泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

役者心が疼く

2022-12-29 19:00:03 | 丹下一の泡盛日記
昨夜は、芝居の話ばかりが渦巻いて幸せだった。
「発語」について語るうちに唐十郎の話になったり。
ああ、やっぱり状況劇場が観たい、などと無理を呟いてみたり。
お芝居を見る楽しさを教えてくれたのは、状況劇場だ。
テントに入った時から別世界だし、もう開演のその瞬間から、心が躍っていた。
自分が創りたい世界とは別物なんだけど、大好きで、時間の許す限り新宿西口や花園神社や両国駅前なんかに出かけていた。
その頃の話をするうちに、妙に役者心が疼いてきた。
先日から「練る」ことを考えていたからかもしれない。
または萌香と話すうちに、結果自分を励ましていたのかもしれない。
ここ10年は、プレイバッカーズ以外では構成演出が主な役目だったのだけど。
そんなことをベッドの中で考えつつ、のそのそ起き出してきてご飯。
夕方、ウイーンに住むいとこのKが父にご焼香をしてくれるために連れ合いのTちゃんと実家に。
もう40年以上ウイーンでバイオリンを弾いている彼のおかげで父を連れてだけでも2回行っている。
その時の思い出やヨーロッパの話などに花が咲く。
もちろん話は、音楽や演劇方面にも。
年が明けたら行く予定のコンサートが楽しみだ。

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