泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

WS「平家物語」発表会その四

2022-12-22 00:31:40 | 丹下一の泡盛日記
朝はさすがにきつかったのだけど、もちろん想定内で。
富士山が、いつものように力をくれる。
集合を10時半にしたのは正解だった。

その分、アトリエ第Q藝術のスタッフにはご苦労をかけたのだけど。
チームのうち4人は「Hamlets/ハムレッツ」ver.10のメンバーでもあり、
また3人は発表会その一に参加している。
みんなこの場に戻ってきたことを喜んでくれている。
アトリエ第Q藝術の早川さんが、とてもいい助言をくれた。
即座に受け入れる。
現場に入り仕込みが始まった途端に新しく参加した3人が、新しい側面を見せてくれる。
ありがたいなあ。
そして、ゲネプロ。
当たり前なんだけど、劇場に入ると全員が新しい顔を見せてくれる。
初回から参加している一人が、ものすごいエネルギーを出した。
本番に向かっての助走なんだけど、本当に美しかった。
本番は、プレイバッカーズのメンバー2人も立ち会ってくれて。
久しぶりに「あがった」のだけど、もちろん基本は抑えて。
幸せに本番を終了。
長い付き合いがある人に「彼は、人を育てる才能がある」とコメントされたことが本当に嬉しかった。
本番の写真(撮影は、もちろん山口敦さん)は追ってFBなどにアップしますね。
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ボートシアター「小栗判官・照手姫」試演会、無事、終了

2022-12-20 00:04:14 | 丹下一の泡盛日記
月曜日は横浜ボートシアター「小栗判官・照手姫」の試演会本番。
家を出る時に、富士山が応援してくれているような。
船に着いて、ざっと通して、抜き。
その後、また通す。
この時の方が軽やかだったかもしれない。
その後、ぐっと冷えてきて。
そのまま本番。
まあ、なんとかやり切ったつもりだけど、自分でも心残りが。
その後、連れ合いにはボロクソ、までとは言わないが、くわくわと言われ。。。(もちろん自分だけが)
来年は、もうちょっと稽古に参加できるようにならねば、と。
帰宅して、とにかく明日の準備。
気持ちを切り替えて、明日の本番に臨みます!

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稽古場をハシゴする誕生日

2022-12-19 09:28:48 | 丹下一の泡盛日記
日曜日は誕生日。
この世界に入ってから45年になるが、大抵は年末最後の稽古とか本番で。
舞台の仲間と一緒に過ごせることが嬉しい。
この日、朝9時から横浜でプレイバッカーズの今年最後の稽古。
来年のウクライナや自主公演のためのリハーサルやミーティング。
プレイバックシアターなので「練習」はできない。
そして「練習」という意識があるうちは「稽古」にならないのは当然。
新しいキーボードが登場。
前日はコンサートのお手伝いだったし、さまざまな「おと」に触れ続けてきたので、触った瞬間から指が喜んで止まらない。
対面の稽古も久しぶりなら、こんなバースデーのお祝いするもの久しぶり。
写真を見たシンガポールのMから「36歳になったのか!?」とツッコミが。
15時に終了と同時に稽古場を飛び出して港に移動。
いつもの道を急いで横浜ボートシアターの稽古場へ。
翌日(月曜日)夜の「小栗判官・照手姫」の試演会のリハーサル。
自分以外のメンバーたちが細かい手直しを終えたところに合流。
一人で出遅れているので必死。
課題たくさんの状態だったけど、とにかく通して。
衣装合わせを終えた自分を、連れ合いが車で待っていてくれた。
練馬の居酒屋で軽く飲んで帰宅。
本番が楽しみ!
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給食に感動

2022-12-17 21:36:13 | 丹下一の泡盛日記

先日の横浜市の小学校の給食。
なんとボルシチが。
お肉をよけて美味しくいただきました。
コロッケは肉が入ってないか確認するために切ってある。
ここには写っていないが、大きな丸パンも。
お肉が出た時のためにコンビニでサンドイッチを買って行ったのだけど、
給食の丸パンは、普段は普通に食べているサンドイッチのパンが切なくなるくらい美味しかった。
給食担当の人たちは、あの手この手でこんなメニューを、自分が購入したサンドイッチよりもちょっと高いくらいの値段で、提供してくださっている。
今の日本は、こういう人たちに支えられていると実感。
土曜日はホールのお仕事へ。
自分のiPhoneに音源が入っているミュージシャンが来ていて、
サウンドチェックの「音」を聞いただけで「ああ、あの人の音」とわかる。
生では30年くらい前にジァン・ジァンで聴いただけなんだけど。
慌ただしく時間は過ぎていく。
火曜日までは、なんかすごいスケジュールだ。
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今年の「いじめ防止授業」は終了!

2022-12-16 22:55:09 | 丹下一の泡盛日記
木曜日夜は、川野誠一さんの劇団大樹の公演を観た。
川野さんは、狂言師でもあり、舞台のしつらえを見れば、
これは能舞台だと即座に了解。
そこでセリフ芝居が始まることの違和感も抱えつつ。
いい意味で、話の展開に素敵な予定調和。
全体を通しての伽耶琴の「意味」が最後に明かされるのが素敵で。
それにしても装置の緻密さがすごい。
小劇場でここまで作り込むことができる現場は、今、かなり限られているのではないか。
そしてこの全体をプロデュースしている「川野誠一」の思いの深さに敬意。
金曜日は再び横浜へ。
プレイバッカーズ「いじめ防止授業」の今年度最終日。
無事に終えて都内にとんぼ返り。
車中は、眠りつつ起きつつ。
帰宅して即座にシャワー。
そして「H/Ash」の稽古場へ。

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横浜の小学校へ

2022-12-16 07:22:50 | 丹下一の泡盛日記
木曜日、夜明けに起きて朝日を見て、そして横浜の小学校へ。
3年目。
そして、以前この近くを車で日常的に通っていた場所。
もうその頃の記憶が浮かび上がってくることは、ほとんどない。
今の小学生は「時間」に追われて大変だ。
一旦帰宅して、急いで東長崎の劇場へ。
川野誠一くんが率いるプロジェクトの本番。
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「H/Ash」の稽古

2022-12-14 23:00:27 | 丹下一の泡盛日記
前夜の酒がよくなかったのか、朝いつもの時間に目が覚めてもベッドから出られない。
そうこうするうちに二度寝。
起き出したのは昼頃だったのだけど、それでも体調は良くない。
まあ長い時間横になれたのはよかった。
柔らかい音が欲しくてタイ、バンコクのFM放送を流しながら中華粥を炊く。
ゆっくりと口にしながら本を読む。
夕方からは「H/Ash」の稽古。
3人の女優たちとゆっくりと時間を深めていくことができた。
一人一人と向き合って、その時のチームで作品を創り上げるのが自分のスタイルで。
稽古場は、お互いの「今」が向き合う場でもある。
たくさんのデータを収集。満足して終了。
そして、この日はCちゃんの誕生日。
駅前の美味しい中華屋へお3人をご案内。

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酒の力を借りて眠る

2022-12-14 14:04:20 | 丹下一の泡盛日記
火曜日はWS「平家物語」の最後の稽古。
来週は本番。発表会その四だ。
なので本番の順に流しながらの稽古となる。
期待通りにみんなレベルが上がっている。
細かいお願い事が通っていく嬉しさ。
このWSとは別に、いつか語りの本番として公演できたら、と考えている。
「那須与一」に登場する女性についての疑問を先輩に送ったら、
平家の専門家に転送してくださって、お返事を頂いた。
色々と興味深いことが書かれていて、勉強になる。
そして、一人で帰宅。
12時から2時間の打ち合わせ。15時から4時間以上の稽古で脳が沸騰しそうになっていて、クールダウンがうまくできない。
とにかく、風呂。そして寒かったので燗酒。
酒が美味しくないので、もう一度風呂に入り髪を洗う。
なぜかお線香の匂いがしていて、帰宅した時に誰かが一緒に入ってきたような気分。
強い酒を飲みながらネトフリで映画をみる。
酒の力を借りて、ベッドに入り映画の続きを見るうちに眠ってしまった。

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「マイナス1」と言うこと

2022-12-13 08:19:55 | 丹下一の泡盛日記
月曜日は横浜ボートシアターの稽古へ。
稽古場に行く途中、花や木に出会えるのが小さな楽しみ。
妙に心が落ち着かず。
稽古場でちょっと心が乱れてしまった。
反省。
それは来週には試演会の本番を迎えるのに、他の人たちよりも稽古回数が少ない、からだろうか。
今回は、全員が楽師も担当している。
自前の楽器を持ち込んで久しぶりに「演奏」。
ここで止まっってはいけない。
帰宅して、連れ合いが録画してくれていたNHKクローズアップ現代の新海誠監督のインタビューを観る。
印象的だったのは、最後に「共感」と言う言葉が出たことで。
東北の震災を扱っている「Hamlets/ハムレッツ」を11本創ってきたなかで、密かに大事にしてきたことは「共感」、そして「感情移入」だった。
もちろん被災の現場にいなかった自分には、永遠にわからないことがある。
なので「押し付けない」ことが基本と考えていて。それは、もちろんプレイバックシアターから学んだこと。
自分は「マイナス1」と言う言葉で説明することが多い。
他者のための隙間、とも。
実は日本の現場では、これがなかなか理解されない。
「完成品」を並べればいい、と考えている人が多い。
プレイバックシアターでいう「mature」とも繋がることなのかもしれない。
「マイナス1」で演技したり音を出すことを即興で、を20年以上やってきてようやく到達した世界でもある。
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「平家物語」発表会の構成に悩む

2022-12-12 05:27:14 | 丹下一の泡盛日記
そして、再び夜明けとともに起き出す日曜日。
「平家物語」の発表会まであと10日。
プログラムを考えるのが本当に大変。
全員に全部やってもらいたいのは当然なんだけど、
有料にしたからには、全体の構成をきちんと考えなければならない。
本当の意味での「適材適所」が大事。
この頃、言葉の意味を無理やりにすり替える人が多くなり、
こうやってカッコで括ることになる。
古典から真っ直ぐに勉強を続けていると、そのすり替えのあまりの浅はかさに悲しくなる。

日曜日のお仕事では、終日、伝統音楽を聴いていた。
そして、それに連なる新作も。
日本の伝統音楽を学んだ欧米人が創った曲がなかなか素敵で。
伝統はスピリットだとディック・リーが言ったことを再確認した。
日本以外の人でも、そのスピリットを受け継いでいれば「伝統」は成立する。
魂のない口先だけの「伝統」は、時を経て培われてきた「伝統/スピリット」を汚すだけでなく、それを担うべき人々の未来も危うくしている。

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