たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

Your eyes only

2015-03-31 00:10:05 | Weblog
 まだ何も得ていない頃に、語りつくしていた理想は、まだひとつも失くしちゃいない。
 あれからかなり時間が経ったけど、俺は純真さを失わず、あらゆる面で誤魔化さずに済んでいると想っている。

 もちろん、すべてが予定どおりじゃなかったし、裏切られたことも、誰も信用できなくなったことも、投げ出したくなったことも、諦めたくなったこともたくさんあった。
 それでもあの頃よりも、ほんの少しくらいは、あの頃実際に想い描いていた自分に近づいたと思う。理論研から来た俺が、いつの間にかある程度自由に実験できるようになっていたし、英語で論文書いたり読んだり評価したりできるようになったし、圧倒的な自信を持ってあらゆる話をすることができるようになるほど思考力をつけることができた。

 あの頃は、曖昧な"達成の向こう側"を誰かの瞳に映して、一過性の笑顔を探し続けていた。
 そんな現状より、俺にとって、今は、よっぽどマシだ。今は、すべきことが何か明確にわかり、今できることができているのだから。

 それでもできるだけのことをするだけで精一杯で、遅すぎるイイワケに終始しているかもしれない。そのせいでものすごく傷つけているかもしれない。
 現実を見せないで誤魔化すのが、優しさではないと思う。だけど、現実を見せすぎることで立ちあがれないほど傷つけてしまうのなら、それも優しさではないと思うのだ。

 矛盾だらけの我儘で傷つけず、本質的により良くするのは大変に難しい。カワラナイ想いを抱き続けながら、時だけが過ぎていってしまったこの時を、補うように今できることを。

 あらゆる可能性を考慮して、絶対により良く変える。俺がいるのだから大丈夫。
 全力は尽くします、などというイイワケはしない。俺があなたを確実により良く変えてみせます。

Your eyes only EXILE


 (単に、一番好きな曲は何?、と言われたら、俺は40曲はすらすら出てきてしまいますが、そのなかで絶対一つに絞れ、と言われたら、おそらく俺はこの曲を選びます。
 一応、今日で学生生活が終わるんですが、今いるこの場所に来るための大事な日に書いたこのブログも、この曲で歌記事を書いていました。このブログは「日記」であることを公言してますので、この曲にかなりぴったりくる出来事や気持ちに、今なっている自分が、けっこう不思議です。最後のほーだけ、完全には共感しませんが、いつまでも曖昧な未来の形をみんなで楽しく追いかけられたら、と想っています。)
コメント
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