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ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

公民館、やっと雪下ろし!

2022-01-09 14:47:00 | 地域文化

 うわぁ、また降ってるよ、屋根の庇からせり出した雪庇が2重構造!こんなんあったかぁ、今まで?

 軽く70cmは超えたぞ。は、早く下ろさにゃ。って、言ったって、公民館だしなぁ、いっくら館長だからって、一人頑張るって筋のもんじゃない、ってぇか、絶対無理!

 ここ数日、寒気おさまって、日差しものぞいたのしてるから、もしかして、落ちるかも・・・の願いも虚し!全然ダメだぜ、ずり落ちる気配、さらさらなしだ。お、おい、あそこの壁の亀裂、前からあったか?も、もしかして、雪の重さのせいか?

 ダメだ、一人心配してたって始まらない。この冬最初の雪下ろし当番、北側二つの隣組、召集掛けよう。

 日曜日10時開始。集まって来た人たち、呆然!どうする?どこから手をつける?

 そこは、館長、ずっと段取り考えてきたからね、任せてくれ。下から軒下突くつもり?危ねえ、危ねぇ。一気の落雪に埋もれちまう。おいおい、除雪機なんていいから後で。それ意味ないし。屋根に登れない分、下で役に立ちたいって気持ちはわかる。が、まずは、屋根にうず高く積もった雪を落とそうぜ。

 どうする?って屋根に上るしかないだろうが。ほらな、そんなことだと思って、長い梯子担いで来てんだからさ。梯子を掛ける位置だって、熟慮済みさ。屋根の切妻部分に立てかける。そこなら、雪庇の張り出しも少なくて、雪崩を起こすことなく屋根に上がれる。さぁさぁ、男衆は上がった、上がった。

 屋根の塗装を新しくして10年、つるつるで積もるそばから落ちたし、それぞれの家も、自然落下の傾斜屋根が多いしね。本格的な雪下ろし経験者、少ないんだぜ。ほら、ほら、てっぺんから掘り返してどうすんだよ。疲れるぜ、そんな遠くに放り投げてたら。まず、雪庇を落として、転落の危険をなくし、次に庇に近い部分から落として行く。ただし、薄く雪を残した状態でね。屋根までむき出しにしちまうと滑ってそのまんま滑落するぜ。だんだんと上に上がるようにして行けば、傾斜を利用して掘った雪を滑り落せて楽だろ。って、教えてやりたいところだが、それぞれ自分の流儀にこだわってる男たち、まっ、勝手にやれよ。

 屋根に接する部分は氷になって張り付いている。これじゃ落ちねえわ。途中、座敷でストーブ焚いて中から温めて融かそう、なんて意見も出て、着けてはみたけど、ほとんど効果なしだな。建物そのものが、氷結してるんだもの、火炎放射器ででも焙らない限り、融かすなんて、まっ、無理だよな。

 下では女たちがただ見守るだけ。上に上がれない年寄りはやたら除雪機を動かしているが、まっ、気休めだな。いいよ、いいよ、参加してることに意味がある。最高齢の長老、俺じゃないよ、元気で頑張ってる。曰く、歳じゃないよ、やる気だよ。そう、若い衆もスノーダンプでばんばん落としてる奴もいれば、

 なんだか、ちまちまと削ってる男もいる。こういうところで、その人のお役立ち度がわかるよな。

 なぁんてことは、心の奥にしまって、ひたすら掘っては滑り落す。ついには屋根も露わになってきて、おっと、ここらからは滑落注意だぜ。雪下ろし達人から、滑らない歩き方なんかも教わりつつ、ついに、屋根全面、きれいさっばり、雪を払い落とした。さすがに10人近い人力、あの雪の塊をとうとう落とし切っちまったんだぜぇ!まさしく人海戦術、為せば成る、雪下ろしみんなでかかれば、この通り!

 いやぁ、下ろしたねぇ、完璧に剥ぎ落したねぇ、大したもんだ。ぴったり1時間、露わになった屋根の塗装がまぶしいぜ。ほれ、雨だって降って来てきて、明日は晴れで最高気温も4℃まで上がるってことだ。建物も、温まって一息つけるだろう。

 いやぁ、肩の荷を下ろした、ってこういうこと言うんだな。集落、みんなの大切な持ち物だからな。雪につぶれなくて良かった。

 おっと、明日は、我が家のポンプ小屋の雪降ろしだ。旧鶏舎も2度目の除雪が待ってる。まぁ、こうやって雪と押し問答するのが、冬の暮らしってもんなんだぜ。

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サンタタクシー、元気に発進(発信)!

2021-12-15 10:57:03 | 地域文化

 JR福島駅駅前広場に進出したサンタタクシーパフォーマンス、大成功だったって。よかった、よかった!お手伝いした甲斐があったってもんだぜ。いつものことだけど、今回はさらに、色違い5色のサンタを登場させろなんて無理難題を吹っ掛けたのに、台本作者の気まぐれを忠実に再現してくれた。ゴレンジャーの闘いとか、演技力以上の技量も試されたはずだしね。 

 演者はすべてタクシー会社社員!なんだぜ。そう、社長の命令一下、どころか、社長、専務率先しての街頭パフォーマンスに繰り出したんだ。もの好きなメンバーがよく集まったもんだ。ショッカーとの戦いなんかも再現するとか、もうなりきり力が凄いよなぁ。地元テレビも報じてくれたってことだし、それも初期の目的、達成で良かった。

 集まって来た観客から、「あんたたちどこのプロダクションの人?」って聞かれたって。演技の質も格段にアップしてきてるってことだ。引きずり込まれた若手運転手も大いに楽しんだそうで、それが何よりだ。人前で得意技、不得意技?を披露して見る者とともに楽しむ、こんな開放的な文化が日本じゃまるで不足してんだよ。役所や警察はすぐに規制したがるしな。交通の邪魔だ!って顔しかめる人たちも少なくないし、立ち止まって楽しむってゆとりが日本人にゃ失われちまってんだぜ。

 昔はさぁ、大道芸とか物売りなんか人だかりになったものだ。渋谷の井の頭線駅入り口ガード下でバナナのたたき売りしてたの覚えてるぜ。浅草浅草寺境内でガマの油売りも見たことある。寺山修司やアングラの連中が「書を捨てよ、街に出よ」って叫んで街中を飛び回ってたしね、おっと、デモも街路に溢れ出すって日常の光景だった。

 なんか、今の世相って、型にはまって、いじましく堅苦しくなっちまってるって思わないか?もっと、羽目を外すハチャメチャがあっていい、もっと、街がお祭り騒ぎに溢れてていい。そこら中に人だかりがあって、もの売ってたり、伝道してたり、政局の演説があったり、楽器の演奏や街頭パフォーマンスがあって・・・それが街、盛り場ってもんじゃないのか。良き市民に飼いならされちまったよなぁ。

 おっと、あづまタクシーのサンタタクシーパフォーマンスだ。好評につき、12月25日には飯坂温泉駅前での出前も決まったってことだ。今度は地元、お馴染みさんがたくさん集まってくることだろうぜ。

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今年も来るぞ、サンタタクシー!

2021-12-08 10:34:35 | 地域文化

 サンタクロースの季節だぜぇ!って、まだ早いか?

 早くない、早くない!

 12月11日(土)午前10時!サンタさん、タクシーに乗ってご来臨だぜぇぇぇ!そうとも、もちろん、サンタコント付きだ。

 あぁ、いつもの飯坂温泉駅前だろ、福島交通飯坂線の。

 って、違うんだなぁ。なんと、なんとぉぉぉぉ!驚くなよ、

 JRの福島駅東口広場!だってよぉ。

 いやぁ、出世の階段一気に駆け上がってるなぁ。

 あづまタクシーの年末恒例サンタコント、年々コントの質も上昇してるからね、まっ、どこで披露しても集客はばっちりだ。

 まず、企画・出演の社長、専務、この二人、菜の花座の劇団員なんだ。公演ごとに力を付けて、主演を張るのも時間の問題?って実力を蓄えつつある。しかも、今年はそれに何重にも輪をかけて、ゴレンジャー団員が加わったんだから、強力だ。ほら、イベントなんかで戦隊ショーを披露してるだろ、あのゴレンジャーの一員さ。

 と、役者がそろえば、台本担当の俺も頑張っちゃったわけよ。

 よぉーっし、これまで以上に面白いもの書くぞ!ゴレンジャー、目一杯活躍させてやろうぜ。空中6段蹴りに回転アタック、ブルーキックに鉄拳ドレミ撃ち、・・・ふふふ、サンタタクシーの他にレンジャーの活躍も見られる、しかも投げ銭、売り物一切なし!こりゃ絶対の見ものだぜ!

 いいか、12月11日(土)10時から。JR福島駅東口広場だからな。子ども連れて、孫連れて、ひ孫連れて、来なきゃ後悔するぜ、と、アオレンジャーは気合い十分、今日もタクシー乗車前のストレッチ、キックのトレーニングに励んでいるぜ、絶対!

 

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飲み会はパス!ってことで

2021-11-22 10:14:17 | 地域文化

 勘弁してくれよ!公民館長の研修会、ったって、狙いはその後の懇親会=飲み会だろ。やれやれ、コロナで地域の飲み会、軒並み中止、こりゃいい具合だぜ、って喜んでたのに、感染者落ち着いてきたらさっそく飲み会開催だってよ。

 役場職員、講師に引っ張り出して、出前講座で勉強します、とかって形作って40分、終わればさっそく飲み会だ。待ってました!って好きなんだねぇ、膝突き合わせての一杯が。飲み会大嫌いのこっちとしちゃ、さっさと退散、その足で真っ直ぐジムに駆けつけた。どっちだよ、健康的なのは。そうそう、講座のテーマ「介護保険制度」元気な高齢者でいてもらうために、ってんだから、どう見たって、こっちの飲み会逃亡、ジム直行の方が趣旨に合ってるよな。

 どうも飲み会ってやつは嫌いなんだ。酒飲みが嫌いってことじゃないぜ。酒は毎晩飲む。が、大人数でわいわい盛り上がる飲み方が苦手、出来れば出たくない。現役時代の職場の飲み会だって、仕方ねえ、我慢だ我慢!でじっと座ったまんま。お酌に立つなんてするもんかい、酌しに来てくれたって、二言三言気まずいやりとり。空気は俺の周りでじっとり停滞するばかり。一人、浮いたまま、いや沈んだままで耐え忍ぶ2時間。よしっ、お開きの手打ちだぜ、やれやれ囚われの時間は終わったと、さばさばと会場を後にしたものさ。

 酒飲みながらの調子合せの会話が嫌いなんだ。相手に合わせて話題をひろって来るての、苦手、その気にならない。お追従、おべんちゃらは言えないし、心底感心してても目の前で褒めるのは気恥ずかしい。と、なると、共通の話題がない。興味関心やものの考え方が世の常識からかなり隔たってるんでね。真剣に意見ぶつけ合う気はないんだが、話し出せば、つい理屈っぽくマジになる。たまらんよな、楽しく飲んでる人たちにしたら。あいつの近くにゃ寄り付くまい、酒がまずくなる、となる。当然!こっちも飲んでたって酔っちゃいない、頭のどこかで観察してるんだ、嫌な奴だって思われて、これまた当然!友達できないよ!そうそう。

 飲んで舞い上がってる人たちの心の軽やかさについて行く気はないんだ。日頃考えたり感じたりしてることしか、口に出す気がない。誰が、芝居とか農業とかマラソンの話し聞きたいって言うのさ。なぁに、無理して話し合わせてくれるこたぁないぜ。あんたはあんた、俺は俺、お互い勝手にやろうぜ!ようするに自分本位の偏屈野郎ってことさ。

 人生も最終章、後期高齢者に王手、遜ピン(偏屈の米沢弁)にもますます磨きがかかって来た。気乗りしない飲み会にゃ出ない!家で一人呑みが一番。って大手を振って拒否できるようになった。そうさ、残りの時間も少ないんだ、気兼ねや気遣いしてる場合かよ。好きなことをやる、無駄と思うことからは身を引く。そう割り切って生きなくっちゃな。

 と、決断したものの、次回二月の公民館長研修会兼飲み会は、当番館だってよ、まいったなぁ、勘弁してくれよ。

 

 

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猛暑登山!いや、登山道整備

2021-07-17 15:26:20 | 地域文化

 さぁて、今年は登れるかなぁ?_

 福島県境、中ノ沢山の登山道整備だ。以前、この峠道は福島県飯坂と結ぶ大切な生活道、できればここに自動車道路を開通して、地域振興を!と、毎年、地域上げての民衆登山が行われて来た。

 が、福島とは栗子トンネルで国道13号が抜け、さらにそれに沿って高速道も開通してしまった。町の北側では、七ヶ宿を通って宮城県ともつながってしまっている。今さら、この旧道が脚光を浴びる可能性はほぼゼロに等しい。開通悲願の登山に意味はなくなってしまったが、まぁ、この地域の大切な山、それと道路開通に向けた先人たちの思いを受け継ぐって意味もあって、地区民登山は細々と行われている。

 子どもたちも含めたかだか数十人が登るためとはいえ、登山道の整備は欠かせない。地域公民館の役員を中心に草刈り登山が行われている。

 集まったのは18名、でも、山道を除草機を使いながらたどれる人数となると、わずかに6名。残りは登山道までの取り付け道路の整備に当たる。

 年齢見たんだろうな、どちらの組に入れるべきか躊躇したようだが、これまでの3回の経験もあって、山登り組に組み入れられた。そうだよ、そのために来たんだもの。まだまだ行けるぜ!昨日だって6キロ走ってんだ。

 ただの山歩きなら、まったく問題ないんだが、草を刈りながらの登山となると、脚力以上に様々力が必要になる。まず、一番の難点は、足元に注意を払えないってことだ。高速回転する刈り刃を見てなきゃならんからね。そこら中に岩やら灌木やら窪みやら、注意を怠ると刃が弾かれて火花を飛ばす。足元は、足裏のセンサー頼りだ。おっと!石の上だぜ、ほら、苔で滑った。あらら、崖でざれてるぞ、そうだ、前回ここで数メートル沢に滑り落ちたんだった。注意、注意!

 歳とって、何が変わったって、バランス感覚が低下したこと、これがめっちゃ大きいんだ。ちょっと、重心を失うと支えてられない。すぐによろめき、立て直せずに手を突いてしまうんだ。なんだって、こんなことで転ぶんだよ!ってついつい自分に毒づいてしまう。だから、山登り、それも草刈り機操作しながらの登山となれば、十二分に気を付けなくちゃならないんだ。これが一番の厄介だな。ささいな段差、一瞬の滑り、わずかな踏み違いでも、機械もろとも転倒しかねない。下手すりゃ大怪我だ。もしものことがあれば、それ見ろ、年寄りの冷や水が!って顔しかめられるに違いないんだ。これまで以上に細心の注意を払いつつ歩を進める。

 それでも、年に一度の自然界真っただ中、ブナの大木は待っていてくれたし、

 アジサイも可憐な花を咲かせている。

 梅雨時、雨がいっぱい降ったので、沢の水もたぎり落ちていて、気持ちよい。

 猛暑日突入で、沢筋の山林と言っても、やたら暑い。先頭のリーダーは蜂に刺されたって、これまた要注意だ。

 今年は、3回目で慣れたということもあって、この後登る子どもたちの目線に立って草を刈った。足場の悪い岩の周囲とか、滑落しそうな個所とか、よく見えるようにきれいにした。丁寧な仕事のせいで、8割がた登ったところで、燃料が切れた。組んで刈っていた人は4サイクルエンジンの機械だとのことで、混合油の予備はないとのこと。以前の2回は満タンで最後まで行き付けたのにぃぃぃ・・・。まっ、残りは後続の二人に任せよう。

 止まった機械を片手に最後の急坂を登る。これ、たしか300メートルほどのはず。GPS時計はすでに1.8キロ、えっ!たった!!そう、GPSは傾斜は認知外だからね、実際の踏破距離はこの1.5倍くらいかな。

 真夏の日差しは強くても水蒸気多く、眺めはもう一息だったが、置賜平野の半分を見晴らす絶景だ。

 赤とんぼ舞う山頂で先導の二人と後続を待ち、下山開始。

登りは1時間半かかったが、下りは30分だった。膝が笑うことなく、転んだり滑ったりもせず無事、登山道入口まで帰り付けた。ふぅ、この調子なら、もう一年は同行できそうだぜ。って、もうこの登山道整備、体力チェックテストになってるな。

 最高点は869メートル、高度差は310メートル。昼飯前?の登山としちゃ、手ごろだよな、なぁんて、疲れ果てたくせに。

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