たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

社民党長野県連合定期大会での私の挨拶

2018年05月05日 | 社民党
 4月28日(土)は、社民党長野県連合の定期大会が開催され、県連代表として私は下記の挨拶を行いました。
 
 社会民主党長野県連合第26回定期大会を招集致しましたところ、代議員の皆様にはご出席を賜り感謝を申し上げます。
 また、ご来賓の皆様には、ご多忙な中、ご臨席を賜り心から御礼申し上げます。
 定期大会にあたり、県連合常任幹事会を代表して挨拶を致します。
 私達は昨年3月25日に開催した定期大会で、数の力を背景に「特定秘密保護法」や「戦争法」(安保関連法)、「共謀罪」(組織犯罪処罰法改正)の強行採決など暴走する安倍自公政権に対し、かってない異常事態ととらえ、衆議院選挙でも「市民と野党の統一候補」を擁立し勝利を目指すことを確認しました。
 しかし、10月に突然行われた解散総選挙では「希望の党」の「踏み絵」による結成と民進党の候補擁立見送りなどの政変により、野党共闘が分断され、改憲勢力に又しても三分の二以上の議席を与える結果となってしまいました。
 県内においては、野党共闘分断という事態の中で、これまで連携して来た市民団体や共産党等との連携を図りながら、立憲主義を貫く「市民と野党の統一候補」の擁立を模索した結果、2区では社民党公認で急遽、中川博司県連幹事長を擁立し、他の全ての選挙区でも統一候補として推薦や支援する取組を行いました。
 結果は、1区では当選を果たせたものの、他の選挙区では善戦しましたが議席獲得には到りませんでしたが、県内においては自民党の2議席を減らすことができたこと、社民党の比例票を若干でも増やすことができたことは、一つの成果であると確信しています。
 ここに、改めて急遽、立候補を決意され奮闘頂いた中川幹事長と奮闘頂いた同志の皆様に敬意と感謝を申し上げたいと思います。
 衆議院選挙の結果は、全国的には社民党は2議席を維持したものの、目標とした5議席には及ばず、比例の総得票は史上最低の94万票、1.69%に留まり、政党要件が問われる結果となってしまいました。
 衆議院選後、自民党は、いよいよ、安倍暴走政治の総仕上げとも言える明文改憲に向けた発議と国民投票を強行する準備を本格化し、整えつつあります。
 また、アメリカの言いなりに防衛費を増やしオスプレイや長距離巡航ミサイルの導入など集団的自衛権行使のための軍事大国化を進めるとともに、辺野古新基地建設を強行しています。
 さらに、裁量労働制の拡大については「労働時間等実態調査」のデータねつ造の疑いなど、法案提出を見送りましたが、「残業代ゼロ」を盛り込んだ「働き方改革関連法案」を強行採決しようとしています。
 また、また、生活保護基準の引き下げや「年金カット」などの社会保障水準の低下を進めるとともに、次々と原発再稼働を進め、国民の生活と安全を脅かす施策を推進するなど、その暴走ぶりにいとまがありません。
 こうした大企業本位やアメリカ追従の安倍政権の暴走を止め、立憲民主主義を守り、社会保障の充実お格差社会の是正など国民主権を取り戻すため、私達に今問われることは、来年の統一地方選挙や参議院選での勝利に向けた体制を早期に確立することと、これまで築いてきた市民団体や他の政党と目的を同じくした信頼関係を構築し、そして、何より党員と支援団体の皆さんが気持ちを一つにして、取組むことです。
 今の国政は、森友・加計学園への「決済文書の改ざん」「首相案件隠し」自衛隊の「日報隠し」「セクハラ問題」など、国民の安倍政権への不信が高まり、安倍首相の支持率は日に日に低下しています。
 こうした問題が起こったのは、数の力により暴走し続けてきた自公政権が招いたことであり、特に、「決済文書の改ざん」や「日報隠し」は、国の信頼を根底から壊し国民をだます行為であり、安倍政権は直ちに退陣すべきです。
 しかし、例え安倍首相が退陣しても、衆参両院において自・公などの改憲勢力が三分の二を維持していることに変わりはありません。
 私達は、改憲を阻止し、国民本位の政治を実現するため、その先を見据え、「9条改憲NO3000万人署名運動」の取組を全党員が真剣に行うとともに、これまで一緒に活動して来た「戦争に反対する1000」人委員会や市民団体との連携を深め、何としても、当面、安倍政権を終わらせるため全力を尽くしましょう。
 そして、当面の課題として、8月5日投票の知事選挙と県議補選、来年の統一地方選、参議院選挙への対応が今、求められています。
 知事選については、過去2回、我が党が擁立に係った経緯から現知事と政策協定を結び推薦し選挙戦を戦って来た経過があります。
 今後、過去に推薦するにあたり我が党と交わした政策協定の対応状況等について、党内や支援団体等の皆さんと一緒に検証を行い対応を決めることにしています。
 最後になりましたが、今年に入り上田市議選で念願であった石合氏が当選を果たし、続く伊那市議選で宮島氏が再選、中野市議選で高木氏が再選、中村氏が初当選を果たし、空白となっていた上田、中野で3名の議席増を果たしました。
 今後、来年の統一自治体選挙に向けての準備が問われますが、現在の社民党の活動を支えているのは自治体議員の役割が大きく、一人でも多くの自治体議員を生み出すための、全党的な取組を求めたいと思います。
 本大会に出席された代議員の皆さん。
 日本の将来が平和であり続けられるか岐路にある今、何としても平和憲法を守りぬくために、社民党の総力を挙げて闘い抜こうではありませんか。
 以上を申し上げ、県連合代表としての挨拶とさせていただきます。
 ともに頑張りましょう。
                  2018年 4月28日
                社民党長野県連合代表 竹内 久幸
 
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