泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「時間」がうねりだしている

2013-05-02 17:10:52 | 丹下一の泡盛日記
気がついたら5月になっている。
いつもよりも風が冷たいような気がする。
体調管理が大変だ。
鯉のぼりたちは元気に泳いでいる。


時間が大きくうねり出しているのを感じる。
踏み出してよかった♪
午前中、10数年ぶりの方に手紙を書く。

珍しいことに今年は「新しい旅」に縁がなさそうだ。
熊野などのいつもの「旅」は、「いつもの」なので、旅というよりも「移動」になっているのが勿体ない。
海外の予定が今年は全くないのもなんか新鮮。
(来年と再来年はあるんだもんね♪)
すると、海外の大事な友人たちから嬉しいメールが何通か。
それぞれとの再会が待ち遠しい♪
ドキュメンタリーをみていると、しばしば懐かしい場所が登場する。
思えばあちこち行ってるもんなあ。


階下のスーパーにはこういうものがないので、ウォーキングがてら隣町まで買い物に。
このザーサイは刻んで干しエビや生姜と粥にすると旨い。
無国籍的なごった煮生活は大好きだ。
(「あわ」と「さぬき」の往還が好きなのだ)
これはきっと長崎ですごした2年間の影響が強いのだろうと思う。
この頃、長崎のことが強く思い出されてしょうがない。
確かめたいことがたくさんある。
昨年、ちょこっとだけ「帰った」んだけど、あれでは足りなかったようだ。
また行きたいなあ。

明日は、これもまたものすごく久しぶりの方に教えを乞うて会いに行く。
楽しみだ!

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坪井美香さんの語り、素晴らしかった!

2013-05-02 00:15:36 | 丹下一の泡盛日記
30日(火)午後、築地の本願寺へ。

12年ぶりか。
この本堂で行われた法事以来。
そういえばあの時はバリ島から帰国して成田から直行。
島の工房でつくってもらった太鼓抱えて酒席にいた。
同じく島で入手した椰子酒を故人に供えてもらった。

この日は坪井美香さんの語りに立ち会う。
演出が笠井賢一さん。楽師に橘政愛さんと設楽瞬山さんが。
このメンツだもの。
噴火で被災した青ヶ島の人々が帰住するまでの75分の一人語り。
美香ちゃん、素晴らしかった!
今までは師匠である関弘子さんが常にその後ろに見えていたけど、この日は「坪井美香」がいた。
凛とした存在感とどっしりとした声が耳ではなくからだに響いてくる。
そして長丁場。
最初は(語り手にとって)マラソンだと思ったが、途中から、いやこれは「トライアスロンだ」と。
後半、「同業者」の自分には、何度か、ぐっと踏ん張る彼女が見えたが、大きな長い物語を最後まで集中して語りきった。
スタンディングオベーションしたかったが、いわゆる普通の「公演」ではない場だったのでがまんした。
すごいなあ、と心底感動した。

彼女とは20代で出会っている。
その舞台のためにつくった書見台を今も使っているとは知らなんだ♪


長い時間の後、2010年の笠井演出の「古事記」で初めて一緒に舞台に立った。
大国主とスセリヒメなど深く絡む場面も多く、客席のどこかで立ち会ってくれたに違いない故関弘子さんはどんなふうにご覧になっていたか。
そして、この日もきっと来ていたに違いない。
続けてベトナムのピアニストの演奏があった。
一度は生で聴いてみたいと思っていた人だったが、このエネルギーのまま戻りたくてパスした。
彼女とは、そのうちご一緒できる機会がありそうだ。
こちらもそれまできちんと修行しておかないといかん♪
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