Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

姐さんはあたいとは言わない

2024年04月10日 | たまには音楽でも
ノラ・ジョーンズの新譜「ヴィジョンズ」を聞く。
じつは前作「ピック・ミー・アップ・オフ・ザ・フロア」を
聞いておらず、その前の「デイ・ブレイクス」以来というか、
ノラ姐さんの新作を聞くのは8年ぶりということになる。
あんた、あたいのファンじゃなかったっけ?
と姐さんに問いつめられたら、素直に謝りますので。
でも、とってもポップで楽しい新作でしたよ。


ノラ・ジョーンズは不思議な歌手だと思う。
一般的にはピアノを弾きながら、
ブルーノートなジャズボーカルでしっとり曲を聞かせる人、
というイメージがある。でもそれはセカンドアルバムぐらいまでで、
3作目の「フィール・ライク・ホーム」ではカントリーに舵を切り、
続く「ザ・フォール」「リトル・ブロークン・ハーツ」
ではギターの音を前面に出して、ソフトロック路線になっていく。
個人的にはこのあたりの姐さんを
好んで聞いていたりしていて、来日したらなるべく行くようになった。

そのあとの「デイ・ブレイクス」は
またジャズボーカル系に回帰するという。
どこかつかみ所のないミュージシャンというか。
それだけ音楽性が多様ということなのかな。
聞くほうは、いい意味で飽きないし、マンネリにならない。

で本作。これまでの姐さんのいろんな音楽性が
ないまぜになったアルバムになっていて、
それがすべてポジティブな印象で、聞いていて心地良いのです。

お勧めの曲は「04 Qeen Of The Sea」。

ドロドロの恋愛の呪縛から解き放たれて良かった、
という歌詞(ものすごい意訳)がうたわれるロックンロールで
カッコいいです。姐さん武道館来て頂戴。


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