泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

津市プロジェクト無事終了

2015-01-20 19:56:39 | 丹下一の泡盛日記


20日(火)津市2日目。
前夜、冷えた身体においしいお酒とご飯。
食べ過ぎて、ちょっと眠って夜中にお仕事して眠る。
部屋に帰ってからはお茶だったのだけど。
目が覚めたら部屋が明るい。
!!!!!
時計を見たら7:24。
前夜、自分が「ホテル出発7:35ね~~」と。。。
飛び起きて即座に準備。
7:35には階下にいてカップに入れたコーヒーを抱えてみんなと出発していたもんね♪


津市立南ヶ丘小学校2日目。
ビデオ撮影しながらミュージシャンもやるのでテラーとのチューニングが難しいときがある。
1本目は正直言ってもう一つだったかも。
もちろん及第点だとは思う。
そして、最後のクラス。
我ながらいい「おと」出してる、と思いつつ進行できた。
ミュージシャンはいいなあ。客観的に出している「おと」を確認しながら進行できる。
逆に言うとイマイチなときもはっきり自覚してしまう。
そして、ハードな2日間が無事終了。
Kちゃんご推薦の美味しい中華屋のカタ焼きそばは本当に美味しかった!
そして、新横浜駅で「では明後日また新幹線の中で!」と別れるプレイバッカーズなのだった♪

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津から

2015-01-20 00:26:26 | 丹下一の泡盛日記



19日(月)は津市の南ヶ丘小学校でプレイバックの授業。
この「見捨てないキャンペーン」をあちらこちらでやってきているのだけど、担任の先生でこうもクラスの雰囲気が変わるのかと毎回思う。
素敵な先生に何人も出会ってきたし、一生懸命子どもに向かい合っている若い先生などに出会うと「応援してます!」という気持ちで一杯になる。


午前午後と2回の授業を終え、もうおなじみの明和町へ移動。
昨年秋に持ってきたポスターが張ってある♪
ここの小学校の職員研修で先生たちのためのプレイバック。
素敵な先生たちに嬉しくなって終了。
教育現場の様々な話を見聞きするが、こんな先生たちがいることに感謝。

気がつくとすっかり気温も下がり寒くなっている。
冷えきった身体に空腹。
都会にいると身体が冷える、ということがほとんどない、と気がつく。
熱燗で乾杯♪
明日は再び南ヶ丘小学校へ。

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居酒屋でできた「Hamlets ver.0」のたたき台

2015-01-19 06:33:57 | 丹下一の泡盛日記

昨日夕方、新横浜から移動。
名古屋経由で津に再び。
先月ほど寒くないのがありがたい。
翌朝早いのだけど、なのでついつい街を「散策」♪

シアターχのパンフレットに素敵な言葉があった。
「現体制のバランスに盲目的に妥協し流されることに危機感を持ち、目覚めた狂気の人間が本来、俳優という者たちなのだと思う」という郡司正勝先生の文章の一部。
郡司先生は「師」などという大層なものではないが、大学の卒論の主査を引き受けて下さった「先生」だ。
その偉大さが卒業後30年以上をかけてようやく身体全体で了解できるようになっている。
あんなに近くにいた先生ともっと、と思う。
本当に遅々とした歩みに情けないと思うことしきり。
そして、知の刺激に満ちた著作のページを繰っては足りないおつむに栄養をいただいている。

その言葉のおかげなんだろうか。
シアターχで見たかっこいい宇佐美くんのパフォーマンスの影響も、かな。
「ハムレッツ」のイメージがわきあがっていた。
それをまとめるために散策したのであって、決して新幹線と近鉄の特急車内で飲み足りなかったからではありません♪
居酒屋のカウンターで2月の構成台本のベースができた。
2月、というのは昨年1月に続けて京橋のK's Galleryでのヒグマ春夫さんとのコラボ・パフォーマンス。
3月上演の「ハムレッツ」に先駆けて、その一部から構成したものを野田貴子さんと橋本識帆ちゃんにも参加してもらい「Hamlets ver.0」を上演するのだ。
ホテルに戻りメモ書きをパソで打ち直す。
今までのは試作品/デッサンだったが、これは本当のたたき台だ。

5時間眠ってすっきりと目が覚めた。
朝風呂に入り準備完了。
今日は途中移動もあって終日プレイバックの本番が続く。
夜には充実した旨い酒を飲んでいるだろう♪

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「死の教室」のポスターと再会

2015-01-18 17:15:24 | 丹下一の泡盛日記

シアターχで「動物たちのバベル」をテキストにした「バベルクラブ定例集会」をみた。
「死者の書」で一緒の宇佐美雅司くんが出演している。
彼は俳優だけでなくダンサーとしても活動している。
動きのキレが見事で素晴らしかった。


気がついたら劇場の客席入り口にCricot2のポスターが飾られている。
これは自分も以前持っていて部屋に張っていたものだ。
この舞台を見たことで学校を卒業した後も舞台人として生き続けていこうと強く思った。
紙のポスターをそのままに張っておいたので随分といたんでしまい引っ越しのときだったか処分してしまった。
もったいないことをした。
ふと見ると、あれま、秀島実さんの寄贈らしい。
久しぶりにお名前拝見。

舞台終了後、新横浜駅に移動。
待合室でお弁当♪
無料の無線LANが利用できるので助かる。
これからプレイバッカーズと津市に移動します。
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プレイバッカーズ初稽古

2015-01-18 11:41:47 | 丹下一の泡盛日記

昨日はプレイバッカーズの稽古。
稽古場が「ハムレッツ」と同じ場所で前日夜まで稽古していたので、なんか面白い感じ♪
実はプレイバッカーズとしては初稽古。
劇団内の個別プロジェクトで本番は2本すませているが、全員が揃うのは本当に久しぶりだ。
午前中はプレイバッカーズのみ、午後からはゲストを迎えてのオープンリハーサル。
まじめに稽古したので頭が重い。
帰宅して即座にお風呂。

その後、スカイプでたくさん話すことになってしまった。
もう少し器用に対応すればいいのだろうが、まじめな性格の根っこに質問が飛び込んで来ると対応してしまう。
脳もフル回転。
そして「ハムレッツ」のシーンがいくつか、朝方の夢に現れている。
なんだろうね、こりゃ。

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イブ・サン・ローランに学ぶ「孤独」

2015-01-17 00:56:52 | 丹下一の泡盛日記
16日(金)は高田馬場のクラーク国際高校でプレイバック。
この頃、この「故郷」を訪れることが多くなっている。
見渡しても見知った看板はもうほとんどない。

前夜、イブ・サン・ローランのドキュメンタリーを見ていた。
彼の「孤独」に触れ、大いに励まされた。
「創造」に関わるものに当たり前の「地獄」とは知りつつも、彼の孤独な闘いを思うと「比べようもない自分などは」とファイトがわいて来る。
真っ暗闇に小さな行灯でただ足下を照らしながら進む、という言葉を教えてくれた人に感謝しつつ、その言葉をかみしめている。

クラーク国際高校にはパフォーマンスコースがあり、表現に関わる若い人たちがたくさん学んでいる。
彼らが「プロ」になるかどうか、よりも「表現」や「パフォーマンス」を体験することで学ぶことがたくさんあるのだろう。
このコースに学ぶ人たち全員が「技芸」の世界に進むと思うのは早とちりだろう。
彼らの「葛藤」に触れるパフォーマンスになった。
コンダクターのこうたろう(秋山耕太郎)と生徒たちの時間の豊かさの証明だろう。
そして、久しぶりのミュージシャンえりなっち(田村依里奈)の「おと」が心地よい!
最後は生徒たちが自分たちのために演じてくれた♪

そんな幸せを抱えて「ハムレッツ」の稽古場へ。
こちらもいい時間になった。
稽古終わって橋本識帆ちゃんと軽く飲んでクールダウン。
「強化週間」はこれで終了。
次回からは帰国した野田貴子さんが再度合流だ♪
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今年初のプレイバック本番は小学校で

2015-01-17 00:46:45 | 丹下一の泡盛日記

15日(木)は岡上小学校へ。
午前午後とプレイバックの授業。
今年初のプレイバック本番。
寒い。。。会場が寒い。。。
もちろん「授業」はホットに終了♪

給食。トック(韓国/朝鮮餅)を入れたお雑煮と胡麻を振りかけた五穀米にちくわの磯辺揚げ。
我が家の理想のご飯だ!
しかも美味しい!
その幸せな気持ちで午後のセッションも無事終了。

外に出ると冷たい雨がざあざあ降っている。
駅に着いた時には靴下もぐっしょり。
座席に座るのもはばかれる状態。
身体に冷えが入ってくるのがきつい。
ようやく帰宅して、お風呂沸かす間におちょこ一杯分の熱燗をぐいっと。
お汁も温めて台所でそのまま飲む。
風呂に飛び込んでようやく人心地がついた。
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岸本さん来訪

2015-01-15 21:47:06 | 丹下一の泡盛日記
14日(水)、NY在住の岸本一郎さんがお正月で帰国。横浜の我が家まで遊びにきてくれた。
連日のように誰かと会うスケジュールが組まれている中の1日をいただいた。
なので気合いを入れて晩ご飯♪
やっぱり和食だよなあ。
岸本さんとは1990年のNYチームを率いての帰国公演のお手伝いからのご縁。
NYに出かけるたびにお世話になっている。


アジをさばいて叩きにし、いわしのつみれ汁に鮭ご飯。
寒かったのでおでんにした。
大根は4時間煮込んだのだ♪
コンロが2つしかないのでぎりぎりに焦ってしまった。
修行が足りない。
日本酒を一本ぶら下げて登場した岸本さん。
若いスタッフや橋本識帆ちゃんとも盛り上がる。
7月に行くモントリオールの情報もたくさん。
大いに刺激を受けた夜になった。
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「Je suis Charlie」とは言いたくない

2015-01-14 10:26:51 | 丹下一の泡盛日記
仏の新聞社を襲ったテロ事件はフランス版911とも言われているが、その後の展開や背景も含めて「911」的様相を示し始めている。
多くの人が銃撃されて亡くなったことは本当に痛ましい。
そして、この雑誌はヘイトスピーチのような漫画を満載していた。
在仏のイスラムの人たちには法的に改善を求める動きもあったと聞いた。
それが今、「表現の自由」か「テロリスト」かの二者選択を迫られている。
その隙間からたくさんのことがこぼれ落ちている。
だからテロや暴力は絶対に許せないが、「Je suis Charlie」とも言いたくない。

日本で「良識ある多くの国民を傷つけた」などと表現者を非難する書き込みを見たが、勝手に「多くの」と決めつけるのが理解できないし「良識」などという曖昧な表現を使うのもわからない。
だが、なんとなく「みんながそう思っている」かのような印象を与えかねない危険がある。
「自分が傷ついた」と主張すべきだ。
「みんながそう思っているから」は個人の「幻想」にすぎない。
なので、この主張の根拠のあいまいさを議論しても無意味だ。

ドイツの反イスラムデモを見ていると大きく歴史の時間を巻き戻してしまったようで、背筋が凍るような気持ちになる。
この実行犯の背後にいるのは誰なのだろう。アルカイダとISISは現在競合関係にあるはずだが、双方の名前が背景に出ているのも不思議だ。
暴力による「怒り」は「自分自身」を見失わせ、権力者にとって都合のいい状態が生まれるということを忘れてはならない。
そして「集団的自衛権」を振り回して戦争に参加するということは、それが「戦闘」でなくても、同じことが日本でも起きる可能性があるということだとも思う。
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台本と格闘

2015-01-13 23:04:30 | 丹下一の泡盛日記
さくっと目覚めて家事をすませて台本に取りかかる。
いつものように朝風呂に入っているときから(余程のことがない限り睡眠時間削ってでも入るのだ)、ことばが沸いていた。
作業にかかって1時間で失速。
おかしいなあ。
もちろん戯曲ではなく「台本」。
台詞とト書きで伝わるような代物ではない。

いつだったか天女神楽の台本をぎりぎりになって書き上げて渡した。
初めて参加の照明担当は「台詞しか書いてないからなんのことやらわからん!」と。
団員たちは「?」。
全く問題なく稽古は進んだのだった♪
もう一度資料を読み込む。
なんせ台詞劇で全編上演したら4時間半はかかる大作。
自分の脳でが処理しきれない言葉の量。
その「物語」と身体で作り出す場面との関係がまだ充分に腑に落ちていないのだ。
抽出したことばと身体の場面、と「物語」とがちぐはぐになりそうで頭が混乱。
物語を再現するつもりはないのだけど、「ハムレット」には充分論理的な流れがあると思っている。
逆の印象を持つ人が多いかもしれない。
「新劇」の舞台で誤解されがちなのだけど、16世紀の台本/戯曲だ。
どちらかというと能狂言や歌舞伎、または神楽みたいなもんだと思っている。
シンプルが信条の自分には複雑すぎる話なのだけど。

ノートにさんざん絵図面を描いて心落ち着ける。
そして、なぜか、2月20日(金)のK's Gallaryのヒグマ春夫さんとのコラボの台本の第1稿が出来上がる♪
夜は稽古場へ。
橋本識帆ちゃんと2人の稽古3日目。
20日の台本使って遊んでみる。
彼女の一人の場面は「ハムレッツ」のためにつくったもの。
手応え充分。
いい場面になるだろう♪
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