Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

チンボツのゆくえ

2024年07月01日 | 日々、徒然に
あのですね。
中野でさんざん酩酊してしまったんですけど、
実は2軒目のお店で本を忘れてしまったみたいで。

平身低頭。すみませんすみませんと言いながら、
お店に本を取りに行ったと思いねえ。

地下にあるそのお店は、それはそれは
やさぐれた階段を下りたその奥にあって。
扉を開け、開店準備中のお姉さんAに聞いてみる。
「文庫本なんです」と言ったら、
「なんていう本ですか」と聞いてくるので、
「中上健次の軽蔑です」と。そしたら
お姉さんAは目を泳がせ、
厨房にいたお姉さんBを呼ぶのでした。

「ケーベツだって」「へえケーベツ」。
そんな会話のあと、「これですか?」と
お姉さんBは含み笑いをしながら持ってきてくれたのです。

さらに平身低頭で
お礼を言っておいとましたんですけどね。
お姉さんA、なぜ目が泳いでいたんですか。
お姉さんB、なぜ含み笑いで本を渡してくれたんですか。

コメント
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