちまえ!って効率優先、環境汚染糞くらえ!派ならいざ知らず、真っ当に田畑と向き合う者なら、週に一度はお世話になってる。ただ、こっちは、刃は消耗品。昔は研いで使ったが、今じゃ刃先にチップが付いた特製品を使い捨て、でも、本体はこれまた購入年を忘れるくらいの古株だ。

 も一つ、忘れちゃならない万能選手!管理機。ただし、こっちは家庭菜園、自給畑向けの強力助っ人だ。ちょっとしした耕耘、畝立て、土寄せ、植え溝掘りにオールマイティだぜ。こいつも故障はしない、メンテナンスの手間もほとんど不要。わずかなガソリンで、文句も言わず働き続けてくれている。とは言っても、使用開始から20年超!土をかき回す刃はさすがに減る。耕したつもりが、ただ、引っ掻いてただけって状態になってきた。

 こりゃ刃を交換せにゃならんよなぁ。機械屋さんに頼むか?でも、高いよなぁ。部品も工費もバカにならない。そうだ、トラクターの刃だって自分で交換できたんだしな、管理機なんてミニトラクターみたいなもんだぜ。手前でやれぬわけがないっ!ただ、前進、後進両用なんで、ちょっと特殊な刃だ。果たしてネットで手に入るか?

 なぁんて、ネット時代はじゃんじゃか進んでるんだぜ。即座に、ってわけにゃいかなかったが、根気よく探していたら、ほれほれあった。なるほど木の葉型刃って言うんだ。適用機種を何度もチェックして、間違いなし、この刃で行ける。

 2日で届いた替え刃、よっしゃ、とっかえてやっちゃおうじゃねえか!

 まずは、洗浄機でロータリー部をよく洗い、取り付けのボルトナットに油を噴霧する。不安は錆び付きだ。20年以上手つかずでこき使われてきたんだ、ボルトナットだって、サビたり腐食したりしてるに違いない。新たに買い出しはしたくない。できれば使われているものを丁寧に外して使いたい。って言うより、まず外さんことにゃ変えられない。

 使用器具はレンチとモンキースパナ、もしやのために押さえ用のプライヤーと叩き用ハンマー。管理機の尻を持ち上げて作業開始。ナットをモンキーで押さえ、レンチ12番でボルトを回す。ありゃ、どっち回しだっけ?トラクタの時は反対にぎりぎり回しちまって、要らぬ苦労をしたんだった。よぉく、考えろ。ボルトは時計回りで締まるんだぞ。ってことは外しなら、反対向き。そりゃわかってるんだが、横向きとなると、えっ、こっちか?反対か?おっかなびっくり力を入れるから、まるで動かない。さらに、油を噴霧。再度試みるも、ピクリとも動かない。ならば、最終手段、レンチの端をハンマーで叩く。これは機械屋さんのやり方を学んだものだが、これが結構効果的で、やさしくトントンと叩き続けると、おっ!回った。あとはレンチで何度もはめ直しながら回して行く。ラチェットないからなぁ、はめたまま連続で作業ってわけにいかないのが、苛立ちの素。って言っても仕方ない。時間はかかっても根気よく半回転、半回転ずつ回す。2か所を外して、よしっ、取れた。

 なんと、この違い!とても同じものとは思えんな。これじゃ耕せないわけだぜ。

 替え刃はすべてで12枚。取り付け方向を間違えたり、錆び付きひどく、たった1本に20分もかかったりしながらもすべて交換終わって3時間。俺も気が長く根気強くなったもんだ。ふー、やったぜ!どれどれ効力のほどはどうじゃ?培土板を取り付けて、ネギの土寄せ。おおーっ!なんと楽々と掘れること!あっという間に土寄せ完了だぜ。

 それじゃ明日は、大豆・小豆畑の最終土寄せを済ませちまうとするか。

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今度は、熊だっ!!

2020-07-27 14:26:01 | 農業

 うむ?隣のブドウ園、なにやら厳重に電柵めぐらしてぞ。イノシシ対策か?それにしちゃ背丈の高さいっぱい、って、城壁みたいじゃないか。イノシシだったら、腰までで十分のはず。サルか?我が家のジャガイモ襲撃した離れサルか?デラウェア、収穫始まったらしくていい香り漂わせてるもんな。人里の実りに味しめた半野生動物たち、舌なめずりの虎視眈々だろうさ。

 ほとほと弱り顔のTさん、「熊、熊にやらっちゃ。せっかく収穫できるよになったてのに」

 そうか、熊か!そういえば、山越えた地区で熊にやられたってテレビニュース流れてたっけ。山向こうだから、他人事のように聞き流したけど、熊にとっちゃ、100メートル弱の山なんて、住処そのものだよ。よっしゃ、今日は南側のブドウ畑か、てなもんだ。

 「ほら、周囲、荒れて来てるだろ。藪や森になって。」なるほど、警戒心なくなって、自分のテリトリーだと思ってるわけだ。

 我が家のブルーベリー畑の向こうは、廃園になったリンゴとブドウの果樹園。これがもはや完全に原野に戻ってる。そのまま熊が住んでたって気づかない荒れ果て方だ。

 「止めずに果樹作り続けてくれてたら、防壁になんのに。」Tさんもつい、本音がぽろり。

 せめてTさんの気持ち慰めようと、ブドウ園つながりのブルーベリー畑、周囲の草刈りをしてやった。でも、藪も林も手は出せない。他人様の土地、勝手に草かったりできっこないからな。

 そうだ、うちのハウス、そこのメロンがそろそろ食べごろだぜ。その隣にはスイカも。うーん、こりゃ他人事じゃないな。スイカはコンテナ被せてあるが、メロンはむき出しだ。甘い香りが漂い出せば、ブドウ飽きたからメロンも乙だねぇ、なんて立ち寄らないとも限らない。対策、対策!メロン全体を霞網のようなネットで覆ってちまぅてのはどうだろう。熊の手足にまとわりついて、きゃつを苛立たせ意欲を失わせるって手だ。今年は、横壁ビニール早々と取り外しちまってるからなぁ、ハウス内は入り放題だものな。

 トウモロコシもネットで囲わないと。受粉終えた穂が膨らみ始めてる。こっちを狙うのはハクビシンだ。まだ、数日のゆとりはありそうだが、急ぐにこしたことはない。メロンとトウモロコシの獣害対策、明日は絶対だぜ!

 農業、廃れ行き、ウィズワイルドアニマルズの模索が続くってことよ。

 

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今時、畑仕事は雨降りとの駆け引きだ!

2020-07-14 08:53:48 | 農業

 ほらほら、今日は朝から雨、一日中降り続くってよ。いやぁぁぁ、よかった!昨日は梅雨の晴れ間をうまく盗めたぜぇ。

 2週間前のカラカラ天気、思い出すのもムリなくらい雨降り続いてる。それも昔ながらの、♪しとしとぴっちゃん!じゃないものな。♪あん時ゃ土砂降りざんざかざん、これでもか!?って情け容赦のない降り方なんだぜ。お陰で田んぼの水不足は一気に解消、止めても遮っても知るもんかいと流れ込み、かけ流しの状態がずっと続いている。水口に置いた手製のビニール土嚢の背丈を超す水位で流れてるんだから、手の施しようがない。

 こうなる前に、やっちまいたかったよなぁ、畑の仕事。一つはジャガイモの収穫。土が乾いてる時に掘らないと保存性が落ちる。サルにも狙われてる。も一つ、もっと気が気じゃないのが大豆、小豆の中耕・土寄せだ。補植の際に一度済ませてはいるが、この時期の草の勢いは傍若無人の半端なし、だからなぁ。ちょい油断すれば本家の豆たちを一気に覆い尽くされちまう。時期を失っした大豆畑の除草、うーん、思うだに地獄!梅雨明け、灼熱太陽の下、四つん這いで草取りだぜぇ。しかも、草に攻められて豆たちはひょろりと徒長、まともな収穫も諦めにゃならん。だからさぁ、草がまだおとなし気な素振りのうちに、なんとしても土をかぶせて制圧しておきたいんだよ。いや、それでもまだまだ出てくるけどさ。

 なのに!

 なんと!

 畑、水浸しじゃないか!!すぐ横を流れる水路から溢水だぜぇぇぇぇ。

 カボチャ、里芋の植えつけの時にゃ、ちょろちょろで水汲み不能だったのに、今じゃ音立てる激流。わずか幅50センチ足らずの水路だが、怖ぁぁ、足踏み違えば流されるよなぁ、この勢いじゃ。その一部から水路壁を超えて水が流入してるんだ。慌てて周囲の草をどけ、土嚢を積んで応急措置をした。やれやれ、向かい側の田んぼの人、草刈り手抜きするからよぉ、水路狭まって溢れるるんだぜ。畑に足を踏み入れて、焦った。脛の中ほどまでずぼっ!おおっ、底なし沼か?足が抜けないぜ。

 さて、困った!

 やれ、弱った!

 せっかくの曇り空だっていうのに、これじゃ中耕・土寄せなんてとても無理!管理機ぬかって埋まっちまうよ。明日まで待つしかない。砂気の多い土だから、水さえ引けば、なんとか。いや、また降れば、明日だって・・・・

 祈ったねぇ、気づくたんび、空を見上げてお願いしたよ。

 水は引き、どうにか持ちこたえてくれた畑、でも、まだ機械が入れる状態じゃない。浸水個所から離れた部分ならなんとか行けるか?騙しつつ動かして、軽く表面だけかき混ぜるか。今日は一日降らない予想だから午後まで待つか。ほんと、この時期の畑作業は、雨神様との駆け引きなんだぜ。

 明日からまたしばらくは雨だって言うし、不安じゃあるがここは思い切って勝負!?だな。ここを逃せば、間違いなく雑草地獄に突き進むぞ。管理機の後ろに土を左右に寄せるアタッチメントを着けて作業開始。うおーっ、や、やっぱり重いぃぃぃ!馬力、足りねえっ!こりゃ一気に耕耘と土寄せは無理だな。まず、排土板外して軽く耕し、上手く行ったら土寄せしよう。

 恐る恐るの機械進行だったが、どうやら土の乾き具合も判って来た。うん、これなら行ける。浸水個所に近い部分もそっとそっと表面を舐めるように、機械の方は後ろから目一杯押しながら耕し終えられた。よしっ!

 2回目の耕耘は、土を寄せて、出来る限り株の周囲の雑草を埋めてしまうことが目標だ。一度通っておいたので、どうにか土も寄せられる。ただ、畝間の中央を通ったのでは機械の作業幅が不足だ。思い切って片側に寄せて進行。よしよし土が株元まで届いた。折り返して反対側に寄せて機械を動かす。

 結局、3度手間になっちまったが、上手く土寄せまで出来た。どうだい、美しいじゃないか!

 作業の後の畑や田んぼって、惚れ惚れする見事さなんだぜ。これは苦労して仕事終えた人間にしかわからんよな。株間の草は残ったままだが、それはまた、梅雨の晴れ間を盗んでやっつければいい。半日もありゃ片付く仕事だ。

 これで残るは、ジャガイモ収穫のみ。まっ、こっちは焦ることはないさ。おサルさん除けも上手く機能してるいるしな。さっ、今日は一日休農日ってことで、スイーツでも作るかな?

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