たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

長野電鉄屋代線の存続のために(9)

2010年03月08日 | 社会生活

「屋代線を残そう!市民の集い」


 3月3日(水)、長野市若穂支所で前にこのブログで紹介した「屋代線を残そう!市民の集い」が開催されました。
 私は、他に行事があり出席出来ませんでしたので、布目ゆきお長野市議のHPに掲載された記事を下記に紹介します。
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    「乗って残そう屋代線」を合言葉に「屋代線を残そう!市民の集い」が若穂支所で開かれ、参加してきました。
 若穂地区と松代地区の住民自治協議会の共催で催されたもので、沿線を中心に約250人の市民が集い、存続に向けた熱気を結集し、和歌山電轍貴志川線の存続運動にならって(だと思いますが)、若穂地区版の「屋代線の未来をつくる会」がスタートしました。前途多難とはいえ、これからの運動展開に期待と希望がつながります。
 須坂市のオリオン機械?・太田哲郎社長の『河東線物語』の唱に始まった集いは、国交省北陸信越運輸局の古田栄蔵・鉄道計画課長が「地域鉄道の現状と活性化・再生の事例」と題して講演し、沿線住民の乗って残す取り組みが存続のカギと訴えました。
 『信州民鉄盛り上げ隊新聞』で民鉄協「新聞コンクール」の優秀作品賞に輝いた信大付属小6年生の厚木那奈美さんが、鉄道マニアのお兄さんと一緒に存続へのアイデアを発表。スタンプラリーやキッズトレイン、イケメン武将隊、ダイエット列車、松代駅に鉄道公園をなど、柔らかい発想での存続アイデアに会場は盛り上がりました。
 沿線地区からの報告では、千曲市の屋代区長会会長が「存続に向け、新年度早々に千曲市でもシンポジウムを開催したい」と抱負を述べ、須坂市の井上区長は「地域の関心はまだまだだが、小学生のアイデアに負けず頑張りたい」と決意を述べました。
 松代住民自治協議会の芳川副会長は「協議会のもとに屋代線活性化対策委員会を設置、公募市民や学生を交えワーキンググループに取り組みたい。松代イヤーの今年、屋代線を活用した取り組みに広げたい」と報告しました。
 最後に若穂住民自治協議会の「チーム屋代線」からは「今日の集いの参加者の総意のもとに若穂地区から『屋代線の未来をつくる会』を発足させる。『つくる会』の運動を沿線に広げよう」と力強く決意を披露しました。
 また、千葉大学の夏目教授の「鉄道のもつ意義」を訴える、愛情あふれるメッセージも紹介されました。
 会場ロビーでは「懐かしの河東線写真展」も企画され、参加して皆さんが屋代線の歴史に見いっていました。
 まずは沿線住民が立ち上がること、このことが沿線3市の住民を巻き込んで力強くスタートしました。『つくる会』の今後の活動が存続のカギを握ります。
 布目ゆきお長野市議会議員のホームページ
 http://www.ne.jp/asahi/nagano/nunome/index8.htm#100303


 また、この「屋代線を残そう!市民の集い」の模様については下記の若穂地区住民自治協議会のブログにも掲載されていますのでご覧下さい。
 http://blog.goo.ne.jp/wakahojitikyo
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  この長野電鉄屋代線の存続問題については、既に国の「地域公共交通活性化・再生法」に基づく法定協議会で「総合連携計画」が策定され、今後、試行がされることになっています。
 以下に、3月4日に配信された鷲沢長野市長のメルマガから、「総合連携計画」の概要を紹介しますが、屋代線の存続のためには、この試行期間を通じ沿線住民が「乗って残す」ことを実感出来るか以外にはないと思います。
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  次に、「長野電鉄屋代線総合連携計画」に掲げた施策の概要です。
“地域みんなで支え育てることで、地域を支える持続可能な公共交通機関として再生する”という基本理念の下に、全27事業があります。
(1)日常の生活行動で抵抗なく使えるサービス水準の向上
 ア.移動時間の短縮
  ・運行頻度の増加(現有施設での増便、バスによる増便)
  ・しなの鉄道との接続改善、直通運転
  ・長野電鉄長野線との接続改善 など
 イ.アクセス利便性の向上
  ・「パーク・アンド・ライド」駐車場の整備
  ・「サイクル・アンド・ライド」駐輪場の整備
  ・昼間時のサイクルトレイン
  ・バスとの接続改善
 ウ.運賃の割高感の軽減
  ・持参人式通勤定期および年間通学定期の販売
 エ.移動可能時間帯の拡大
  ・最終便の繰り下げ
 オ.快適性・安全性の向上
  ・トイレの改良、駅周辺における夜間照明の強化
 カ.利用者ニーズに対応した継続的なサービス向上
  ・利用者モニター制度によるサービスの維持、向上 など
 キ.情報提供の充実
  ・駅および列車内の案内表示の充実、時刻表の配布
(2)屋代線を活用した人の動きの創出
 ア.観光客の沿線への誘導
  ・屋代線を利用する周遊割引切符の販売
  ・イベント列車の運行
  ・地域文化を生かした駅舎の改良やイベントの実施
  ・地域文化を反映したデザインによる車両のシンボル化
  ・自動車利用観光客向けの「パーク・アンド・ライド」と割引
  切符
  ・観光軸の形成に向けた上田、軽井沢、小布施との一体的PR
  (観光直通列車の復活) など
(3)地域が一体となった鉄道を支える仕組みづくり
  ・通常より割り引いた回数券を家庭や企業へ配布
  ・住民組織による地域ボランティア活動の促進(美化活動など)
  ・学校教育などにおける活用促進 など
 バス交通の計画に比べ、なかなか重いプロジェクトですが、屋代線の長い歴史を思い、何とか再生する方法がないかと、みんなで知恵を絞った方法論です。いろいろなアイデアが盛り込まれています
ので、よくお読みください。そして、この仕組みをどの程度利用していただけるか、試行期間が重要になるでしょう。
 各計画の詳細は、こちらをご覧ください。
・長野市地域公共交通総合連携計画:
  http://www.city.nagano.nagano.jp/pcp_portal/contents?CONTENTS_ID=19580
・長野電鉄屋代線総合連携計画(素案):
  http://www.city.nagano.nagano.jp/upload/1/kotuseisaku_nagaden-soan.pdf

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社会委員会審議

2010年03月07日 | 長野県議会

15分間の質問


 3月5日(金)の社会衛生委員会は、社会部関係の質疑を行いました。
 私は、この日の一番最後に15分間だけ質疑を行い、後残る質疑は週明けの8日に続けて行うことを表明しました。
 この日は、特別養護老人ホームの入所基準の在り方について既存の入所者の実態調査を行うことや、介護福祉事業所の経営状況や職員の処遇改善実態調査を行うことなどを求め、理事者からは、それぞれ前向きな答弁をいただきました。
 休憩時間中には、ある課長さんから「竹内議員は、ブログで質問通告して質疑を行うので、やりにくい。」との話がありましたが、私からは「いや、親切に予告しているだけです。では、8日の質疑は、違うことを質問するかも知れません。」と申し上げました。
 なお、6日(土)の信濃毎日新聞の朝刊一面には、私の質疑について「特養入所基準の県ガイドラインは見直しも検討」との見出しで、下記の記事が掲載されました。

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 特別養護老人ホームへの入所の必要度を点数化する「評価基準」が県内の施設間で大きなばらつきが出ている問題で、県の和田恭良社会部長は5日の県会社会委員会で、施設運営者に示した評価基準の県指針について「見直す必要があれば、十分に検討していきたい」と述べ、見直す考えを明らかにした。県指針には「実態に合っていない」との指摘があり、公表から8年で改定の方向となった。
 評価基準は、施設が入所の優先順位を決める際の根拠になっている。県指針は、入所希望者の要介護度など5項目を点数化。最大105点で、このうち在宅サービス利用率(利用限度額に占める利用額の割合)が50点を占める。
 これに対し、介護現場からは「在宅サービスを利用できない低所得層などにしわ寄せが行く恐れがある」との声が出ている。指針をそのまま準用せずに独自の配点をする施設も多く、施設間でばらつきが生まれている。
 委員会で竹内久幸氏(改革・緑新)は「県内で基準が大きく違っていて、分かりやすい公平な仕組みといえるのか」とただした。和田部長は「実態をよく調査したい」とし、見直しの検討に言及した。
 県長寿福祉課によると、新年度の早い段階で施設運営者や利用者から意見を聴く。介護の現状に即して必要性の高い人が優先される指針づくりに着手したい考えだ。
 現在の指針は2002年に作成。「在宅介護を頑張っている人を優先させたい」との理由から、在宅サービス利用率の配点を高くした。その後、特養の入所待機者が大幅に増加するなど、施設介護を取り巻く環境は大きく変化している。
 信濃毎日新聞の取材によると、評価基準を持つ県内7広域連合のうち4連合は、利用率の配点を下げている。近県の指針でも利用率の評価は5~20点と長野県より低く、2年ごとに見直しを検討する県もある。
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バンクバーオリンピック

2010年03月06日 | 長野県議会

バンクバーオリンピック入賞選手の知事表彰


 3月5日(金)、午後1時から本県からバンクバーオリンピックに出た選手の内、8位以上の入賞の結果を残した選手の皆さんの知事表彰が行われました。
 この情報は各議員へも県のプレスリリースとして流れましたので、出迎えの予定の12時45分の5分前に玄関前に行きましたが、既に人で一杯で近くで選手を見ることが出来ませんでした。

 この日、知事表彰のため県庁を訪れた選手は、長島圭一郎スピードスケート男子500m銀メダルリスト、小平奈緒スピードスケート女子チームパシュート銀メダルリスト、加藤条治スピードスケート男子500m銅メダリスト、小澤美夏ショートトラック女子3,000mリレー7位,酒井裕唯ショートトラック女子3,000mリレー7位等です。
 バンクバーオリンピックの感動をありがとう。
 そんな気持ちで、本県出身で入賞した選手の皆さんを出迎えたかも知れませんが、これまでこの選手の皆さんへ具体的に県として何が支援出来たのか、来年度長野オリンピック基金が枯渇し厳しい状況に直面するなで、何が本県として出来るのか考えさせられました。
 そして、今後のスポーツ振興を考えると、長野オリンピック後、本県のみならず日本のスケルトン競技の振興に尽くして来た越選手をはじめ、入賞しなかった選手の方々にも感謝する場を県として設けるとともに、今後のスポーツ振興に向けた意見交換会を行うべきではないかと考えさせられました。
 
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大型観光キャンペーン

2010年03月05日 | 長野県議会

デスティネーションキンペーン実施に向けて


 長野県では、今年10月~12月、「観光立県長野」の再興に向けて、全国規模の情報発信力、送客力を持つJRグループと連携した大型観光キャンペーンであるデスティネーションキンペーンを県、市町村、民間団体が一体となって実施します。

 そして、そのために県が負担する予算額3千万円が新年度予算案に計上されています。
 主な事業内容は、都市圏でのPR、全国JR駅掲出ポスターやパンフレットの作成、テレビCMの作成、旅行雑誌等との連携PR、各地域における特別企画の実施等々です。
 県では「観光立県長野」の再興に向けて、議会提案により観光部を設置し様々な取り組みを行っていますが、一昨年来の世界的な経済危機により観光客の入り込みは目標を下回っています。
 今回のJRと提携した大型観光キャンペーンが、県が呼びかけている「さわやかに もてなそう」県民運動など県民も巻き込んだキャンペーンとなり、一過性に終わることなく本県経済が活性化することを願います。


 この写真は、信州デスティネーションキンペーンのイメージキャラクターに選ばれた「アルクマ」です。
 「アルクマ」とは、信州へ観光に訪れた皆さんに長野県内を一日でも多く歩きまわって欲しいという、迎える側の思いを表していると思います。

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委員会がはじまりました。

2010年03月04日 | 長野県議会

一般質問が終わり、こんどは委員会の質問です。


 3月3日(水)、2月17日から開催されている2月定例県議会の一般質問が終わり、4日からは5日間の日程で各常任委員会がはじまりました。
 代表質問や一般質問で多く取り上げられた課題は、 新年度予算案、県内の景気・雇用対策、環境対策、森林整備や林業の振興策、知事の政治姿勢、浅川ダム、消防の広域化、農業振興策、地方主権化の取り組み、医療政策の推進、がん対策、信州松本空港や並行在来線などの交通問題、地上デジタル化への対応等々です。


 4日からはじまった各委員会では、議案説明が行われ5日から本格的な質疑が行われますが、私の所属する社会衛生委員会では、5日から土日をはさみ10日まで質疑と議案採決を行うことになっています。
 既に4日には、社会部の議案説明と最近の状況報告が行われ、5日から二日間の日程で質疑が行われますが、私は今のところ下記の質問項目を考えています。


○特別養護老人ホームの入所基準について
○高齢者口腔ケア推進事業での入れ歯対策について
○生活困窮者への相談体制について
○社会福祉関連外郭団体への天下りについて
○現任介護職員等研修支援事業について
○安心こども基金の活用について
○健康福祉部への組織統合後の「発達障がい者」支援策への取り組みについて
○障害者制度改革の推進体制について
○福祉に精通した職員の育成について


 皆様からの、ご意見をお寄せ下さい。

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未桜ちゃんの節句

2010年03月03日 | 社会生活

3月3日は初孫のお節句です。


 今年の2月初め長男の嫁さんの実家から、おひなさまが届きました。
 そう言えば、この3月3日は初孫「未桜」ちゃんの初節句です。
 私が都合が付かないため、当日にはお祝いが出来ないため、3月中に両家の日程を調整し、「初節句」を理由に交流を深めたいと思っています。


 ところで、私の長女の初節句の頃は、おひなさまは七段飾りとか大きいことが流行していましたが、結構、毎年ひなだんを飾るには手間を要したり、家庭での収納が大変なことから、最近はコンパクト・サイズが人気がある様です。
 我が家でも、長男の嫁さんの実家から打診があった時、以上の様な状況を説明し、とにかくコンパクトにして欲しいことをお願いしました。
 初孫のお節句について、先輩方にお聞きすると余り儀式を行っていない様です。
 でも、我が家では両家の親しい交流の場として、お祝いの会を行うことにしました。


 それにしても、初孫は可愛いですね。
 
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知事の退職金に感じる政治姿勢

2010年03月02日 | 長野県議会

一般質問3日目


 3月1日(月)は、2月定例県議会では5日間行われる一般質問の3日目でした。
 この日は8名の議員が登壇し、地方主権改革への対応、がん対策、浅川ダム、企業誘致、雇用問題、人口減少対策、高齢者対策、消防の広域化、知事の政治姿勢、中心市街地の活性化対策等々について質問が行われました。
 この日も浅川ダム反対の立場で質問した議員がおりましたが、やはり反対ありきの感情的な内容でした。
 知事の政治姿勢を取り上げた議員は、前田中知事が5千数百万円の退職金を黙って持って行ったことに比較して、現村井知事が選挙公約もしていないのに、自分が知事を行っている時は退職金を支給しない条例を提案し、今後、退職金支給を受ける知事の存在も否定せず、田中知事時代に全国で2番目に高かった退職金額を全国で33番目の3千万台に下げたる改訂を行ったことを評価しました。
 全国的に退職金を辞退した知事は7県とのことですが、村井知事以外は選挙公約に掲げて行ったことであり、現在の政治が、とかく有権者の感情に迎合しパフォーマンス(ポピリズム)の傾向にあることを考えれば、村井知事のこの姿勢は今後の政治の在り方について一石を投じており、改めて敬意を感じました。
 それにしても、私は、この質問がなければ、この経緯を忘れていました。
 質問して頂いた議員に、この日は感謝しました。

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