ということで、行ってきました。
テデスキ・トラックス・バンド来日公演
@TOKYO DOME CITY HALL
円熟かつ攻めのライブを、2時間たっぷり
心ゆくまで堪能したのでした。
新作「アイ・アム・ザ・ムーン」の4枚連続リリースで、
ファンの度肝を抜いたTTB。その4枚をなんとか
自分の中で反芻して臨んだ今回のライブ。
スーザン姐さんのドスの効いたボーカルと、
デレク旦那のいきなり沸点かよ、と思うぐらいのギターを軸に、
「アイ・アム・ザ・ムーン」の曲を続ける前半。
12人という大所帯のバンドでありながら、
ひとり一人に見せ場がある。
デレク旦那がメンバーと会話をするように
ギターを鳴らしていくうちに、バンドとしての一体感が増していく。
姐さん以外にも、優れたボーカリストが4人もいることに驚く。
特にマイク・マティソンは素晴らしいソングライターでもあり、
そのハスキーで力強いボーカルに痺れる。
自分が見たのは東京公演の3日目だけど、
聞くところによると、
それまでの2日間とまったくダブり曲無しの
セットリストだというから、なんともたまげてしまう。
そのため、人気曲のいくつかは聞けなかったけれど、
ライブの後半では、
「いとしのレイラ」からの「Keep on Growing」とか、
B・B・キングをカバーする姐さんの勇姿に惚れ惚れ。
旦那のギターはもちろんとんでもなく凄いけれど、
姐さんも卓越したギタリストであることは間違いない。
アンコール前の「Bound For Glory」の祝祭感と多幸感。
バンドメンバーの歌と演奏がひとつの塊となり、
そこから発せられるポジティブなエネルギーに
生きる勇気さえ与えてくれる、と思うぐらいのライブ。
毎回セットリストが変わるんだったら、
残りの東京公演とか、名古屋公演にも行くべきかもしれない。
ともあれ、いい時間を過ごすことができました。
17時開演で、終わったのが19時少し過ぎ。
自分は2階席だったけれど、アンコールのとき以外は
お客さんはみんな座っていたし、腰がダメダメなおっさんには
とても優しいライブだったことも付け加えておきます。
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