桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

哀しいねぇ

2014-06-08 | Weblog
「母の死を識るや五歳児弔問の客に答える姿哀しき」「ある若き母を見送る斎場にパパと呼ぶ児の声が響ける」
また親い方に不幸があった。
まだ42歳の若い母親。
突然に失う痛みを思うと、どのような言葉も掛けられないが、昨日、自宅に伺ったらば、まだ五歳の子供が、大人と同じにお悔やみに応える姿には参った。
「突然に失い、涙を流すいとまもない」と、今日の告別式で喪主となった夫が語った言葉には、堪えていたモノが切れたなぁ。
若い人は死んじゃダメだよ。