泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

違う地平を目指すべし

2024-09-03 18:29:09 | 丹下一の泡盛日記
前夜、ベロベロで「あんたはもう寝なさい!」とベッドに追いやられ爆睡。
ものすごくたくさんの夢をみる。
そして、どこかの神社の本殿で舞台を始めている。例によっていきなりでセリフも何もわからない。
以前は「困った、怖い」だったのだが、この頃は「なんとかなる。始めましょう」になっている自分(夢の中で)が困ったもんだ。
お連れ合い様のブランチ。
トーストにゆで卵+ピクルスのペーストと塩揉みしたきゅうりのペースト。残り物のタコのサラダ追い胡瓜、いちじく(特売でめちゃ安かったのだけど大正解だった!)
40代の終わり頃、役者として焦る気持ちがあった。
プレイバックの即興演劇で心は鍛えられ、天女座のおかげで「お芝居」の演出や出演もたくさん。マスコミの仕事も毎月。
仕事の数だけはすごくて常にアイドリング状態。そして一番作りたい現代演劇の作業ができていなかった。
今なら即座に参加できるのに、と思いつつ、どこからもお声はかからなかったのが切なかった。
「今俺は使いどきなのに!」と思いつつ、お声をかけていただいた現場で必死に闘っていた。
外から見てどうだったのかはわからない。
その後50代になってから、新しい地平に移動できるようなお声がけをたくさんいただいた。嬉しかった。ただ、あの身体能力は戻ってはこないのだった。
そして、2年前の夏に膝が「もう無理です」と泣き出して、激しい動きはでき無くなってしまい。(幸い「小栗」を見てくださった人はそうは思わなかったらしい)あれから2年間治療も続け、プールでリハビリ中。
まあ、元々はろくに身体を動かすことすらできなかった自分が、お陰様でちょっとだけ別世界を見ることができただけ、なのだと考えている。
これからは、もっと違う地平を目指すべし。
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