泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

藤原京子さんの作品のタイトルは「Breath」だった

2019-07-25 23:19:48 | 丹下一の泡盛日記

宴会の翌日のご飯は贅沢になる。
美味しくいただいて石川町の画廊へ。
中之条でヒグマ春夫さんにご紹介いただいた藤原京子さんの作品が好きで、山手のゲーテ座にも観に行った。
展覧会の最終日に時間がつくれてよかった。
プレイバッカーズのツアーは、当然ながら即興の連続で。
クールダウンばかりしているとスカスカになっちまう。
息が詰まる。
呼吸がしたい、と出かけたのだけど。
藤原さんの作品のタイトルが「breath(呼吸)」なのには思わず頬が緩んでしまった。
会場もご縁のある方とつながりがあり。
思わず長居。
そして、なんだか元町を歩くのも久しぶりで、いい時間になった。

ちゃんとお参りして帰宅。
身体に張りつくシャツやジーンズを脱ぎ捨てて楽になったら気がついた。
5分前に着信記録。
即座に電話。
そのままお仕事続行モードに。
一息ついて冷たい「お飲物」に手を出していたら、音楽と太鼓の音が流れてきた。
地元の神社の盆踊りなのだった。
これはご挨拶に行かねば、と冷蔵庫から冷えた缶ビールつかんで急ぐ。


小さな森の中の神社。
台の上と下に二重の和ができて人々は時計と反対回りに向かって踊り続けている。
もちろん中央には太鼓。
演歌どころか洋楽やポップスが流れても、太鼓。
左回りに時間を戻し、打ち続ける太鼓で呼び出している。
急速に「泥かぶら」と中之条での「Stick」の世界に引き寄せられている。

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「貧農の身体」と"Famer's spirit"

2019-07-25 12:49:45 | 丹下一の泡盛日記
8月の新制作座の「泥かぶら」では、借金に苦しむ貧農の役。
今まで芸能調査などで「江戸時代の農民の暮らし」などに触れることは何度もあった。
それをこの身でより深く感じることが必要。
今までやったことのない「役づくり」なんてことを始めているのかもしれない。
そして、その翌週にはヒグマ春夫さんの映像インスタレーション"Farmer's spirit"でのパフォーマンス。
タイトルが、なんと"Farmer's spirit"(=農民魂/百姓魂か)だ。
まったくの別世界での作品だと思っていたのだけど、
深い根っこでちゃんと繋がっているのだった。
パフォーマンスの方は、樹里(橋本樹里さん)にも助けてもらって15分くらいで来上がっていたのだけど、
再考!
「泥かぶら」の貧農の身体、が生きる"Farmer's spirit"のパフォーマンスにしなければ。

ランチは、オリーブの炊き込みご飯とオムレツ。
家の中を片付けて仕込みへ。
ある程度準備が整えば、別に後は普通に事務仕事。
宴会馴れしてるのか:)
夜、近くの自衛隊が花火をあげる。
それを見に両親が初めて新居にやってくる。
相方は母とは初顔合わせ。
(父と弟には劇場で紹介している)
母がここまで(そんなに遠くはないのだけど)外出するのも珍しい。
食事をしながらみんなで揃って次々に打ち上げられる花火を見る。
こんな平和な時間がまたやってくるなんて。
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