泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

歌劇座でレコーディング

2012-03-14 20:24:43 | 丹下一の泡盛日記
昨日13日(火)午後の便で金沢へ。
1年前の13日、金沢を日帰りした。
羽田へ向かう電車の中で、なにかがつかみどころがなくふわふわしたような感じで、金沢に着いてもなにか現実ではなかった。
夜羽田へ向かう便の中での「せめて機内だけでもおくつろぎくださいませ」というアナウンスや、機内からみたいつもとは全く違う夜景は今でもからだに刻み込まれている。
当時住んでいた逗子の家まで5時間半かかって帰宅する途中、万が一帰れなかったときのためにと、納豆蕎麦を食べたことまで覚えている。

そんな思い出がふつふつと蘇る中、機内に。
ひとつ隣の席が作曲の谷川賢作さんだった。
谷川さん、金沢~宮崎~南相馬とまわって再び金沢へ。
体力の限界に挑戦してるらしい。。。♪
南相馬の話などうかがいつつ一緒にバスで市内へ。
そのまま歌劇座へ直行。
実は、1年前もまさにここにいた。不思議な縁。
8月の上演が迫ってきた「ラジオスターレストラン」のTVとラジオのコマーシャル用に1曲レコーディング。
自分は曲中の台詞の部分などをちょこっとサジェッション。


収録は舞台上に子どもたちをあげて。なので、客席ではなく「立ててあるマイクに向かって歌うように」と指示が出る。
一番小さなKちゃんがマイクを見据えて一生懸命歌っていたのがかわいかった♪
その後、全員で撮った音源を聞く。
OKが出た後の残りの時間は、なんたって本番の会場にいるんだもの。稽古する。
こんな贅沢なこと初めてだ。
子どもたちも稽古場で「もっと距離がある」とか「それじゃ声届かないよ」とか「ゆっくりしゃべらないと伝わらない」などと言われていたことにちょっと実感湧いたかも。

充実した時間を終えて、そのまま打ち合わせに。
用意していただいたお弁当ぱくつきながら次々と案件をこなしていく。

メイクチームが、もうやる気満々でまだまだそんなに決めなくても大丈夫ってくらい動いてる。
ありがたい。

最後に谷川さんと二人の打ち合わせを終えたのは、もう25時過ぎ。
もちろんその頃には、村井Pが液体燃料を出して下さった♪
谷川さんにうまいこと「宿題」出されちまった。
戻ったら読書三昧だな。

そのまま犀せいのカウンターでお湯割りでてんぱった脳をクールダウン。
まあ、元が元だけにすぐにヒートアップしてしまうのだ。
ホテルに戻ってからもメモを整理。
4時前には寝た、らしい。。。

今日は10時から衣装の会議。
とりあえず風呂に入り、コーヒーとパン買い会議室に。
衣裳チームが朝までかかって見本を縫ってきてくれたりしている。
自分が金沢に来るのにあわせてみなさんが一生懸命動いて下さるのが本当にありがたい。

その後、ぽかっと時間が空く。
映画館に行ったが、あまり興味が持てず。
なじみの店でランチ。


その後、スタバに移動したら香港方面でインスピレーション。
消えないうちに、とノート出してがしがしメモ取り出す。
ああ、もどかしい。辞書ひきスペルも確かめつつ。
と、隣に座った若い女性がものすごい勢いで連れの女性に話しだす。
よほどストレス溜まってたのか。
なんだこのとぎれない音声は。。。。
たまらずヘッドフォンして音楽かけたがそれでも聞こえてくる。
苦行のような午後。



コメント
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