たかはしけいのにっき

理系研究者の日記。

SR(t)

2010-03-28 03:06:24 | Weblog
 はじめは、よくある物語。1人の女をめぐる、2人の男の戦い。でも、その攻防は、普通とはちょっと違っていた。

 はっきり言ったらどーだ?えー?!
 ……。でもー。うーん。

 おいおい、もっとはっきりモノを言えよ、ってくらい口下手な男が相手の1人なのだ。しかし、この口下手、ただの口下手ではない。天才的な物理学者なのだ。

 もーいい、いこーぜ。

 っと、強引に女を連れていく。そして、彼は、捨て台詞に、吐いてはいけない一言を、吐いてしまう。

 っけ、お前なんか、2の200乗でも計算してろ!!!
 …、あー、はい、待って下さい。

 まさか。。天才は紙と鉛筆を取り出し、計算し始めた。わずか、5分後、

 えーっと、1606938044258990275541962092341162602522202993782792835301376です。。次は何をすれば良いでしょうか??
 いや、うん、えー、……。

 その後、この3人が、どうなったのか、知る者はいない。。


 これは、俺が勝手に作った話ではない。実話である。この天才物理学者は、確か、量子力学創設者の1人であったと思う(誰だったか忘れちゃった。知っている人、是非、教えてください。)。当時、電卓も無い時代に、2の200乗を、わずか5分で求められるのは驚異的だったんだと思います。
 この話の教訓は、コンピュータ的になりすぎてはいけない、ということではない。こういう言いあいをすべきでない、ということでもない。この話の教訓は、『他人のフィールドに不用意に足を踏み入れてはいけない。』ということである(笑)。プロをなめてはいけない。これくらいの計算は、ふふんって、出来てしまうと覚悟しておくべきだっただろう。したら、微妙な空気にならなかったのに。

 バカと天才は紙一重だと言いますが、これは、天才に振り切っているな。うーん、最近、これくらいの賢さ(一般の人が、ぽーん、って言ってきたことに対して、完備であるくらいの賢さ)が欲しいなって思います。か、賢さゼロがイイですね。もー、中途半端な賢さが一番よく無い。っていうか、辛い。
 だから、SR(t)の関数形も求められない。「助ける」という系に対して、この関数形が必要不可欠なのですが、どーしても、その平衡点や、t依存性がわからないです。

 さて、今日は、問題で終わっておきましょう。このSとRとtは、何の頭文字だと思いますか??
コメント (2)
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