泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

梅ちゃん旅立つ

2012-03-30 06:05:11 | 丹下一の泡盛日記
朝早く、頭の中がぐるぐると動いて目が覚める。
「その時」が来ているのがわかる。
さくっと起きて、梅ちゃんが寝ている仕事部屋にノートをとりに入る。
この2週間、ぼんやりと考えてきたメニューが一気に吹き出して渦巻いて4日分のシートの中にさくさくと収まっていく。
ほんと、この「時」が来るまで落とし込めない。
無理して作ってもろくなものにならないことがわかっている。
めんどうなもんだ。

そして降りてきているエネルギーが消えないうちにノートを作れる環境がありがたい。
ひとしきり書きなぐり、梅ちゃん起こして朝ご飯。


彼は4時くらいまでドストエフスキー読んでた、とか。
自分の蔵書をあさりまくっている。
こっちが読んだ内容忘れてるのが恥ずかしい。。。

連れ立って稽古場へ。
彼の笛はますますさえてきている。
こうなったら極めていただきたいものだ。
最後は即興でセッション♪

楽しかったが、身体が言うことをきかない。
演出ばかりしていたもんなあ。
足ががくがく。
何よりも身体が重い。
昨年4月のパフォーマンスの時がピークだった、などと後で言われんようにしたいものだ。

10日間滞在した梅ちゃんが天女座へ移動するので「打ち上げ」。
身体が重いとか言っておきながら、野菜のてんぷら。


野菜の天ぷらと書くと、かつてお世話になった江戸前の女優さんの「野菜の天ぷら」という日本語は無い。「精進揚げ」と言いなさい、ということばを思い出す。
すみません。。。。

梅ちゃん、大いに語るべし。
一人で赤ワイン一本空けてるぞ♪
彼の悩みはようくわかる。

締めはソーメン。


梅ちゃんの彼女もかつての教え子で天女神楽にも出演してもらっている。
トリリンガルの才媛。
(北京で10年過ごした人が客席にいて「天女座の花道でいきなりネイティブのような北京語が聞こえてきて本当に驚いた」と)
なぜか電話で話す。
彼女の悩みもよくわかる。

梅ちゃんは、天女座まで鈍行・快速乗り継いで移動すると言う。
調べたら我が家の駅を6時に出ると18時に天女座に着くことがわかった。
今度自分もそれで行ってみようかな♪
長旅の梅ちゃんのために1食半を詰めたお弁当作る。


梅ちゃん、6時前に家を出て行った。
祝福された旅になりますよう。
来月半ばに天女座で合流。
一緒に伊勢神宮の舞台に立つ。
で、いつ戻ってくるんかいな♪





コメント
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