泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

雨の横浜へ

2019-07-22 10:40:03 | 丹下一の泡盛日記

日曜日、これほど雨空が続く梅雨は久しぶりだ、と嘆きつつ横浜へ。
毎年12月に催されてきた「かながわ民俗芸能祭」が10回目を迎える。
神奈川県は民俗芸異能の宝庫で毎回5団体、9年で45団体に出演していただいているが、
まだまだお願いしたい団体がたくさん。
12月が楽しみだ。
そして、会場へ向かう途中、桜木町の駅を降りたところで訃報が。
80年代前半の自分の舞台を支えて下さったO川さんが旅立っていかれた。
90年代は、井村組をはじめ様々な現場で。
最後にご一緒したのは井村昂さんの一人芝居をお手伝いしたときで。
仕込みを手伝っていた自分の「動き」を見て、
「ばらしにも来れないか?」と言って下さったのが本当に嬉しかった。
もちろん終日付いていたのだけど。
闘病中と聞いてお見舞いに行かねば、と思っていたのだけど。
また一人、先に行ってしまった。
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「謎のアジア納豆」面白かった!

2019-07-21 05:40:49 | 丹下一の泡盛日記

土曜日は高尾の新制作座で「泥かぶら」の稽古へ。
電車に揺られつつ台詞を繰り返しつぶやくのだけどなかなか入らない。
これは「育ち」の違いもあるのだろう。
稽古場で相手役の人と立ち会った瞬間に身体が納得したところから即座に入っていく。
台本を読んだだけでは、どうにもわからない部分が、まだ多いのだ。
それを理解しておつきあい下さる劇団の方たちに感謝。

3月から通い始めた高尾もいつの間にか緑が濃くなった。
稽古はがっつり汗をかいて終了。
シャワーを使わせていただき帰宅。
高野秀行「謎のアジア納豆ーそして帰ってきた<日本納豆>」読了。
面白くて一気に読んだ。
ブータンでガイドの方が探してくれたのだけど出会えなかった「納豆」が悔やまれる。
演劇に出会わなかったら、いや今からでも、こういう作業をしてみたい。
自分たちの足下を見つめる大切な作業だと思うからだ。
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期日前投票へ

2019-07-19 23:44:21 | 丹下一の泡盛日記

宴会の後は、残り物処理の料理が続く。
今日は朝からひたすら事務仕事。
以前、会社をやっていたこともあるのだけど。
辞める時に基本のデータを全部破棄した。
自分のPCには会社関係の書類や関係者のデータは一切残していない。
当たり前のことだとは思う。
そして、「請求書」や「お見積もり」なんかはその書式を最初から作り直すことになる。
午後、自転車に乗って期日前投票へ。
20歳から基本的には必ず投票所に足を運んでいる。

帰宅して納豆炒飯。
納豆の本を読んでいると納豆が食べたくなる。
とても面白い。
こういう生き方、いいなあ:)
日本オリジナルのものは本当に少ない。
まさかとは思うが、納豆が日本だけのものだなんて思っている人は少数派だ、とは思う。
この本は、そのあたりを徹底的に追求している。
ツアーを終えてつるつるの脳にじわりとしみてくる。
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「いじめ防止授業」ツアー、前期終了!

2019-07-19 10:19:15 | 丹下一の泡盛日記

木曜日も横浜市永田中学校へ。
午前中に3本、という過酷なスケジュール。
女子は全員甘いもの持参。
別けてもらう。
プレイバックは、身体をほとんど使わない代わりに、ものすごく脳を使う。
左脳で考える、という意味ではない。
全身でテラーのエネルギーを受けとめるのに右脳をフル回転させている。
自分はアクターが一番楽で、コンダクターは3倍以上の疲れが来る。
もともと向いてないのである時からふっつりと止めてしまった。
そしてミュージシャンは、アクターよりも(脳が)疲れる。
「脳がつるつる」な状態になっていくのがわかる。
楽器を変えたり自分に仕掛けていくことが必要になる。
そして、無事終了。
たった8週間だったけど、自分たちには様々な意味で精一杯だった。
帰宅途中、どっと疲れが押し寄せて来たので、どこかでランチ、と。
思い浮かばない。
大分なら間違いなくあの駅の店。
函館なら、あそことあそこ。
伊達ならあの蕎麦屋。
松阪なら。仙台なら。
いくらでも思いつくのに。
都内で外食してないもんなあ。

結局帰宅して、シャワー。
前夜の残り物でビール。
やっぱり自宅が一番だ。
8月21日から後半戦が始まる。
それまでの4週間は、演劇人まっしぐらだ:)
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我が家にお客様が

2019-07-18 06:40:46 | 丹下一の泡盛日記
水曜日、午前中に外出、所用を済ませる。
長い間、心に引っかかっていたことを終わらせた。
午後、買い出しに。
お世話になっている方が新居に遊びに来て下さる。
先日の宴会での料理が大失敗だったことも踏まえて、気合いを入れ直して向き合う。

ビシソワーズ、久しぶりに作った。

タコとオリーブのサラダ。

蕎麦の実のハンバーグ。

フェンネルのコロッケ。
鮭をオリーブ油で焼いてマスタードのソースで。
のあたりからお持たせのワインとチースの美味しさに酔っぱらいに。
写真撮るの忘れた。。。

シソご飯。
これは紅ショウガをのせて、海苔でくるむ。
楽しい時間は無事終了。
実は、料理はみな多めに作ってあった。
実家に持って行く。
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2年目の永田中学校へ

2019-07-16 23:02:58 | 丹下一の泡盛日記

FBに大分で購入した生フェンネルの写真をアップしたら、フランス在住の知人から「え、なんでそこにフェンネルがあるの!?」と書き込みが。
実は地元のスーパーでも見つけていたのだけど、根元だけで葉の部分が切り取られている。
これではコロッケも作れず話にならんのよ。
知人がイワシとフェンネルのパスタを作れ、というのでネットでレシピを調べて試作。
もちろん松の実なんて高すぎて手が出ないので、できる範囲で。
こちらも緑の葉も含めて茹でて、緑色になったお湯でパスタも茹でる。
パスタに風味をつけるためらしい。
フェンネルを丸ごと使うのだ。
相方は「これは美味い!」と喜んでくれた。
試作を続けてみようかな。

火曜日は、2年目の横浜市永田中学校へ。
去年ご一緒した子どもたちとの再会も。
この日は、2本で終了。
帰宅して事務作業の続き。
夜は「お当番」。
稽古に行く弟の代わりに実家で母と父と過ごす。
雨が続いている。
明日は晴れ間が見えるらしい。
洗濯ができる!
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オフの日

2019-07-16 05:49:26 | 丹下一の泡盛日記
ようやくオフの日。
「オフ」というのは本番も稽古も打ち合せもない日、という意味だ。
溜まっている事務作業、そしてなによりも洗濯!
気圧のせいか頭が重い。
身体も重たいのだけど、これはでぶなのと「お年頃」のせい。

大分で購入した野菜でご飯。
ちゃんとご飯つくるのも久しぶり。

先日、雨の中、高尾のバス停にたどり着いた。
傘を持っていなかったのだけど、停留所の屋根まで、と思っていた。
が、普段は一人か二人待ち人がいればいいバス停に傘をさした女子中学生の長蛇の列。
全員がジャージ姿でテニスラケットのケースを背負っている。
部活の一団か。
大した雨でもなかったので、停留所の屋根から大きくはみ出た列の最後尾に並んだ。
しばらくすると前の方から一人の女子がやってきて「前の方にどうぞ」と言う。
御礼を言って屋根の下まで進んだ。
バスがやって来て、自分は当然最後に乗るつもりだったのだけど、途中で勧められて乗り込み席に着いた。
高校生の頃、同じようなことをしていたのを思い出す。
まあ、あの子たちにしてみたら、変なじーさんが雨にぬれているのを見かねた、って所かな:)
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ストアハウス日韓演劇週間

2019-07-15 11:48:53 | 丹下一の泡盛日記
日曜日、ちょっと遅めに起きる:)
おかしいなあ。
前日、あんなに汗流したのに体重が増えている。。。
ビールとウイスキーはどちらか、にしないといけない。。。
午後、上野のストアハウスの日韓演劇週間へ。
韓国の「劇団新世界」と日本の「Dangerous Box」が魯迅の「狂人日記」をテキストに作品を創り上演。
韓国の劇団は、やはり役者がいい。
ドキュメンタリーシアターの創り方も、プレイバックシアターに関わる自分には興味深い。
そして「精神疾患」や「精神障害」を持つ人たちと病院の現場などで関わって来たおかげで、記憶を呼び覚まされる場面もいくつか。
いい舞台創るなあ。
日本の劇団は、テキストレベルでの「やりたいこと」は共感できる。
そして、身体を深めることを演出/彼らはどう考えているんだろう。
深めてほしい、と思うと同時に、
逆に日本人の「身体」はもしかするともっとうつろなものになっているのかもしれない、とも考えさせられた。
終演後、30分ほど隙間時間。
ビールをいただきながらストアハウスのチームと話す。
その後、上野駅で別件打ち合せ。
嬉しい打診。楽しみだ。

帰宅してコーンスープ。
恐竜のドキュメンタリーを眺めながら。
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高尾の新制作座で稽古

2019-07-13 20:42:26 | 丹下一の泡盛日記
前夜、ぎりぎりまで藤田さんとご一緒しつつ帰宅。
新しいプログラムでの本番。
「春琴抄」のイメージ。
加えて8月の「泥かぶら」など。
脳内を大量の情報と次へのプランがぐるぐると飛び交い、交じり合い。
そして、こういう時は、どうも自分が非難されているような気持ちになったりする。
こんなに素晴らしい「ネタ」が脳内を飛び交っているのに、
一向に具体化できていない。
まあ、ツアーが続いて「稽古場」が成立していないから仕方がないのだけど。

そして、土曜日は高尾の新制作座へ。
自分のために劇場に平台が組まれている。
これほど贅沢な稽古場はない。
汗を流し脳も(自分なりに)一生懸命。
おつきあい下さる皆さんには本当に感謝だ。
なんとか終了。
いい疲れが。
なのに電車内で眠れない。
ツアーの疲れが抜けていないのだ。
ちょっと悩んだのだけど、帰宅してゆっくり風呂に入り、ちょっとだけ飲む。
本当は、酒以外、がいいのだけど。。。
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大阪DAY3

2019-07-13 20:28:51 | 丹下一の泡盛日記
連日のアルコールでのクールダウンにも関わらず、
もちろん「いい酒」を飲み続けているからか、
必ず目覚まし時計よりも早く目が覚める。
ゆっくりと風呂に入り、汗を出し、身体を起こしていく。
前日の3本を踏まえて、コンダクターチームがアイデアを出して来た。
予定変更。
前日並べておいた椅子を全部取っ払う。
プログラムが毎回進化していくのは素敵なことだ。
そしてパフォーマンスが始まる。
身体はビビッドに動くのだけど、脳の計算が追いつかない。
えりちゃん(髙橋江利子)がさっとオファーを出してくれる。
0.3秒後には全く違うことを自然に(なフリして)始めているのだった。
今回はえりちゃんにたくさん助けられたなあ。
中学生はもちろん、高校生だもの。
小学生相手の時のように身体にブレーキ掛けながらなんて場合ではない。
午後、無事終了。
新大阪駅へ向かうみんなと別れて地下鉄の駅に向かって歩いていたら、銭湯が。

朝見て面白がっていた。
入ってみたら大当たりで、奥は広く露天風呂まである。
「みそぎ」をすませて「次」へ。

12月に参加させていただく「春琴抄」の演出の藤田祥子さんが大阪まで来てくれていた。
春琴が生まれ育った設定の道修町を二人で歩く。
大阪の古い風を今も残した雰囲気が素敵だ。


少彦名神社や御霊神社にもお参りできて。
そして、お初天神にご案内:)
大阪にいる間、毎日お参り。
その後、お好み焼きをご一緒しながら話は尽きないのだった。

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