泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

ホンモノはすごい!

2013-05-06 11:22:49 | 丹下一の泡盛日記
5日は終日劇場で「発表会」のスタッフ。
本番中に変更に次ぐ変更(-_-;;;
本来自分の仕事ではないのだけど、誰もいないのでみかねてお手伝い。

彼女たちの先生は引退したイタリア人オペラ歌手。
最後に生徒たちのたっての願いで歌うことになった。
本番中に急に決まったことなので彼は楽屋で発声練習を始めた。
階上にある楽屋のドアも閉めただろうが、そのこえは、ドアを抜け階段を下りて舞台袖までしっかりと聞こえてきた。
袖で平気でおしゃべりする生徒たちが、あわてて止めにいったくらいの聞こえ方。
そして、ステージでの彼のうたは素晴らしかった。
エネルギーが炸裂すると自分は高揚し、せつない声には涙を誘われた。
ホンモノだ。
うたっていいなあ。
こえってすごいなあ、と一気に身体がアートなエネルギーで満たされた。

アンコールの歌も予定を変更して彼がリード。
ありゃ、これは「天女神楽」のやくざなヤソカミたちが歌いながら登場する、あの歌でないの。
イタリア人のプロが歌うとここまでいくんかい、こりゃあ今年にもう一度練り直してやってみようか、と思うくらい刺激が強かった♪

前夜あまり眠っていなかった。長丁場の缶詰で肉体的には疲れているはずが、神経がぴんと立っている。
他に方法がないので酒を飲む。
飲みながらみたドキュメンタリーがまた刺激的だった。
この頃、出会うものが次々に強い刺激をくれる。
来週は「二十四節気ワークショップ」と週末には研修でのワークショップが待っている。
アイドリング充分状態だ♪
コメント
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