桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

醜いなぁ

2014-06-21 | Weblog
ワールドカップを見ているが、そのプレーの汚さ、醜さは、実に目に余る。
今朝はホンジェラスとエクアドル戦を見たが、引っ張る、抱き付く、押し倒すなど始め、大袈裟に倒れたり、すぐに審判の判断に異議を唱えるなど、見苦しい行為の数々には呆れ果てた。片方だけではなくて両国ともに、勝ちたい手段として行おうのを見て、だから俺はサッカーが好きにはなれないのかも知れない、と思った。
きっと審判に判らないように行う反則行為が、プレーの巧みさと評され、奨励されるのだろうし、そうしなければ勝てないのかも知れないが、フェアプレーの欠片も感じない試合を見ていて興ざめした。
昔、サッカーは審判がいなくて、基本的に選手たちの自己判断と自己申告によって進められたそうだが、そんなフェアプレーの試合を見てみたいなぁ。

但木敬一だって

2014-06-21 | Weblog

従軍慰安婦問題で、あわよくば河野談話を否定しようとした「政府検証」での報告がなされた。韓国と事前に調整したとか、まあ難癖を付けたけども、結局は「河野談話は見直しせず」となった。
当然だよな。事実があったのだもの、否定出来ようはずはない。
俺は、発表したのが但木敬一だというのに驚いた。
この男、元検事総長だが、総長時代には「検察庁が正義と決めたことに対しては嘘を言っても良い」と教育して、人材を育成して来た人物だ。「起訴したらば無実の証拠を隠して良い!有罪だとして証拠に反する嘘を言う!起訴したらば無実になっても犯人と言い続ける」、今も変わらない検察を作ってきた張本人だ。そんな奴に公正な検証が行えるのだろうかねぇ。
但木敬一が法制審議会にもいて、全面可視化や全面証拠開示に反対しているが、河野談話検証の座長だとは知らなかった。
検察組織の毒に染まって人権意識が欠落し、黒も白、白も黒と言い募る欠陥人間だろうに、良くもまあ恥ずかし気もなく、あっちこっちに顔を出せるものだ、と呆れてしまう。
こんな奴の発表だと、何も信じられなくて眉唾をしたくなる俺も、かなり欠陥人間だろうけど、白を黒とは言わないだけ、但木よりはマシだと思っている。
俺は、何をしても反省しない検察官の人間的な歪みと悪辣さを知るだけに、元検事と言う看板を下げた人物が、したり顔で、あっちこっちの問題検証に参加する現実の多さにはウンザリする。
あいつら、本当に腐れ人間なんだけど、信じてるんだろうなぁ、世間の人の多くは。